WEBライター検定3級に合格したい!
クラウドワークスで活動するWebライターにとって、WEBライター検定3級は保有スキルのアピールに効果的です。
検定は無料で受験できるので、一度はチャレンジしてみた人も多いのではないでしょうか。
しかし、いざ受験してみると、意外に難しくて挫折してしまう人も少なくありません。
そこで今回は「WEBライター検定3級に合格した体験談」をもとに、対策方法やメリットなどを紹介します。
練習問題も用意してみたので、事前対策として挑戦してみてください!
執筆者プロフィール
- Webライター(4年)
- Webディレクター(1年)
- 元システムエンジニア(9年)
未経験からフリーランスのWebライターに転身。
保有資格:SEO検定1級・FP3級
2つのブログを運営しています。
結論|検定合格には「講義動画」の学習がベスト
WEBライター検定3級に合格するための最適な学習方法は、対策用の講義動画を視聴することです。
講義動画は「WEBライター検定3級の対策講座」として、以下のテーマを学習できます。
- Webライティングの事前知識
- 正しい文章の書き方
- 読みやすい文章の書き方
- わかりやすい文章の書き方
WEBライター検定3級に必要な「知識と例題」を学べるので、基本的な学習は講義動画のみで十分です。
動画は全27本(合計時間:2時間程度)とボリュームがあるので、スキマ時間を活用しながら学習しましょう。
講義動画はクラウドワークスのスキル検定ページから視聴できますよ。
練習問題に挑戦してみよう
WEBライター検定3級対策
練習問題
全7問・選択式
2.次のうち、敬語の使い方として適切でないものを選んでください。
3.次の①~③のうち、正しい文章を「正」、誤っている文章を「誤」として最も適切な組み合わせを選んでください。
①私は力強く奮闘する選手たちを応援した。
②自宅の庭に黄色い花が咲いた。
③まず最初に、マニュアルをご覧ください。
4.次のうち、仮定の逆接(接続助詞)を含む文章として適切なものを選んでください。
5.次のうち、受動態を含む文章として適切なものを選んでください。
6.次のうち、著作権の引用ルールとして適切でないものを選んでください。
7.次の①~③のうち、レギュレーションで禁止となることも多い「造語」に当てはまらないものを「正」、当てはまるものを「誤」として最も適切な組み合わせを選んでください。
①過疎る
②ワンオペ
③逆ギレ
不正解:選択した回答は「文語」です
× たぶん (文語:おそらく)
〇 きちんと(口語:ちゃんと)
× いろんな(文語:さまざまな)
× 今 (文語:現在)
× どうして(文語:なぜ)
不正解:「お手元の資料を拝見してください。」
「拝見する」は、自分の立場を下げる謙譲語です。
資料を見るのは相手なので、
尊敬語の「ご覧ください」を使うのが適切です。
不正解:①と③は誤った文章です
①「私は力強く奮闘する選手たちを応援した。」は
「力強く」の修飾があいまいです。
(力強く奮闘する選手?力強く応援した?)
③「まず最初に、マニュアルをご覧ください。」は
「まず最初に」が二重表現です。
「まず」または「最初に」のどちらかで成立します。
不正解:選択した回答は「仮定の逆接」ではありません
× ①仮定の順接:練習すると、上達する。
× ②確定の順接:練習したから、上達した。
〇 ③仮定の逆接:練習しても、上達しない。
× ④確定の逆接:練習したが、上達しない。
不正解:選択した回答は「能動態」で書くべきです
「○○株式会社が採用方針を発表されました。」は
⇒「○○株式会社が採用方針を発表しました。」と書く。
「弊社の新規サービスが、来月から運用開始されます。」は
⇒「弊社の新規サービスが、来月から運用開始します。」と書く。
「アンケートを回答すると、自動で抽選に応募されます。」は
主体が2つなので「能動態+受動態」で問題なし。
(①アンケートを回答する ②抽選に応募される)
不正解:選択した回答は「著作権ルール」として適切です
(ひっかけ問題)「適切ではない」選択肢を選びましょう。
×「引用文章を編集する場合は著作者との認識がズレないこと」
⇒引用は原文を編集しない。
不正解:選択した回答は「造語」です
①過疎る ⇒造語
②ワンオペ⇒造語
③逆ギレ ⇒造語
【豆知識】
「逆ギレ」は、ダウンタウンの松ちゃんが広めた造語です。
【全問正解!】
練習問題は100点満点です!
この調子でWEBライター検定3級にチャレンジしてみましょう!
WEBライター検定3級の練習問題を用意してみました。事前の対策として活用してみてください。
効率よく学習するためのコツ
講義動画を効率よく学ぶため、以下5つのポイントを意識しましょう。
- 文語と口語の使い方
- 敬語の使い方
(尊敬語、謙譲語、丁寧語) - 修飾語と被修飾語の使い方
- 接続詞と接続助詞の使い方
- 能動態と受動態の使い方
上記は試験問題を解きながら、個人的に理解度の低さを感じたポイントです。
「知ってるつもり」では解けない問題もあったので、正しい使い方を学習しておく必要があります。
事前知識があれば、動画講義の理解度が増しますよ!
文語と口語
Webライティングでは、文語と口語の正しい使い分けが重要です。
文語:テキストに適した言葉づかい
口語:会話に適した言葉づかい
ビジネス文章では、基本的には文語を使用します。
ただし、情報発信する媒体(Webサイトやブログなど)によって、使い分けられているので注意が必要です。
安易に「口語はNG」と判断しないこと。
文語 | 口語 |
---|---|
どちら | どっち |
しかし/だが | でも/だけど |
おそらく | たぶん |
まったく | ぜんぜん |
きちんと | ちゃんと |
食べられる | 食べれる ※「ら」抜き言葉 |
食べている | 食べてる ※「い」抜き言葉 |
敬語(尊敬語、謙譲語、丁寧語)
敬語の正しい使い方は、意外に多くの人が苦戦します。
相手に敬意を表す表現。
基本的には「相手の行動」に対して使う。
自分の立場を下げることで、相手を立てる表現。
基本的には「自分の行動」に対して使う。
相手にかかわらず、言葉づかいをていねいにするときの表現。
基本的には「です・ます・ございます」を語尾に付ける。
言葉(行動)の対象が「自分かどうか」によって判断すると、スムーズに使い分けられます。
「おっしゃった」のは相手なので尊敬語。
「いただいた」のは自分なので謙譲語。
基本形 | 尊敬語 | 謙譲語 | 丁寧語 |
---|---|---|---|
する | なさる される | いたす | します |
言う | おっしゃる | 申す | 言います |
見る | ご覧になる | 拝読する | 見ます |
行く | いらっしゃる おいでになる | うかがう 参る | 行きます |
食べる | 召し上がる おあがりになる | いただく 頂戴する | 食べます |
修飾語と被修飾語
修飾語の使い方を誤ると、文章の意味が正確に伝わりません。
両親は一生懸命に勉強する私をサポートしてくれた。
上記の文章では「一生懸命に」が修飾語です。
しかし、修飾語に対する被修飾語が不明確なため、読者が混乱してしまいます。
一生懸命に「勉強する私」が被修飾語?
一生懸命に「サポートしてくれた」が被修飾語?
このような文章を解決するには、修飾語と被修飾語を近くに置く(連続させる)のが大切です。
一生懸命に勉強する私を、両親はサポートしてくれた。
両親は、勉強する私を一生懸命にサポートしてくれた。
読点で句切ると、さらに親切ですよ!
接続詞と接続助詞
文章のつながり(関係性)をわかりやすくするためには、接続詞や接続助詞の活用がポイントです。
【原文】ライティング検定を受けた。結果は不合格だった。
ライティング検定を受けた。しかし、結果は不合格だった。
ライティング検定を受けたが、結果は不合格だった。
接続詞や接続助詞を活用すると、文章に抑揚が生まれます。
読むときの単調なリズムを軽減できる!
分類 | 接続詞 | 使用例 |
---|---|---|
順接 | そのため だから すると | 検定に合格したい。 だから、勉強した。 |
逆接 | しかし だが ところが | 検定を受けた。 しかし、不合格だった。 |
並列 | また かつ それから | 検定に合格できた。 また、スキルアップもできた。 |
説明 | つまり すなわち ようするに | 検定にわからない問題があった。 つまり、勉強が足りなかった。 |
転換 | ところで さて それでは | 検定に合格したい。 ところで、どれくらい勉強すれば いいのだろうか。 |
分類 | 接続助詞 | 使用例 |
---|---|---|
仮定の順接 | ~ば ~と | 勉強すれば、合格できる。 |
確定の順接 | ~ので ~から ~て | 勉強したので、合格できそう。 |
仮定の逆接 | ~ても(でも) ~ところで | 勉強しても、合格できないかもしれない。 |
確定の逆接 | ~が ~けれど | 勉強したが、合格できなかった。 |
並列 | ~たり(だり) | 動画を見たり、本を読んだりした。 |
例示 | ~たり(だり) | 講義動画で、検定対策を学んだりした。 |
単純な接続 | ~が ~けれど | 講義動画で学んだようですが、 成果はありましたでしょうか? |
能動態と受動態
文章は、基本的に能動態で書きます。
受け身な印象を与える受動態では、どことなく「他人事」のような表現となってしまうからです。
動詞に対して、主語が主体となる文法表現。
例)私は、学級委員に立候補した。
立候補したのは、主体である「私」。
「~は、~する(した)。」が基本形。
動詞に対して、主語が主体とならない文法表現。
例)私が、学級委員に立候補された。
立候補したのは、文章に登場しない「誰か」。
「~は、~された。」が基本形。
ただし、動作の主体が2つある場合は「能動態+受動態」の文章を書きます。
ログインボタンをクリックすると、メニュー画面が表示されます。
合格に近づくためのポイント|事前に知っておこう
WEBライター検定3級に挑戦する前に、合格に近づくためのポイントを紹介します。
- 試験は時間制限なし
- 著作権のルールを理解しておこう
- 練習問題を予習しておこう
無料で受けられる検定なので、難易度は低そうなイメージがあります。
しかし、実際に受験してみると、対策なしで合格できるほど簡単な内容ではありませんでした。
試験は時間制限なし|じっくりと問題を読もう
WEBライター検定3級は、試験時間の制限がありません。
焦らずに問題文をじっくりと読みましょう。
また、問題文には、少し意地悪な「ひっかけ要素」も含まれています。
試験結果や合格基準は、公開されません。
イージーミスによる取りこぼしがないように、100点を狙うつもりで自信のある回答を選択しましょう。
著作権のルールを理解しておこう
WEBライター検定3級では、著作権のルールに関する問題も出題されます。
最低限、以下の「知識とルール」を覚えておきましょう。
- 著作権は文化的な創作物を保護するための権利
- 著作者は著作物を創作した人
- 著作権は著作物を創作した時点で自動的に発生
(権利を得るための手続きは不要) - 原則として著作者の死後70年まで保護される
引用する場合は、以下の条件を満たすこと。
- 公表された著作物であること
- 引用した文章であることが明確に区別できること
- 引用はあくまでも補足として扱うこと
- 引用元(出典)を明示すること
- 著作者の意思に反して改変しないこと
著作権の正しい取り扱いは、Webライターとして理解すべき知識です。
Webサイトの文章は、もれなく制作者の権利が保護されています。
安易にコピー&ペーストすると「著作権侵害」となるため注意!
「著作権」は、著作権法という法律で保護されています。文化的な創作物とは、文芸、学術、美術、音楽などのジャンルに入り、人間の思想、感情を創作的に表現したもののことで、著作物といいます。また、それを創作した人が著作者です。
産業財産権(工業所有権)等は、登録しなければ権利が発生しません。これに対して著作権は、権利を得るための手続きを何ら必要としません。著作物を創作した時点で自動的に権利が発生(無方式主義)し、以後、原則として著作者の死後70年まで保護されます。
著作権って何? | 著作権Q&A | 公益社団法人著作権情報センター CRIC
(引用)
第三十二条 公表された著作物は、引用して利用することができる。この場合において、その引用は、公正な慣行に合致するものであり、かつ、報道、批評、研究その他の引用の目的上正当な範囲内で行なわれるものでなければならない。2 国若しくは地方公共団体の機関、独立行政法人又は地方独立行政法人が一般に周知させることを目的として作成し、その著作の名義の下に公表する広報資料、調査統計資料、報告書その他これらに類する著作物は、説明の材料として新聞紙、雑誌その他の刊行物に転載することができる。ただし、これを禁止する旨の表示がある場合は、この限りでない。
著作権法 | 国内法令 | 著作権データベース | 公益社団法人著作権情報センター CRIC
練習問題を予習しておこう
WEBライター検定3級の傾向と対策を把握するため、事前に練習問題を解いてみましょう。
- 全50問
- 選択式
(4~8の選択肢から1つを選ぶ)
練習問題は、講義動画で実践できます。
Webライティングのスキルアップにもつながるので、確実にチェックしておきましょう。
初心者ほどWEBライター検定3級に挑戦すべき理由
WEBライター検定3級は、初心者ほど挑戦するメリットを得られます。
- クライアントからの信頼度が高まる
- Webライティングのスキルアップにつながる
- 無料で受験できる(講義も受けられる)
無料で気軽に受験できるので、挑戦しながら基礎知識を習得できて一石二鳥です。
簡単すぎず難しすぎない「ちょうどよい難易度」なので、合格を目指せばモチベーションもアップしますよ!
クライアントからの信頼度が高まる
WEBライター検定は、クラウドワークスにて受験できるライティングテストです。
そのため、検定に合格した実績は、クラウドワークスの「保有スキル」に掲載されます。
WEBライター検定3級の合格率は「5%以下」です。
簡単には合格できないからこそ、クライアントへの信頼につながるスキルとしてアピールできます。
証明書は発行されないので、合格画面のスクショを残しておきましょう。
Webライティングのスキルアップにつながる
WEBライター検定3級の出題範囲は、Webライターとして習得すべき基礎知識に該当します。
- Webライティングの事前知識
- 正しい文章の書き方
- 読みやすい文章の書き方
- わかりやすい文章の書き方
独学や参考書で学ぶのも悪くはないのですが、アウトプットする機会がないと意外に忘れてしまいます。
インプット(講義動画)とアウトプット(試験問題)を両立できるので、知識の定着にも効果的です。
検定を受けてみた結果、正しく理解できていない知識が多々あることに気づきました。
無料で受験できる(講義も受けられる)
WEBライター検定3級は、無料で受験できます。また、講義動画の視聴も無料です。
一般的なセミナーや資格試験は、受講料が数万円となる場合もあります。
これから稼ぎたい初心者Webライターにとって、気軽にチャレンジできるのは大きなメリットです。
不合格の場合も無料で再受験できます。ただし、再受験は14日後となるため注意しましょう。
実際にWEBライター検定3級を受けてみた
WEBライター検定3級を実際に受けてみた結果、3回目の受験で合格できました。
受けてみた感想としては「想像していたより難しかった」です。
とくに対策することなく受験した結果、撃沈する。
想像していたより難しさを感じ、問題の半分くらいは回答に悩んだ。
Webライター歴もあったので、正直「楽勝」だと思ってました…。
1回目の反省を活かして、対策してから望んだ。
- 講義動画を視聴した
- 講義動画の練習問題を解いてみた
- 時間に余裕をもって問題をしっかり読んだ
結果は不合格。けっこう自信があったのでショックを受ける。
思わず「えっ!」って声が出ちゃった(笑)
2回目から苦手意識のある個所を重点的に復習してみた。
- 講義動画を再度見直し
- 敬語の使い方に自信がなかったのでよくある例文を調査した
- 普段から活用している参考書を読んだ
結果は合格!
苦労した分だけ喜びも大きかったですよ!
(参考)活用した参考書
合格の近道は講義動画|WEBライター検定3級に挑戦してみよう!
WEBライター検定3級に合格するための近道は、講義動画で傾向と対策を学ぶことです。
講義動画で出題範囲と練習問題を把握すれば、Webライター初心者でも問題なく合格できます。
- WEBライター検定3級の対策は「講義動画」が重要
- 効率よく学習するためには「5つのポイント」が重要
- 文語と口語
- 敬語(尊敬語、謙譲語、丁寧語)
- 修飾語と被修飾語
- 接続詞と接続助詞
- 能動態と受動態
- 合格に近づくには「3つのコツ」が重要
- 問題をじっくり読もう(試験は時間制限なし)
- 著作権のルールを理解しよう
- 練習問題を予習しておこう
クラウドワークスのアカウントがあれば、WEBライター検定3級に無料で挑戦できます。
初心者のWebライターが得られるメリットもあるので、この記事を参考に合格を目指してみてください!
Webライティングのスキルアップを目指すなら、以下の記事も参考にしてみてください。
Webライティングを学ぶなら
SEOライティングを学ぶなら
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