旅をしながら記事執筆する仕事があるの?
旅行することが仕事になるなんて、旅好きにはうらましく感じてしまいますよね。
とはいえ、興味はあるけど「自分にもできる?どんな仕事内容?」と疑問に思ってしまうかもしれません。
僕自身も旅行サイトに応募して記事執筆した経験があります。
そこで今回は、自分自身の経験をもとに「トラベルライターになるための方法・旅行サイト」を解説します。
執筆者プロフィール
- Webライター(4年)
- Webディレクター(1年)
- 元システムエンジニア(9年)
未経験からフリーランスのWebライターに転身。
保有資格:SEO検定1級・FP3級
2つのブログを運営しています。
トラベルライターとは|どんな記事を書く?
トラベルライターは、旅行に関連する情報や体験談を文章で伝える専門家です。
シンプルに言うと「旅行」をテーマに、記事を執筆するWebライターです。
観光スポットの紹介やレビュー
トラベルライターのメイン業務は、観光スポットの紹介やレビュー記事の執筆です。
観光地に足を運んだりリサーチしたり、これから観光を計画している読者に向けて情報を発信します。
トラベルライターの重要な役割は、旅の魅力を伝えることです。
文章だけでなく美しい写真を添えることで、読者の興味を引くコンテンツを提供できます。
快適に旅行するためのノウハウ解説
トラベルライターは、旅行に役立つノウハウの解説記事を執筆することもあります。
- 観光スポットへのアクセス方法
- チケットの買い方や割引方法
- 旅行の必需品やトラブルを防ぐコツ
旅行を計画する読者にとって「観光スポットにたどり着くまでの過程」も重要な情報です。
読者の不安を解消するためにも「ノウハウ記事」は重宝されています。
また、トラベルライターは、正確な情報提供を心がけることも重要です。
現地の交通情報や文化などを自分自身で調査し、信頼性のある情報を届けることが求められます。
トラベルライターになるには?
トラベルライターになるには、おもに2パターンの選択肢があります。
旅行サイトに応募する
トラベルライターになるには、旅行サイトの「ライター募集」に応募するのが一般的です。
以降の見出し「トラベルライターを募集している旅行サイト5選」で紹介するような旅行サイトにて募集しています。
いずれの旅行サイトも、以下のような応募条件があるため注意が必要です。
- 旅行経験がある人
- 旅行者に役立つ情報を発信したい人
- 連絡のやり取りに素早く対応できる人
- パソコンの操作に慣れている人
応募条件とのミスマッチを感じてしまう人は、クラウドソーシングサイトを活用するのも便利です。
クラウドソーシングサイトで探す
クラウドソーシングサイトでは、旅行サイトの運営企業がWebライターを募集することもあります。
ライティングのカテゴリから「旅行」のキーワードで検索すると、トラベルライター向けの案件を見つけられます。
初心者向けの案件も見つけやすいため、これからWebライターに挑戦したい人にもおすすめです。
クラウドソーシングサイトへの登録方法は、以下の記事で詳しく解説しています。
用意しておきたい5つのアイテム
トラベルライターを目指すなら、上記のアイテムを用意しておくと便利です。
日頃から使用しているものがあれば、新たに買いなおす必要はありませんよ!
ノートパソコン
Web記事を執筆するトラベルライターには、ノートパソコンが必須アイテムです。
とくに観光スポットを訪問する機会も多いため、持ち運びしやすい薄型・軽量なモデルを選びましょう。
場所を選ばずに仕事できることは、トラベルライターの大きなメリットです。
タブレットとしても使える「Surface」がおすすめ
僕はカバンに入れて持ち運びやすいSurfaceを使用しています。
デジタルカメラ
トラベルライターは、デジタルカメラも用意しておくと便利です。
また、旅行記事の制作では、観光スポットの写真提供を求められることもあります。
現地で撮影した写真を提供すれば、報酬アップにつながる場合もあります。
必須ではありませんが、ぜひ用意しておきましょう。
観光地では撮影許可を事前に確認しておきましょう。
トラベルライターのカメラ選びには、フィルムカメラがおすすめです。
フィルムカメラは、撮影したその場で写真を現像できます。
現像した写真にはメモを直接記入できるので、現地のホットな情報を忘れずに残せます。
写真は記事制作でも使用するので「データ保存」にも対応しているモデルを選びましょう。
ボイスレコーダー
ボイスレコーダーがあれば、旅行先の情報を素早く記録できます。
観光スポットでパソコンを開くのは手間がかかるので、音声データを録音するのが便利です。
また、トラベルライターの仕事には、現地での聞き込みや取材を伴う場合もあります。
録音したデータを活用すれば、わざわざ取材中にメモを取らなくても取材内容の振り返りが可能です。
音声を録音する場合も取材相手の許可を確認しましょう。
コンパクトなボイスレコーダーなら持ち運びに便利
バックパック
旅行の定番アイテムでもあるバックパックは、トラベルライターにも欠かせないアイテムです。
- 移動中の負担を軽減できる
- 豊富な収納力を備えている
- 防水加工なら機材を保護できる
バックパックなら両手を自由に使えるので、メモ取りや写真撮影などのタスクをスムーズにこなせます。
また、豊富な収納力を備えているため、パソコンやカメラなどを快適に収納可能です。
機動力と収納力を兼ね備えたバックパックなら、旅行中の快適さと仕事の効率化を両立できます。
軽量・防水のバックパックを活用しよう!
スマホ用ミニ三脚
スマホをカメラ代わりに活用したい人には、スマホ用ミニ三脚もおすすめです。
三脚でスマホを固定すれば、定点カメラのように動画を撮影できます。
また、三脚をつかんで持ち歩けば、簡易的な自撮り棒のように活用できて便利です。
ミニタイプの製品を選べば、カバンにも収納しやすいですよ。
ミニ三脚ならコンパクトに収納できる
習得しておきたい5つのスキル
トラベルライターとして活躍するなら、上記のスキルを習得しておくべきです。
活動をとおして徐々にスキルアップすれば大丈夫なので、まずはスキルの概要だけ理解しておきましょう。
Webライティングスキル
Webライティングは、ジャンルにかかわらずライターの必須スキルです。
まずは、基本的な文章力を学習しておきましょう。
観光スポットの魅力を伝えるためには、わかりやすい文章や感情を動かす文章の書き方を知っておくのも効果的です。
当ブログでは、Webライティング初心者向けの無料講座を学べますよ!
写真撮影スキル
写真撮影を伴う記事制作では、撮影スキルも欠かせません。
構図やアングルを少し工夫するだけで、写真の見え方は劇的に変化します。
一眼レフを使いこなすような、難しい設定を覚える必要はありません。
まずは旅行サイトの記事を参考にしながら、写真の構図やアングルをマネしてみましょう。
情報収集スキル
トラベルライターには、観光スポットの情報を正確にリサーチするスキルも欠かせません。
現地で得た情報だけでは、記事のコンテンツが不足することもあります。
そのような場合には、Webサイトや問い合わせによる情報収集も重要です。
読者はWeb記事を頼りに観光地へ向かうため、最新の情報を正確に伝える必要があります。
情報収集するときは、出典不明の個人ブログではなく「公式サイト」から引用するのが基本です!
取材スキル
質の高いコンテンツを提供するため、現地での取材や聞き込みを対応することもあります。
有識者や専門家への取材は、現地の文化やローカルの視点などを深堀りできるのが魅力です。
取材で得られた情報は、読者に信頼性のあるコンテンツを提供する基盤となります。
間違った情報や誤解を招く情報を避けるためにも、取材相手との人間関係の構築や事実確認のスキルが必要です。
取材のコツは、別記事でも詳しく解説しています。
旅行サイトの雰囲気をつかむスキル
旅行サイトで活動するトラベルライターには、記事の雰囲気をつかむスキルも必要です。
旅行サイトにより書き方のテイストが異なるため、応募する前にチェックしておきましょう。
また、観光スポットや現地の文化を紹介するため、旅行の楽しさが伝わるような表現力も大切です。
読者に旅行の魅力や雰囲気を想像させるためには、現地の様子や当時の感情も細部まで伝えることを心がけましょう。
「好きなことを伝えたい」といった熱意を読者に伝えるのが大切です。
トラベルライターを募集している旅行サイト5選
トラベルライターを募集している5つの旅行サイトをピックアップしました。
ピックアップしたサイトでは「ライター募集」ページにて、トラベルライターを募集しています。
まずは、サイト内の記事や掲載写真を参考にしながら、気になるサイトを探してみましょう。
トリップノート
- 国内外問わず好きなスポットの記事を書ける
- ライター未経験でも応募できる
- ライターのプロフィールを公開できる
- 従量報酬制で記事が読まれるほど報酬アップ
トリップノートは、全国180エリアの旅行記事や旅フォトを紹介するWebサイトです。
国内外問わず記事が豊富で、サイトの利用者も9万人を超えています。
下記ページでは、実際に訪問・体験したスポットについて、記事を書くトラベルライターを募集しています。
- 募集フォームに必要事項を記入
- 編集部にて選考(結果は合否を問わず通知)
- 記事執筆ならびに入稿テスト
- Skype面接(15〜20分程度・ビデオ通話で実施)
- 内定後、プロフィール設定
- 記事執筆開始
- 募集フォームに必要事項を記入
- 編集部にて選考(結果は合否を問わず通知)
- 記事執筆ならびに入稿テスト
- Skype面接(15〜20分程度・ビデオ通話で実施)
- 内定後、プロフィール設定
- 記事執筆開始
トラベルjp
- 旅行関連企業とのタイアップ取材のチャンスあり
- webライティングに関する情報共有やセミナー参加あり
- ライターのプロフィールを公開できる
- 従量報酬制で記事が読まれるほど報酬アップ
トラベルjpは、約500人の旅行ナビゲーターが現地取材の情報を発信するWebサイトです。
実際に訪問した旅行先としておすすめしたいスポットや宿泊施設に関する「旅行ガイド」を寄稿できます。
下記ページでは、実際に訪問・体験したスポットを紹介する旅の専門家(ナビゲーター)を募集しています。
- 募集ページにて応募
- 書類・課題選考(写真3~15枚・1500文字前後)
- 担当部署によるSkypeビデオ通話面接(約1時間)
- 内定(ナビゲーター登録通知・プロフィール設定)
- 契約完了・記事制作開始
- 募集ページにて応募
- 書類・課題選考(写真3~15枚・1500文字前後)
- 担当部署によるSkypeビデオ通話面接(約1時間)
- 内定(ナビゲーター登録通知・プロフィール設定)
- 契約完了・記事制作開始
地球の歩き方
- 自分の住んでいる都市について情報発信できる
- 地球の歩き方「特派員」として活動できる(業務委託契約)
- ライターのプロフィールを公開できる
地球の歩き方『特派員ブログ』は、国内外の観光エリア・スポットなどの最新情報を提供するWebサイトです。
旅行ガイドブック「地球の歩き方シリーズ」が有名ですよ。
下記ページでは、旅行経験の豊富な人や海外在住者を対象に、国内外の観光スポットを紹介するトラベルライター(特派員)を募集しています。
- 募集ページにて応募
- 書類選考
- 課題制作
- トラベルライター認定
- 投稿開始
- 募集ページにて応募
- 書類選考
- 課題制作
- トラベルライター認定
- 投稿開始
itta(イッタ)
- スポット・グルメ・ハウツーなどの複数分野で執筆できる
- ライターのプロフィールを公開できる
- 従量報酬制で記事が読まれるほど報酬アップ
itta(イッタ)は、旅好きライターが実際に「行った!」場所を紹介する旅行メディアです。
200名以上のトラベルライターが、思わず誰かを旅行に誘いたくなる情報を紹介しています。
下記ページでは、旅の実体験をもとに記事執筆できるトラベルライターを募集しています。
- ライター応募フォームにて必要事項を記入
- 編集部にて審査
- 合否の連絡
- ライター登録
- 投稿開始
- ライター応募フォームにて必要事項を記入
- 編集部にて審査
- 合否の連絡
- ライター登録
- 投稿開始
島日より、旅日より
- 島旅の魅力に特化した情報ポータルサイト
- 離島の振興に貢献できる
- ライター未経験者・社会人・学生問わず応募できる(審査あり)
島日より、旅日よりは、日本の離島を旅する旅行者のための島旅情報ポータルサイトです。
島への行き方や体験できるアクティビティなど、日本にある離島への観光に役立つ情報を掲載しています。
下記ページでは、島旅の魅力を伝えるトラベルライターを募集しています。
- ライター応募フォームにて必要事項を記入
- 合否の連絡
- ライター登録・投稿開始
- ライター応募フォームにて必要事項を記入
- 合否の連絡
- ライター登録・投稿開始
トラベルライターに大切なこと|体験談を交えて紹介
トラベルライターには、意識しておきたい4つのポイントがあります。
いずれも僕自身が、旅行サイトに携わった経験から感じたことです。
目的は読者を後押しすること
トラベルライターのおもなテーマは「観光スポットの紹介記事を書くこと」です。
しかし、観光スポットを紹介するだけでは、記事に価値が生まれないことを知りました。
トラベルライターが記事を書く目的は、読者に「旅行したい!」と思ってもらうためです。
そのためには、観光スポットに
- なぜ行くべきなのか
- どんな嬉しい体験が待っているのか
- 何をすれば最高に楽しめるか
といった内容で「読者の行動を後押しする」のが大切だと認識しておきましょう。
失敗談にも価値がある
トラベルライターは、実際に訪れた観光スポットの体験談をもとに記事を書きます。
とくに失敗談から得られる情報には、大きな価値があることを覚えておきましょう。
嫌な思い出をつくらないためにも、旅行中は誰でも失敗したくないはずです。
しかし、失敗は予期せぬ事態から起こってしまいます。
自身の失敗談を参考例として対策を紹介できれば、読者が失敗を防ぐきっかけとなるはずです。
ささいな失敗が旅を台無しにすることもあります。だからこそ、失敗談から得られる対策は重要です。
安定した収益を稼ぐのは難しい
個人的な感想ではありますが、トラベルライターの報酬だけで安定した収益を得るのは困難だと感じました。
- 頻繁に旅行しないと記事を量産できない
- 報酬単価が比較的安い
- 旅行にかかわる費用は自己負担
トラベルライター1本で活動するのは現実的ではありません。
一般的なWebライターとして活動しながら、トラベルライターの業務も兼任するのが理想的です。
旅行サイトに記事を寄稿すれば、ライターのプロフィールを公開できます。
情報発信のツールとしても上手く活用してみましょう。
企画や取材が必要なこともある
トラベルライターの役割は、記事を書くことに加えて「企画・取材」が必要となる場合もあります。
- 観光スポットにあわせた見出し構成を考える
- 現地担当者の取材内容をもとに記事を書く
とくに旅行サイトは競合が多いことから、オリジナルな情報を重要視する傾向にあります。
独自性のある記事を書くためには、企画や取材によるオリジナルコンテンツが重要です。
また、コミュニケーション能力が求められることも認識しておきましょう。
トラベルライターになる前に|よくある質問を紹介
ここからは、トラベルライターの「よくある質問」を紹介します。
「本当になれるのかな?」と不安を感じる人に向けた質問をピックアップしてみました。
トラベルライターになって旅の思い出を発信しよう!
トラベルライターは、好きなことが仕事になるやりがいを感じられます。
- 旅の経験が読者の役に立つ
- 情報発信で観光地の振興に貢献できる
- 観光スポットの調査が新たな発見や興味につながる
旅好きとして、旅行サイトを楽しむ立場から「楽しませる立場」に携われます。
また、ライターの執筆業務を経験することで、情報発信するノウハウも身につけられます。
旅の思い出をWebサイトや情報誌で発信したい人は、ぜひトラベルライターに挑戦してみてください。
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