【初心者向け】推敲・校正ガイド|記事の質を高めるテクニック

記事の執筆が完了した!
さっそく公開してもいいよね!?

taku

ちょっと待って!
記事を公開する前に「推敲・校正」でミスがないことを確認しよう。

一生懸命に執筆した記事は、一刻も早く公開したくなりますよね。

しかし、公開前には、文章にミスや改善点がないかどうかをチェックすべきです。

そこで今回は「推敲・校正の手順」をテーマに、記事の品質を高めるテクニックを解説します。

まとめの見出しには、学習効果を高めるための「理解度チェック」も用意しています。

taku

焦らずにじっくりと理解を深めながら読み進めてみてください!

執筆者プロフィール

taku
  • Webライター(3年)
  • Webディレクター(1年)
  • 元システムエンジニア(8年)

システムエンジニアの激務にギブアップ。
未経験からフリーランスのWebライターに転身。2つのブログを運営しています。

目次

推敲・校正とは|記事の質を高める重要タスク

推敲・校正とは|記事の質を高める重要タスク

推敲・校正は、記事執筆の最終段階で実施する工程です。

どちらも記事の質を向上することが目的であり、ミスの発見や読みやすさの改善につながる重要な役割を担っています。

推敲と校正の違い

推敲と校正の違い

推敲と校正には、下記のような違いがあります。

推敲とは
校正とは
  • 文章の内容や表現の「改善」が目的
  • おもに「執筆者」が対応する
  • 執筆後に実施する
  • 文章の誤字脱字や文法の誤りの「修正」が目的
  • 執筆者以外の「第三者」が行うこともある
  • 推敲後に実施する

推敲は、文章全体を見直して改善する作業です。

おもに執筆者自身が、文章の読みやすさや表現方法をチェックします。

校正は、誤字脱字や文法の誤りなどを修正する作業です。

一般的には出版物のチェックに使われる言葉であり、編集者のような執筆者以外の第三者が担当します。

推敲と校正はどちらも実施すべき

推敲と校正はどちらも実施すべき

Webライティングでは、推敲と校正をどちらも実施しましょう。

推敲することは、読者に伝わりやすい文章への改善に効果的です。

そして、校正による正確な文章は、記事の信頼性を高められます。

taku

それぞれの工程でやるべきことは同じ(記事の見直し)ですが、チェックする観点が異なります。

  1. 推敲
    読みやすさを意識して記事を見直す
  2. 校正
    誤りがないかを意識して記事を見直す

「改善点はないか」「ミスがないか」の観点でダブルチェックしよう!

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3ステップでわかる推敲の手順

3ステップでわかる推敲の手順

下記の3ステップにより、効果的な推敲を実施できます。

執筆後に一定時間の間隔を空ける

執筆後に一定時間の間隔を空ける

記事の執筆が完了後、推敲するまでに一定時間の間隔を空けましょう。

なんで!?いきなり休憩するの?

推敲するまでに一定時間の間隔をあけることには、以下の重要なポイントがあります。

  • 執筆で疲れた脳や目がリラックスする
  • リフレッシュすることが見落としの発見につながる

執筆で脳や目が疲れた状態では、冷静な判断で文章をチェックできません。

修正箇所の見落としを防ぐためにも、まずは執筆で疲れた頭をリフレッシュすることが大切です。

ストレッチや散歩をするなど、休憩を兼ねて1時間程度の間隔を空けてみましょう。

読みやすさを意識して記事を音読する

読みやすさを意識して記事を音読する

疲れた頭のリフレッシュができたら、執筆した記事全体を音読してみましょう。

音読といっても声を出す必要はありませんが、実際に口を動かして読むことが重要です。

音読することの重要性
  • 目で追うだけでは見落としてしまう誤字脱字を発見できる
  • 文章の口語的な流れやリズムを確認できる
    (文章の読みやすさに影響あり)
  • 文章の流れや内容をより深く把握できる
    (文章の理解しやすさに影響あり)

Web記事の読者は、文章を目で追いながら、頭の中で音読するように文字を読んでいます。

推敲時に音読して読みにくさや理解しにくさを感じた個所は、黙読した場合でも同様の感覚があるはずです。

文字を目で追うだけでは、小さなミスを見落としてしまうこともあります。

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音読して文章の改善点を見つけよう!

記載の改善点をチェックする

記載の改善点をチェックする

音読により、以下の観点での改善点があるかどうかをチェックしましょう。

  • 読みづらさを感じる箇所はあったか
  • 文章や語句に過不足はあったか
  • 内容の伝わりにくさを感じる箇所はあったか

推敲の目的は、文章を改善すること(より良くすること)です。

音読を複数回繰り返しながら、違和感のある文章を減らしていきましょう。

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3ステップでわかる校正の手順

3ステップでわかる校正の手順

下記の3ステップにより、効果的な校正を実施できます。

誤りがないかを意識して記事を音読する

誤りがないかを意識して記事を音読する

推敲するときと同様に、校正でも誤りがないかどうかを意識しながら音読しましょう。

とくに下記の観点で、文字単位で修正すべき箇所がないかをチェックすることがポイントです。

校正するときの観点
  • 誤字脱字がないか
  • 文法の誤りがないか
  • 誤った情報を掲載していないか
  • コンテンツの入れ忘れがないか(画像や表など)

校正の目的は、文書に含まれる誤字脱字や文法の誤りを修正することです。

音読を複数回繰り返しながら、細かな記載ミスや入れ忘れを漏れなくチェックしましょう。

校正チェックツールを利用する

校正チェックツールを利用する

校正には、便利なツールを活用することも効果的です。

文字数の多い記事を手作業のみで校正すると、修正すべき箇所の見落としが発生することもあります。

構成に便利なツール
  • enno
  • Word
  • 文賢 ※有料

上記の便利なツールを活用すれば、正確かつ効率的に校正できます。

ennoの使い方
ennoの使い方

誤字脱字チェックには、無料で使える校正ツール「enno」が便利です。

下記の手順で簡単に利用できます。

  1. 画面右枠の入力エリアに執筆した文章をコピペする
  2. チェックボタンをクリックしてエラー内容を確認する

エラーがなくなるまで、修正と再チェックを繰り返します。

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ツールは万能ではないため、最後にサラッと原稿全体を読み直すと安心です。

Wordで校正する方法
Wordで校正する方法

Word(Microsoft Office)には、スペルチェックと文章校正の機能を搭載しています。

利用手順は、下記のとおりです。

  1. Wordの入力エリアに執筆した文章をコピペする
  2. 「スペルチェックと文章校正」機能を実行する
    (「校閲」タブの「文章校正」メニューにある)
  3. エラー内容を確認する
taku

文章をWordに貼り付けるときは「右クリック→テキストのみ保持」を選ぶのがおすすめです。

第三者に添削を依頼する

第三者に添削を依頼する

校正は、第三者に添削を依頼することも効果的です。

第三者に添削を依頼するメリット
  • 自分自身とは異なる観点での改善点を見つけられる
  • 修正すべき箇所の見落としを防げる
  • 第三者の知識や経験を文章に反映できる

自分自身とは異なる観点をもつ第三者に添削を依頼することは、新たな気づきや見落としがちなミスの発見に役立ちます。

また、文章を執筆するときのクセやよくあるミスを指摘してもらうことは、自分自身のライティングスキルを高める手段としても効果的です。

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表記ミスをチェックする方法|NGワードを抽出

表記ミスをチェックする方法|NGワードを抽出

Webライティングでは、下記のような表記チェックを求められることがあります。

表記チェックの一例
  • ひらがなにすべきかどうか
    例)例えば→たとえば
  • 英数字を半角にすべきかどうか
    例)Web→Web
  • 表記が統一されているかどうか
    例)”〇ヶ月”と”〇か月”が混在していないこと

表記をチェックすることには、読者に与える違和感や迷いを軽減する目的があります。

しかし、一つひとつの表記を目視で確認することは、とても手間のかかる作業です。

そこで、Wordのマクロ機能を活用した「表記ミスをチェックする処理」を作成してみました。

taku

別記事で詳細を解説しているので、ぜひ参考にしてみてください。

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今回のまとめ|理解度チェックでおさらいしよう!

今回は「推敲・校正の手順」をテーマに、記事の品質を高めるテクニックを紹介しました。

学習した内容を理解度チェックでおさらいしてみましょう。

理解度チェック(タップで開く)

空欄箇所を表示するには?
パソコン:マウスカーソルを当てる
スマホ :タップする

推敲と校正の違い
推敲とは校正とは
・文章の内容や表現の「改善」が目的
・おもに「執筆者」が対応する
執筆後に実施する
・文章の誤字脱字や文法の誤りの「修正」が目的
・執筆者以外の「第三者」が行うこともある
推敲後に実施する
  1. 推敲
    読みやすさを意識して記事を見直す
  2. 校正
    誤りがないかを意識して記事を見直す
3ステップでわかる推敲の手順
  • 執筆後に一定時間の間隔を空ける
  • 読みやすさを意識して記事を音読する
  • 記載の改善点をチェックする
3ステップでわかる校正の手順
  • 誤りがないかを意識して記事を音読する
  • 校正チェックツールを利用する
  • 第三者に添削を依頼する

一生懸命に記事を書いたあとは、一刻も早く公開したいと考えてしまいます。

しかし、苦労して書いた記事だからこそ、ちょっとしたミスで評価を下げてしまうのはもったいないことです。

taku

「執筆後の見直しするまでがWebライティング」と覚えておこう!

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