WEBライター検定3級に合格するための対策

今回のテーマは「WEBライター検定3級に合格するための対策」です。

クラウドワークスを利用するWebライターは、WEBライター検定3級に無料で挑戦できます。

しかし、いざ挑戦してみると、意外に難しくて苦戦してしまう人も少なくありません。

だからこそ、WEBライター検定3級は、スキルのアピールに効果的です。

運営者プロフィール

taku
  • 2020年:未経験からフリーランスのライターに
  • 2023年:ライター月収37万円を達成
  • 2024年:電子書籍を出版

「文章でどこかの誰かの役に立とう!」をテーマに当サイトを運営しています。SEO・取材・電子書籍など、幅広い案件に対応中。

運営者プロフィール

taku(伊藤 拓也)

  • 2020年:未経験でフリーランスのライターに
  • 2023年:ライター月収37万円を達成
  • 2024年:電子書籍を出版

「文章でどこかの誰かの役に立とう!」をテーマに当サイトを運営しています。SEO・取材・電子書籍など、幅広い案件に対応中。

目次

検定合格は「試しに受けてみる」が効果的

WEBライター検定3級に合格するためには、試しに受けてみるのがおすすめです。

3級の試験であれば、無料で何回も受けられます。

実際に試験を受けながら、まずは出題の傾向と自分自身の苦手範囲を把握しましょう。

  • 文語と口語
  • 敬語(尊敬語・謙譲語・丁寧語)
  • 修飾語と被修飾語
  • 接続詞と接続助詞
  • 能動態と受動態
  • 文章の校正
  • 著作権のルール

上記は、WEBライター検定3級のおもな出題範囲です。

試験を受けて「難しさ」を感じた問題から重点的に勉強してみましょう。

練習問題に挑戦してみよう

WEBライター検定3級に相当するレベルの練習問題を用意してみました。

事前の対策として活用してみてください。

あくまでもオリジナルの問題です。本番で同じ問題が出題されることはありません。

効率よく学習するためのコツ

WEBライター検定3級の試験対策を効率よく実践するなら、以下のポイントを意識しましょう。

上記は僕自身が試験問題を解きながら、理解度の低さを感じたポイントです。

「知ってるつもり」では解けない問題もあったので、正しい使い方を学習しておく必要があります。

文語と口語

Webライティングでは、文語と口語の正しい使い分けが必要です。

文語:テキストに適した言葉づかい

口語:会話に適した言葉づかい

ビジネス文章では、基本的に文語を使用します。

ただし、安易に「口語はNG」と判断すべきではありません。

情報発信する媒体(Webサイトやブログなど)によって使い分けられているので注意しましょう。

文語口語
どちらどっち
しかし/だがでも/だけど
おそらくたぶん
まったくぜんぜん
きちんとちゃんと
食べられる食べれる
※「ら」抜き言葉
食べている食べてる
※「い」抜き言葉
文語と口語の一例

敬語(尊敬語、謙譲語、丁寧語)

敬語の正しい使い方は、意外に多くの人が苦戦します。

尊敬語(そんけいご)

相手に敬意を表す表現。
基本的には「相手の行動」に対して使う。

謙譲語(けんじょうご)

自分の立場を下げることで、相手を立てる表現。
基本的には「自分の行動」に対して使う。

丁寧語(ていねいご)

相手にかかわらず、言葉づかいをていねいにするときの表現。
基本的には「です・ます・ございます」を語尾に付ける。

言葉(行動)の対象が「自分かどうか」によって判断すると、敬語をスムーズに使い分けられます。

「おっしゃった」のは相手なので尊敬語。
「いただいた」のは自分なので謙譲語。

基本形尊敬語謙譲語丁寧語
するなさる
される
いたすします
言うおっしゃる申す言います
見るご覧になる拝読する見ます
行くいらっしゃる
おいでになる
うかがう
参る
行きます
食べる召し上がる
おあがりになる
いただく
頂戴する
食べます
敬語の使用例
基本形尊敬語謙譲語丁寧語
するなさる
される
いたすします
言うおっしゃる申す言います
見るご覧になる拝読する見ます
行くいらっしゃる
おいでになる
うかがう
参る
行きます
食べる召し上がる
おあがりになる
いただく
頂戴する
食べます
敬語の使用例

修飾語と被修飾語

修飾語の使い方を誤ると、文章の意味が正確に伝わりません。

修飾語は「要素を詳しく説明するため」に用いる文節です。

悪い文章例

両親は一生懸命に勉強する私をサポートしてくれた。

上記の文章では「一生懸命に」が修飾語です。

しかし、修飾語に対する被修飾語が不明確なため、読者が混乱する可能性もあります。

一生懸命に「勉強する私」が被修飾語?

一生懸命に「サポートしてくれた」が被修飾語?

このような文章を解決するには、修飾語と被修飾語を近くに置く(連続させる)必要があります。

「勉強する私」が被修飾語の場合

一生懸命に勉強する私を、両親はサポートしてくれた。

「サポートしてくれた」が被修飾語の場合

両親は、勉強する私を一生懸命にサポートしてくれた。

接続詞と接続助詞

文章のつながり(関係性)をわかりやすくするためには、接続詞や接続助詞の活用がポイントです。

【原文】ライティング検定を受けた。結果は不合格だった。

「接続詞」を使う場合

ライティング検定を受けた。しかし、結果は不合格だった。

「接続助詞」を使う場合

ライティング検定を受けたが、結果は不合格だった。

接続詞や接続助詞を活用すると文章に抑揚が生まれ、読むときの単調なリズムを軽減できます。

分類接続詞使用例
順接そのため
だから
すると
検定に合格したい。
だから、勉強した。
逆接しかし
だが
ところが
検定を受けた。
しかし、不合格だった。
並列また
かつ
それから
検定に合格できた。
また、スキルアップもできた。
説明つまり
すなわち
ようするに
検定にわからない問題があった。
つまり、勉強が足りなかった。
転換ところで
さて
それでは
検定に合格したい。
ところで、どれくらい勉強すれば
いいのだろうか。
接続詞の一覧と使用例
分類接続詞使用例
順接そのため
だから
すると
検定に合格したい。だから、勉強した。
逆接しかし
だが
ところが
検定を受けた。しかし、不合格だった。
並列また
かつ
それから
検定に合格できた。また、スキルアップもできた。
説明つまり
すなわち
ようするに
検定にわからない問題があった。つまり、勉強が足りなかった。
転換ところで
さて
それでは
検定に合格したい。ところで、どれくらい勉強すればいいのだろうか。
接続詞の一覧と使用例
分類接続助詞使用例
仮定の順接~ば
~と
勉強すれば、合格できる。
確定の順接~ので
~から
~て
勉強したので、合格できそう。
仮定の逆接~ても(でも)
~ところで
勉強しても、合格できないかもしれない。
確定の逆接~が
~けれど
勉強したが、合格できなかった。
並列~たり(だり)動画を見たり、本を読んだりした。
例示~たり(だり)講義動画で、検定対策を学んだりした。
単純な接続~が
~けれど
講義動画で学んだようですが、
成果はありましたでしょうか?
代表的な接続助詞と使用例
分類接続助詞使用例
仮定の
順接
~ば
~と
勉強すれば、合格できる。
確定の
順接
~ので
~から
~て
勉強したので、合格できそう。
仮定の
逆接
~ても
(でも)
~ところで
勉強しても、合格できないかもしれない。
確定の
逆接
~が
~けれど
勉強したが、合格できなかった。
並列~たり
(だり)
動画を見たり、本を読んだりした。
例示~たり
(だり)
講義動画で、検定対策を学んだりした。
単純な
接続
~が
~けれど
講義動画で学んだようですが、成果はありましたでしょうか?
代表的な接続助詞と使用例

能動態と受動態

文章は、基本的に能動態で書きます。

受け身な印象を与える受動態では、どことなく「他人事」のような表現となってしまうからです。

能動態とは

動詞に対して、主語が主体となる文法表現。

例)私は、学級委員に立候補した。

立候補したのは、主体である「私」。
「~は、~する(した)」が基本形。

受動態とは

動詞に対して、主語が主体とならない文法表現。

例)私が、学級委員に立候補された。

立候補したのは、文章に登場しない「誰か」。
「~は、~された」が基本形。

ただし、動作の主体が2つある場合は「能動態+受動態」の文章を書きます。

「能動態+受動態」の例文

ログインボタンをクリックすると、メニュー画面が表示されます。

人の動作は能動態:クリック”する”
もの(画面)の動作は受動態:表示”される”

合格に近づくためのポイント

WEBライター検定3級に挑戦する前に、合格に近づくためのポイントを把握しておきましょう。

  • 問題文をじっくりと読もう
  • 著作権のルールを理解しておこう

無料で受けられる検定なので、難易度は低そうなイメージがあります。

しかし、実際に受験してみると、対策なしで合格できるほど簡単な内容ではありませんでした。

問題文をじっくりと読もう

WEBライター検定3級は、試験時間の制限がありません。

焦らずに問題文をじっくりと読みましょう。

また、問題文には、少し意地悪な「ひっかけ要素」も含まれています。

~に”適切な回答”を選んでください。
~に”適切ではない回答”を選んでください。

試験結果の点数や合格基準は公開されません。

イージーミスによる取りこぼしがないように、100点を狙うつもりで自信のある回答を選択しましょう。

著作権のルールを理解しておこう

WEBライター検定3級では、著作権のルールに関する問題も出題されます。

最低限、以下の「知識とルール」を覚えておきましょう。

覚えておきたい「著作権」のルール
  • 著作権は文化的な創作物を保護する権利
  • 著作者は著作物を創作した人
  • 著作権は著作物を創作すると自動的に発生
    (権利を得るための手続きは不要)
  • 原則として著作者の死後70年まで保護される
覚えておきたい「引用」のルール

引用する場合は、以下の条件を満たすこと。

  1. 公表された著作物であること
  2. 引用した文章であると明確に区別できること
  3. 引用はあくまでも補足として扱うこと
  4. 引用元(出典)を明示すること
  5. 著作者の意思に反して改変しないこと

著作権の正しい取り扱いは、Webライターとして理解すべき知識です。

Webサイトの文章は、もれなく制作者の権利が保護されています。

安易にコピー&ペーストすると「著作権侵害」となるため注意!

「著作権」は、著作権法という法律で保護されています。文化的な創作物とは、文芸、学術、美術、音楽などのジャンルに入り、人間の思想、感情を創作的に表現したもののことで、著作物といいます。また、それを創作した人が著作者です。

産業財産権(工業所有権)等は、登録しなければ権利が発生しません。これに対して著作権は、権利を得るための手続きを何ら必要としません。著作物を創作した時点で自動的に権利が発生(無方式主義)し、以後、原則として著作者の死後70年まで保護されます。

著作権って何? | 著作権Q&A | 公益社団法人著作権情報センター CRIC

(引用)
第三十二条 公表された著作物は、引用して利用することができる。この場合において、その引用は、公正な慣行に合致するものであり、かつ、報道、批評、研究その他の引用の目的上正当な範囲内で行なわれるものでなければならない。

2 国若しくは地方公共団体の機関、独立行政法人又は地方独立行政法人が一般に周知させることを目的として作成し、その著作の名義の下に公表する広報資料、調査統計資料、報告書その他これらに類する著作物は、説明の材料として新聞紙、雑誌その他の刊行物に転載することができる。ただし、これを禁止する旨の表示がある場合は、この限りでない。

著作権法 | 国内法令 | 著作権データベース | 公益社団法人著作権情報センター CRIC

WEBライター検定3級に挑戦すべき理由

WEBライター検定3級は、初心者ほど挑戦するメリットが得られます。

挑戦するメリット
  • クライアントからの信頼度が高まる
  • Webライティングのスキルアップにつながる
  • 無料で受験できる

無料で気軽に受験できるので、挑戦しながら基礎知識を習得できて一石二鳥です。

簡単すぎず難しすぎない「ちょうどよい難易度」なので、合格を目指せばモチベーションもアップしますよ。

クライアントからの信頼度が高まる

WEBライター検定は、クラウドワークスにて受験できるライティングテストです。

そのため、検定に合格した実績は、クラウドワークスの「保有スキル」に掲載されます。

WEBライター検定3級の合格率は「5%以下」です。

簡単には合格できないからこそ、クライアントへの信頼につながるスキルとしてアピールできます。

証明書は発行されないので、合格画面のスクショを残しておきましょう。

Webライティングのスキルアップにつながる

WEBライター検定3級の出題範囲は、Webライターとして習得すべき基礎知識に該当します。

  • 文語と口語
  • 敬語(尊敬語・謙譲語・丁寧語)
  • 修飾語と被修飾語
  • 接続詞と接続助詞
  • 能動態と受動態
  • 文章の校正
  • 著作権のルール

独学や参考書で学ぶのも悪くはないのですが、アウトプットする機会がないとすぐに忘れてしまいます。

試験問題に挑戦すればアウトプットできるので、学んだ知識の定着にも効果的です。

僕自身も検定を受けたことで、正しく理解できていない知識が多々あることに気づきました。

無料で受験できる

WEBライター検定3級は、無料で受験できます。

一般的なセミナーや資格試験を受けるには、基本的に数千~数万円が必要です。

無料のWEBライター検定3級であれば、これから稼ぎたい初心者でも気軽にチャレンジできます。

また、不合格の場合は、試験から14日後に再受験が可能です。

実際にWEBライター検定3級を受けてみた

WEBライター検定3級を実際に受けてみた結果、3回目の受験で合格できました。

受けてみた感想としては「想像していたより難しかった」です。

STEP
1回目の挑戦

とくに対策することなく受験した結果、撃沈する。

想像していたより難しさを感じ、問題の半分くらいは回答に悩んだ。

Webライター歴もあったので、正直「楽勝」だと思ってた。

STEP
2回目の挑戦

1回目の反省を活かして、以下の対策をしてから望んだ。

  • 講義動画を視聴した
  • 講義動画の練習問題を解いてみた
  • 時間に余裕をもって問題をしっかり読んだ

(2024年9月追記)
現在は講義動画を利用できません。

結果は不合格。

けっこう自信があったのでショックを受ける。

STEP
3回目の挑戦(合格!)

2回目の結果を活かし、苦手意識のある個所を重点的に復習してみた。

  • 講義動画を再度見直し
  • 敬語の使い方に自信がなかったのでよくある例文を調査した
  • 普段から活用している参考書を読んだ

結果は合格!

苦労した分だけ喜びも大きかったです。

まとめ|WEBライター検定3級に挑戦してみよう!

今回は「WEBライター検定3級に合格するための対策」をテーマに、以下のコンテンツを解説しました。

WEBライター検定3級に合格するための近道は、実際に試験を受けてみることです。

試験問題の傾向と自分自身の理解度を把握すれば、Webライター初心者でも問題なく合格できます。

クラウドワークスのアカウントがあれば、WEBライター検定3級に無料で挑戦可能です。

初心者だからこそ得られるメリットもあるので、当記事を参考に合格を目指してみてください!

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