- 未経験からWebライターを始めるために必要なこと
- 月20万を稼ぐためのロードマップ(6ステップ)
未経験でもWebライターを始められるの?本当に稼げるの?
僕自身も未経験からフリーランスに転身した現役のWebライターです。
3年目となる2022年12月には、Webライターとしての収益が月37万円を達成しました。
そこで、自分自身の経験をもとに『未経験から月20万を稼ぐロードマップ』を6つのステップで解説します。
この記事には、Webライターの仕事に必要な情報をすべて詰め込みました。
まずはブックマーク(お気に入り登録)して、焦らずにじっくりと読み進めてみてください!
ロードマップの制作者
- Webライター(4年)
- Webディレクター(1年)
- 元システムエンジニア(8年)
未経験からフリーランスのWebライターに転身。
保有資格:SEO検定1級・FP3級
2つのブログを運営しています。
ロードマップ全体の流れ
当記事では「未経験からWebライターに挑戦したい!」と考えている人が、月収20万円を稼げるようになるまでのロードマップを紹介しています。
また、紹介している内容は、すべて僕自身が実際にWebライターを経験しながら学んだノウハウです。
冒頭でも紹介したように、3年目で月37万円の収益を達成しました。
未経験から月20万を稼ぐための流れは、上記6つのステップをクリアすれば達成できます。
これから紹介するロードマップを参考にしながら、ぜひWebライターにチャレンジしてみてください。
すでに基礎知識がある人は、自分の悩みや課題にあわせて読み飛ばしてください。
Webライターの仕事を理解しよう
Webライターを目指すためには、仕事の内容を正しく理解するのが大切です。
僕自身も事前知識なしで「簡単そう」と軽い気持ちでWebライターを選んだ過去があります。
しかし、実際に経験してみて、ノウハウを学ぶにつれて、
「稼ぐためには取り組み方を真剣に考えないといけない」
と痛感しました。
どんな仕事?
Webライターとは、Webサイトに掲載する記事の執筆者です。
依頼主から指定されたテーマに沿って、おもに以下のようなWeb記事を書きます。
- 商品やサービスの紹介
- インタビュー
- コラム
- ニュース
- レポート
Webライターが記事を書く目的は「読者の疑問や悩みを文章で解決する」ためです。
読者が求める情報を「わかりやすい文章で伝えるスキル」の習得が欠かせません。
また、執筆する記事はWebサイトに掲載されるため、検索エンジンからの集客(SEO)も意識すべきポイントです。
キャリアパス
Webライターのキャリアパスには、2つの選択肢があります。
- Webライターのスキルを磨き続ける
- 他業種へステップアップする
Webライターとしてスキルを磨き続けると、高単価の案件受注につながります。
とくに、執筆以外にも対応できる範囲を増やすのが理想的です。
- 見出し構成を作成できるようになる
- SEOライティングを実践できるようになる
- 取材対応できるようになる
- 画像制作・写真提供ができるようになる
- 短納期で納品できるようになる
上記のスキルを求められる案件は、基本的に報酬単価が高い傾向にあります。
さらに、専門分野に特化したライターを目指すのも効果的です。
スキルの幅を広げると、ライバルに勝る武器を手に入れられますよ!
Webディレクターを経験して、スキルを幅広く保有するWebライターは少ないと実感しています。
Webライターとしてスキルを磨き続けると、高単価の案件受注につながります。
とくに、執筆以外にも対応できる範囲を増やすのが理想的です。
単価アップにつながる
- 見出し構成を作成できるようになる
- SEOライティングを実践できるようになる
- 取材対応できるようになる
- 画像制作・写真提供ができるようになる
- 短納期で納品できるようになる
上記のスキルを求められる案件は、基本的に報酬単価が高い傾向にあります。
さらに、専門分野に特化したライターを目指すのも効果的です。
スキルの幅を広げると、ライバルに勝る武器を手に入れられますよ!
Webディレクターを経験して、スキルを幅広く保有するWebライターは少ないと実感しています。
仕事の流れ
Webライターが記事を執筆する流れは、下記の7ステップが基本です。
- 執筆ルールを確認
- キーワードをリサーチ
- 上位サイトをリサーチ
- 見出し構成を作成
- 原稿を執筆
- 執筆後のチェック
- 納品
受注する案件次第では「5.原稿を執筆」から担当する場合もありますよ!
Webライターには「文章を書くだけの仕事」といったイメージがあります。
しかし、文章を書くスキルだけではなく、記事に必要な情報を収集・構成するスキルも必要です。
具体的な記事執筆の流れは、別記事で詳しく解説しています。
年収の相場
Webライターの年収については、以下の金額が目安です。
- 本業ライター:年収250~500万円
- 副業ライター:年収50~150万円
ちなみに、僕自身がWebライター1年目の頃は、年収が「約70万円」でした。
月収じゃなくて「年収」ですよ(笑)
1年目は自分でもビックリするほど稼げませんでした。
続けるべきかどうかに悩んで、ストレスを感じることも多々あります。
しかし、対応できる業務が少しずつ増えてくると、自然に収入も上がっていきました。
takuの場合 | 1年目 | 2年目 | 3年目 |
---|---|---|---|
執筆文字数 | 平均6,000文字程度 (3,000~15,000文字) | 平均7,500文字程度 (5,000~10,000文字) | 平均7,000文字程度 (5,000~9,000文字) |
納品数 | 週3本 | 週3本 | 週4本 |
文字単価 | 0.5~1.0円 | 0.8~1.5円 | 1.5~3.0円 |
月収換算 | 36,000~72,000円 (6000文字×3本×4週間) | 72,000~135,000円 (7500文字×3本×4週間) | 168,000~336,000円 (7000文字×4本×4週間) |
年収換算 | 432,000~864,000円 | 864,200~1,620,000円 | 2,016,000~4,032,000円 |
1年目は低単価の案件が多くて収益が伸びなかったね。
2年目以降は徐々に文字単価を上げられたので、納品数を増やさなくても収益を増やせました。
1ヶ月の執筆文字数
1ヶ月の想定報酬額
守るべきルール
Webライターの業務では、Webサイトにかかわる規則やルールの把握が重要です。
とくに、以下については、しっかりと把握しておきましょう。
- レギュレーション
- コンプライアンス
- ビジネスマナー
レギュレーション
Webライターの業務は、以下のようなクライアントが提示する条件に沿って対応します。
キーワード | 「Webライター 始め方」 |
掲載サイト | Webライター向け情報発信サイト |
文字数 | 約6000文字 |
納期 | 依頼日から7日後 |
納品方法 | Googleドキュメント |
クライアントが提示する条件は、執筆する記事のテーマ(キーワード)によって異なります。
さらに記事執筆では、クライアントが「執筆マニュアル」を用意するのが一般的です。
100ページほどに及ぶマニュアルもあれば、要点をまとめた簡易的なものまで、執筆マニュアルの内容はクライアントによりさまざまです。
一般的な執筆マニュアルには、Webライティングの基礎知識も記載されています。
Webライターの仕事は「Web媒体に適した文章」を書くのが重要なポイントです。
Web記事:Web媒体に適した文章を書く
日記:自分のエピソードを書く
小説:架空のストーリーを書く
また、インターネット上に公開されるため、検索順位への最適化(SEO)も必要不可欠です。
つまり、Webライティングは「ただ文章を書けばいい」のではありません。
Web記事を書くための文章力を身につけるためには、覚えるべきことがたくさんあると理解しておきましょう。
コンプライアンス
Webライターは、コンプライアンスを意識する必要があります。
なぜなら、執筆業務で報酬を得るからには、記事執筆のプロであるべきだからです。
- 著作権を侵害していないか
- 執筆内容が事実に反していないか
- マニュアルや規則に沿っているか
上記のようなコンプライアンスを守るべきことは「言われなくてもわかる」と感じるかもしれません。
しかし、意識していても、実践できていないWebライターがいるのも事実です。
プロとしての信用と信頼を得るためにも、コンプライアンスを順守した執筆活動も心がけましょう。
ビジネスマナー
Webライターの仕事では、ビジネスマナーを意識するのも重要です。
とはいえ、社会人としての基本的なマナーを意識すれば問題ありません。
- 誠実に対応すること
- 手を抜かない
- 悪態をつかない
- 業務を放棄しない
- 素早く対応すること
- 返信を待たせない
- 納期に遅れない
- 納期ギリギリまで悩まない
上記の内容を見て「そんなこと?」と感じる人もいるかもしれません。
しかし、いい加減な対応でクライアントに迷惑をかけてしまうWebライターがいるのも事実です。
僕自身もWebディレクターになり、目を疑うような対応に悩まされた経験が多々あります。
だからこそ、ていねいな対応を心がけるだけでも、スキルに関係なく良い印象を与えられるはずです。
個人的には納品物のクオリティよりも「対応の悪さ」のほうが、とにかく悪い印象が残りました。
知っておきたい専門用語
Webライターの業務を始めるうえで、知っておきたいライティングの専門用語があります。
とくにクライアントの使用頻度が高い用語は、事前に覚えておきましょう。
英単語やカタカナ言葉は、急に出されるとけっこう戸惑います。
SEO(Search Engine Optimization)は、Webページを検索結果に上位表示するための施策です。
日本語では「検索エンジン最適化」とも呼ばれています。
Webページを検索結果に上位表示させるには、GoogleやYahoo!などの検索エンジンに最適化した記事が必要です。
キーワードや見出し構成など、SEOを意識した執筆方法は「SEOライティング」と呼ばれています。
よくある質問
Webライターの「よくある質問」をまとめてみました。
僕自身がかかわったWebライターさんには、学業や家事との両立に苦戦している人もたくさんいました。
自分自身に当てはまる内容があれば、ぜひ参考にしてみてください。
- 未経験でも他業種からWebライターになれる?
-
Webライターは、未経験からでも始められます。
実際に僕自身が、システムエンジニアから未経験でフリーランスのWebライターに転身しました。
苦労することも当然ありましたが、実績を重ねながら業務を継続できています。
また、当ブログでは他業種から転身したWebライターさんの体験談も紹介しています。
よかったら参考にしてみてください。
教員からWebライターを目指せる?【元教員に体験談を聞いてみた】 教員からWebライターを目指すのってアリかな? Webライターの業務をしていると「元教員」の肩書きをもつ人もちらほらと見かけます。 個人的にも生徒に勉強を教えるスキ…保育士からWebライターを目指せる?【元保育士に聞いてみた】 保育士からWebライターを目指すのってアリかな? Webライターには「元保育士」の肩書きをもつ人も少なくありません。 育児や知育がテーマの執筆案件では、保育士の業務… - 大学生のアルバイトにおすすめ?
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Webライターは、大学生のアルバイトにおすすめです。
- 文章力を身につけられる
- フリーランスの働き方を体験できる
在宅ワークで好きな時間に稼げるだけでなく、Webライターの経験は大学生の将来を広げてくれます。
Webライターは大学生のアルバイトにおすすめ|経験が将来につながる この記事でわかること 大学生にWebライターがおすすめな理由 Webライターをおすすめできる人・できない人 大学生がWebライターを始める方法 大学生のアルバイトに、Web… - 高校生のアルバイトにおすすめ?
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Webライターは、高校生のアルバイトにおすすめできません。
- 想像以上に稼げない
- 仕事を受注するハードルが高い
高校生の場合は、ブログから挑戦するほうが効率的です。
【高校生だけ読んで】Webライターって稼げないよ?ガッカリするよ この記事でわかること 高校生にWebライターをおすすめできない理由 高校生がWebライターを始める方法 Webライターよりブログを始めるべき理由 高校生のバイト選びに「We… - 主婦でも家事や育児をしながら稼げる?
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Webライターは、主婦にも稼ぎやすい職種です。
僕自身がかかわったWebライターには、月15~20万円ほど稼ぐ主婦さんがいました。
家事や育児のスキマ時間に働いている人も少なくありません。
しかし、子どもの行事や急な体調不良で、納期の相談を受けることもありました。
taku時間の管理に苦労されてそうだなって印象です。
主婦のWebライターさんが頼りになりすぎるから「おすすめ」させて この記事でわかること 主婦にWebライターがおすすめな理由 Webライターと子育てを両立する工夫 主婦ライターへの依頼例(現役ディレクターが実例紹介) 子育てしながら… - ペンネームで活動してもいい?
-
Webライターの仕事は、ペンネームで活動しても問題ありません。
ただし、ペンネームでの活動には、少なからずデメリットもあります。
基本的には、本名で活動するのが理想的です。
Webライターはペンネームで活動しても良い?【問題なし】 この記事でわかること ペンネームでも問題ない理由 失敗しないペンネームの決め方 ペンネームで活動するメリット・デメリット 身元がバレると嫌だから、ペンネームで活… - Webライターの副業はバレない?
-
Webライターの副業は、基本的には勤務先にバレます。
副収入により増えた住民税が、勤務先に通知されてしまうからです。
ただし、バレるリスクを軽減するための対策は可能です。
Webライターの副業はバレない?リスクを減らす5つの対策 この記事でわかること Webライターの副業が勤務先にバレる理由 副業がバレるリスクを減らすための対策 どうしても副業に挑戦したい場合の提案 勤務先に内緒でWebライタ… - 確定申告は必要?
-
専業ライター(個人事業主)であれば、年間所得が基礎控除額(48万円)を上回る場合に必要です。
副業ライターであれば、年間所得が20万円を上回る場合に必要です。
Webライターの確定申告を6ステップで解説|初めてなら会計ソフトがおすすめ この記事でわかること 確定申告が必要かどうかの判断基準 Webライターの確定申告手順 知っておきたい基本的な知識 Webライターも確定申告すべきなの?難しそうだけど一… - Webライターって本当に稼げるの?
-
Webライターは、稼げる仕事です。
taku実際に僕自身も、3年目で月37万円の収益を稼げました。
ただし、誰でも簡単に稼げるわけではありません。
とくに、初心者はやるべきことが多いため「月5万円の壁」に苦労します。
すぐには稼げないため、挫折してしまうWebライターがいるのも事実です。
まずは、やるべきことを正しい順序で地道に取り組もう。
Webライター初心者が稼げない理由【経験者が闇に迫る】 この記事でわかること Webライター初心者が稼げない理由 NG案件・NGクライアントの例 稼げないWebライターを抜け出す方法 Webライターの報酬が想像以上に少なくてビック…
仕事するための環境を整えよう
Webライターの仕事を始めるためには、作業できる環境を事前準備する必要があります。
事前準備は難しいものではなく、最低限パソコンとメールアドレスがあれば十分です。
さらに、使用頻度が高いソフトウェアやアカウントを準備しておけば、スムーズに業務を開始できます。
アイテム
- パソコン
- メールアドレス
- セキュリティソフト
手続き
- クラウドソーシングサイトの登録
- 連絡ツールのアカウント登録
個人事業主になる場合
- 開業届の提出
- 事業用口座の開設
- 確定申告ソフトの準備
普段から使用しているパソコンがあれば、
新たに購入しなくても大丈夫ですよ!
専業でWebライターを始めたい場合には、個人事業主になる手続きや確定申告の方法なども理解しておくべきです。
僕自身も退職を機にフリーランスに転身しましたが、便利なWebサービスを活用すればスムーズに手続きできました。
事前準備すべきアイテムや手続きについては、別記事で詳しく解説しています。
ライティングに便利なWebサービス
以下のWebサービスは、ライティング業務の効率化に便利です。
また、ライティング業務での使用頻度も高い傾向にあります。
Webサービス | 主要サイト |
---|---|
文字数カウントツール | numMoji |
文章校正ツール | Enno |
コピペチェックツール | Copy Content Detector |
関連キーワード 取得ツール | ラッコキーワード |
すべて基本無料で利用できるので、使い方だけでも事前に覚えておくと便利です。
安心して始めるための心構え
Webライターを安心して始めるためには、以下のような不安要素を事前に把握しておくのも大切です。
初心者が苦戦しがちなことを把握しておく
ひどいトラブルの事例と対策を理解しておく
どのような業務にかかわらず、初心者には不安がつきものです。
未経験の業務に対応する自分を想像できず、どうしても「失敗したくない」と考えてしまいます。
しかし、基本的には誰でも何かしらの失敗を経験します。
だからこそ、先輩Webライターと同じ失敗をしないための工夫が大切です。
失敗談から対策を学ぼう!
基礎知識を勉強しよう
Webライターを始める前に、Webライティングの基礎知識を学んでおくのも重要です。
とくにWebライティングは、以下の観点に分けると効率的に学習できます。
- わかりやすい文章の書き方
- 検索順位を上げるための書き方
インターネット上に公開するWeb記事は、読者と検索エンジンの双方に向けて執筆する必要があります。
アプローチすべき観点が異なるため、段階を踏んで学習してみましょう。
わかりやすい文章の書き方
Webライターには、わかりやすい文章を書くスキル(文章力)が欠かせません。
とくにWebライティングの基礎として、下記のポイントを意識してみましょう。
- シンプルな文章
- 結論が伝わる文章
- 見やすい文章(画像や表を活用する)
読者がWebサイトを閲覧する目的は、疑問や悩みを解決するためです。
そのため、シンプルな文章で結論を伝えるのは、Webライティングで最優先すべきポイントです。
初心者が「文章を読むだけで目的を達成できる記事」が理想的!
具体的な内容は『Webライティングの初心者講座』で解説しています。
検索順位を上げるための書き方(SEO)
Webライターが書く記事には、検索結果の上位に表示するための対策(SEO)も必要です。
Webサイトに掲載する記事は、インターネットで情報検索するユーザーをターゲットとしています。
どれだけ頑張って書いた記事でも、読者のもとに届かなければ価値が生まれません。
- 読者に内容が伝わりやすい文章を書く
- 検索エンジンが評価しやすい文章を書く
Web記事を検索上位に表示するためには、検索エンジン(おもにGoogle)を意識した執筆テクニック「SEOライティング」が欠かせません。
具体的な内容は『SEOライティングの初心者講座』で解説しています。
案件を受注してみよう
Webライターを始める準備ができたら、さっそく案件を受注してみましょう。
執筆案件を受注する流れは、下記の5ステップが基本です。
- クラウドソーシングサイトに登録する
- プロフィールを作成する
- 気になる案件を探す
- 気になる案件に応募する
- テストライティングを実施する
Webライター初心者の案件探しは、一般的にクラウドソーシングサイトを活用します。
また、発注者に自分自身をアピールするため、経歴やスキルを整理しておくのも大切です。
具体的な仕事探しの流れは、以下の記事で解説しています。
【第1目標】月5万円を稼いでみよう
Webライターの業務がスタートしたら、まずは第1目標として「月5万円」を稼いでみましょう。
Webライターが月5万円の収入を稼ぐには、以下の目標達成が必要です。
文字単価1.0円で合計5万文字の記事を納品する
月5万円なんて「簡単に稼げる」と思うかもしれません。
しかし、実際にチャレンジしてみると、初心者には難しさを感じるはずです。
少なくとも僕は、月5万円を稼ぐまで苦労しました。
目標をもう少しだけ細分化すると、以下のような条件を達成すればゴールです。
1ヶ月に5万文字以上を執筆する
1ヶ月に5万文字以上の記事を執筆するには、以下の取り組みが欠かせません。
5万文字の目標は、6000〜7000文字の記事を週2本ペースで納品すれば達成できます。
まずは案件を受注して、週2本ペースで納品してみよう。
継続して案件を受注する
安定した収入を得るためには、継続的な案件の受注が欠かせません。
受注活動に慣れていない初心者であれば、契約を継続できる案件に応募してみましょう。
また、Webライター初心者の案件選びでは、以下のポイントを意識しましょう。
- 文字単価0.5~0.8円
- 複数人募集
- 得意・興味のある執筆ジャンル
理想としては「文字単価1.0円以上」の案件を狙いたいところです。
しかし、スキルや実績のない初心者は、基本的に採用されません。
まずは初心者でも狙いやすい案件で、実績の積み重ねから挑戦してみましょう。
継続案件であれば、納品数に応じて単価アップも期待できますよ。
執筆スピードを上げる
Webライターの収入アップには、執筆スピードを上げるのも重要です。
「執筆スピードが上がる=時給が上がる」と考えましょう。
- リサーチ時間を短縮する
- 執筆時間を短縮する
- 作業を効率化する
- 時間管理を徹底する
- 集中力を向上する
執筆スピードを上げるには、業務全体の効率化を意識するのがポイントです。
急いで記事を書いてしまいがちですが、ケアレスミスを増やす要因となるため注意しましょう。
執筆スピードを上げるコツは、別記事で詳しく解説しています。
文字数の多い案件を受注する(6000文字以上)
納品ペースに余裕を感じる場合は、執筆記事の文字数を増やしてみましょう。
Webライターの報酬は「文字単価」が基本となるため、執筆する文字数が増えれば収入アップにつながります。
文字数じゃなくて、執筆本数を増やすのもアリ?
意識したいポイントは、執筆本数を増やさないことです。
執筆本数を増やすのは、以下の理由から効率的ではありません。
- 執筆テーマ(キーワード)を理解する手間が増える
- 執筆内容をリサーチする手間が増える
5000文字の記事を2本執筆するよりも、1万文字の記事を1本執筆するほうがリサーチにかかる手間を減らせます。
文字数が多い記事には「大変そうなイメージ」があるかもしれません。
しかし、実際は300文字程度の見出しがいくつか増えるだけです。
納品ペースに余裕がある場合は、執筆本数ではなく文字数を増やしてみてください。
文字単価1.0円以上の案件を受注する
1ヶ月に5万文字以上を執筆できたら、文字単価1.0円以上のWebライターを目指しましょう。
たとえば、継続案件を受注している場合は、条件や交渉次第で単価アップを期待できます。
また、実績を積み重ねると、高単価な案件にもチャレンジ可能です。
文字単価アップに対して「たったの0.1円」と感じてしまうかもしれません。
しかし、たったの0.1円が、5万円を稼ぐための文字数に大きな差を生み出します。
文字単価 | 文字数 |
---|---|
1.0円 | 50,000文字 |
0.9円 | 55,556文字 (1.0円と5,556文字の差) |
0.8円 | 62,500文字 (1.0円と12,500文字の差) |
文字単価1.0円と0.8円には、12,500文字の差があるね!
効率的に収入アップを目指すためには、文字単価アップが欠かせません。
いずれにしても実績に見合ったライティングスキルを求められるため、日頃からのスキルアップも心がけましょう。
執筆業務の実績を積み重ねる
文字単価1.0円以上の案件を受注するには、執筆業務の実績や保有スキルをアピールするのが重要です。
まずは、単価にかかわらず、10~20本ほど納品してみましょう。
複数の記事を納品した実績は、以下のようなアピールに効果的です。
- クラウドソーシングサイトで10本以上の案件を納品しています!
- クラウドソーシングサイトで平均4.9以上の評価を得ています!
- クラウドソーシングサイトでプロワーカーの認定を得ています!
例)ランサーズの場合は「認定ランサー」
案件を受注する流れは、文字単価にかかわらず同じです。
しかし、高単価な案件ほど、自己PRや提案文に記載する実績・スキルが採用の大きな決め手となります。
また、高単価の案件では、IT系・金融系・医療系といった専門分野の知識を求められるケースも少なくありません。
得意なジャンルや興味のあるジャンルを伝えるのも、案件受注の重要なポイントです。
クライアントの評価を上げる
継続案件を受注している場合は、クライアントからの評価次第で文字単価アップを交渉できる可能性があります。
以下は、クライアントからの評価を上げるポイントです。
- 納品本数(または文字数)を増やす
- 添削の指摘数を減らす
- 契約期間を延ばす(途中辞退しない)
また、納品本数や指摘数を基準に、単価アップ制度を設けているクライアントも少なくありません。
単価交渉に自信がない場合は、単価アップ制度のある案件を選択するのもおすすめです。
各種制度の有無は、案件の募集要項をチェックしよう。
【最終目標】月20万円を目指してみよう
- Webライターになる
- 案件を受注する
- 月5万円の収益を達成する
上記を達成できたあなたは、もう立派なWebライターです。
新しいことを学び、初めてのことに挑戦する。実はもっとも苦労するフェーズを乗り越えました。
ここから先は、以下の取り組みが重要なフェーズです。
取り組みの実績や成果に即効性はありません。
しかし、ワンランク上のWebライターとして、活動の幅を広げられます。
直接契約の案件を受注する
クラウドソーシングサイトでの案件受注に慣れてくると、以下のような悩みを抱えることがあります。
- 文字単価に限界を感じる
- 手数料に負担を感じる
クラウドソーシングサイトでの活動に負担を感じたときは、直接契約への切り替えを検討してみましょう。
直接契約に切り替えれば、手数料の負担なく文字単価アップを実現できます。
僕自身もクラウドソーシングサイトには、文字単価1.5円の壁を感じていました。しかし、ブログを活用した直接契約に切り替えて、文字単価3.0円の案件を受注できました。
Webライターの直接契約は、以下の方法で実現できます。
- Webメディアの求人に応募する
(公式ページやSNS) - エージェントを活用する
- ブログへの直接オファー
Webメディアの公式サイトやSNSアカウントでは、ライター募集の求人を掲載することがあります。
クラウドソーシングサイトよりも応募条件のハードルが高い傾向にあるため、実績を積んでから挑戦するのがおすすめです。
また、クラウドソーシングサイトを介さないため、手数料の負担も軽減できます。
自分の書いた記事がお気に入りのWebメディアに掲載されると、
Webライターとしてのモチベーションが上がりますよ!
ブログで収益の軸を増やす
Webライターと並行してブログを運営すると、以下のメリットがあります。
- 副収入を得られる
- アウトプットの機会が増える
- 成果を実績としてアピールできる
ブログを運営すれば、グーグルアドセンスやアフィリエイトなどの副収入を得られます。
また、ブログ運営で必要となる知識やスキルは、Webライターの業務にも役立つものばかりです。
ブログの成果は「検索結果の上位表示」を目指すことから始まります。
つまり、SEOライティングを学ぶ必要があり、その知識はWebライターの業務にも活用できます。
Webライターを始めるタイミングでブログも始めるべきかな?
ブログを本格的に始めるタイミングは「Webライターとして月5万円を稼げるようになってから」でも十分です。
Webライティングの知識が乏しい状態では、ブログ運営を始めても成果につながりません。
Webライターの業務で学んだ知識をアウトプットする「練習アイテム」として活用するのも便利です。
スキルアップしながら成果・報酬も得られて一石二鳥ですよ。
Kindle出版で収益の軸を増やす
Webライターとしての実績や経験をもとに、Kindle出版に挑戦する選択肢もあります。
- 副収入を得られる
- 出版実績をアピールできる
- 電子書籍の編集スキルを理解できる
電子書籍を出版すれば、以下のロイヤリティ(印税)が得られます。
報酬の種類 | 報酬額 | おもな条件 |
---|---|---|
ロイヤリティ① | 販売価格の70% | ・販売価格が250~1250円の範囲内 ・KDPセレクトに登録 |
ロイヤリティ② | 販売価格の35% | ・ロイヤリティ①の対象外の場合 |
既読KENPC | Kindle Unlimitedで読まれたページ数×約0.5円 | ・KDPセレクトに登録 |
報酬の種類・報酬額 | おもな条件 |
---|---|
ロイヤリティ① 販売価格の70% | ・販売価格が250~1250円の範囲内 ・KDPセレクトに登録 |
ロイヤリティ② 販売価格の35% | ・ロイヤリティ①の対象外の場合 |
既読KENPC 読まれたページ数×約0.5円 (Kindle Unlimited) | ・KDPセレクトに登録 |
また、執筆案件には「電子書籍の編集経験」が求められる案件もあります。
電子書籍の執筆~出版まで経験した実績は、Webライターとしてアピールポイントとしても効果的です。
まとめ|Webライターは未経験からでも始められる
- 未経験からWebライターに挑戦したい!
- 月20万円ほどの収入を稼ぎたい!
上記のような目標を立てたときは、今回紹介した6つのステップを実践してみてください。
Webライターは、未経験でも問題なく始められます。
30歳でシステムエンジニアの仕事を辞めて、フリーランスのWebライターに挑戦した本人が言っているので間違いありません。
この記事で紹介している内容は、すべて僕自身が体験したことです。
Webライターを始めたばかりの頃は、思うように稼げず、苦しんだ時期もありました。
しかし、自宅にいながら収入を得られるようになったり、スキルアップするにつれて収益が増えたりと、うれしさや楽しさを実感できたこともたくさんあります。
Webライターの仕事は「誰でもできる」「ぜんぜん稼げない」とネガティブなイメージが先行しがちです。
しかし、本来は読者の悩みや疑問を解決できる魅力がある仕事です。
ぜひ、この記事を読んでくれたみなさんも、記事を書いて「どこかの誰かの悩みや疑問」を解決してみてください。
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