
クラウドソーシングサイトで稼いでも、手数料で収益が減っちゃう…
クラウドソーシングサイトの手数料に負担を感じるときは、クライアントとの直接契約を目指してみましょう。
仲介サービスを利用しない直接契約であれば、無駄のない稼ぎで収入のマイナスを防げます。



直接契約なんて自分でもできるのかな?
直接契約に対して、実績やスキルの高いハードルを感じてしまうこともあるでしょう。
そこで今回は、Webライターが直接契約を狙うべき理由と獲得するための方法を紹介します。



Webライターの経験がある「taku」が解説します。
- Webライターが直接契約を狙うべき3つの理由
- 直接契約するために必要なこと
- 直接契約を獲得する3つの方法
- 初心者が知っておきたい契約のこと
Webライターが直接契約を狙うべき3つの理由


以下の悩みを抱えているWebライターは、クライアントとの直接契約を狙うべきです。
- 手数料で損している気がする
- 低単価の案件を卒業したい
- 継続して案件を受注したい
おもにクラウドソーシングサイトの利用で感じる不満は、直接契約により解消できるでしょう。
1.手数料の負担が減る
直接契約は、報酬に対する手数料が発生しません。
クラウドソーシングサイトのような仲介サービスを利用しないことから、手数料として引かれていた報酬も収益として獲得できます。
代表的なクラウドソーシングサイトの手数料は、以下のとおりです。
クラウドワークス | 報酬の5%〜20% (10万円以下の報酬は20%) |
ランサーズ | 報酬の15% |
サグーワークス | ポイント換金で110円 (30,000pt以上の換金は220円) |
たとえば、クラウドワークスで5万円の報酬を得た場合は、内20%の「1万円」が手数料として引かれます。
せっかく稼いだ報酬を無駄なく受け取るためにも、クライアントとの直接契約が理想的です。
2.高単価の案件を受注できる|1.0円以上が基本
直接契約で受注できる案件は、基本的に高単価(1.0円以上)です。
おもな理由としては、クライアントもクラウドソーシングサイトを利用することにデメリットを感じる場合があるからです。
- 手数料がかかる
- 情報流出のリスクがある
- 納品物の品質が安定しない
- ライターの素性がわからない
クラウドソーシングが主流となりつつある現代では、初心者のWebライターも増えています。
納品記事のクオリティを求めるクライアントは、単価を上げてでも実績のあるライターを厳選するでしょう。
3.継続受注で収入が安定する
直接契約は、長期的な継続案件につながります。
継続的に案件を受注できれば、収入が途切れることなく安定するでしょう。
ただし、直接契約かどうかにかかわらず「誠実な対応を心がけること」が大切です。
仕事を依頼すべきではないと判断されてしまうと、契約が打ち切りとなることもあります。
- 求めるスキルを提供すること
- ていねいにコミュニケーションすること
- 社会人としての信頼を得ること
上記のポイントを意識しながら案件を継続できれば、安定した収入を得られるでしょう。
Webライターが直接契約するために必要なこと


Webライターが直接契約を得るためには、以下のポイントを知っておくことも大切です。
- 実績とスキルが必要
- アピールする提案力が必要
- クライアントを見極める情報収集が必要
直接契約するために注意したいポイントと合わせて、必要事項を事前に把握しておきましょう。
実績とスキル|採用のハードルは高い
直接契約するには、過去の実績やライティングスキルが必要となります。
クライアントが直接契約でライターを募集する目的は、おもに自社Webサイトの課題を解決することです。
Webディレクターの立場として本音を伝えると、クライアントは以下の観点で採用方法を使い分ける傾向にあります。
クラウドソーシングサイトで大量募集(質より量を優先)。
マニュアルや執筆ルールを定めて、最低限の品質で大量生産。
直接契約で即戦力を募集(量より質を優先)。
おもな役割は「重要記事の執筆」や「大量生産した記事の修正・編集」など。
クライアントが直接契約で求めるライターは「即戦力」です。
即戦力として期待に応えられるかどうか、自分の実績やスキルを振り返ってみましょう。
提案力|クライアントへのアピールが必要
クライアントへの直接交渉には、実績やスキルを的確にアピールできる提案力が必要です。
クライアントに「自分を採用するメリット」が伝わらないと、契約にはたどり着けません。
Webライターとして提案すべきことは、基本的にクラウドソーシングサイトでの提案文と同様です。


提案文を深掘りするためにも、以下の考慮も加えて編集することをおすすめします。
- クライアントが悩んでいることを想定する
- 自分を採用することで得られるメリットを提示する
- 該当案件に興味をもった前向きな理由を伝える
意外に忘れがちですが「案件に興味をもった理由」や「今後どうなりたいか」といった観点を伝えることも重要です。



クライアントも「前向きに取り組んでくれる人」と一緒に仕事をしたいと考えています。
情報収集|クライアントの信頼度をチェック
直接契約する場合は、クライアントが「信用できそうかどうか」をチェックしましょう。
クラウドソーシングサイトが仲介しないことにより、もしものトラブルが発生するリスクもあります。
クライアントの信頼度は、以下の観点でチェックしてみてください。
- クライアントの企業規模や知名度
- 過去の募集実績
- 企業サイトやSNSなどの投稿内容
- 口コミ情報
明確な判断基準はありませんが、少しでも不安を感じる場合は契約を避けましょう。
直接契約を獲得する3つの方法


直接契約を獲得するための代表的な方法を3種類紹介します。
- Webメディアの採用ページから応募
- Twitterの募集ツイートから応募
- ブログやSNSで実績を発信(直接オファーを受ける)
1.Webメディアの採用ページから応募する
クライアントによっては、Webメディアにライターの採用ページを設けている場合があります。
日頃から活用しているお気に入りメディアがあれば、ライター募集に応募してみましょう。
採用ページがない場合は、お問い合わせフォームから提案を送ることも可能です。
普段からWebメディアを読者(ファン)として活用させてもらっている。
今後は価値を提供する立場として、クライアントに貢献したい!
といった感じで、前向きな熱意をしっかりとアピールしましょう。



募集要項が明記されている場合は、事前にチェックしてください。
2.Twitterの募集ツイートから応募する
SNSを運用するクライアントは、TwitterやFacebookなどでライターを募集することもあります。
「ライター募集」のキーワードで、投稿を検索してみてください。
気になるクライアントの募集ツイートが見つかった場合は、以下のポイントをチェックしましょう。
- 募集要項・条件
- 応募方法
- 過去の投稿
- クライアントの情報・規模など
SNSを活用して応募する場合は、Webライターとしての活動や実績を日頃から投稿することをおすすめします。
3.直接オファーを受ける|ブログやSNSで実績を発信する
ブログやSNSで「Webライターとしての活動実績」を発信することで、クライアント側から直接オファーを受けることもあります。
とくにブログを運用している場合は、ブログ自体をポートフォリオとして活用できます。
検索上位や集客につながる実績をアピールできれば、クライアント側から協力を求めてもらえるでしょう。
直接オファーであれば、ライター側から提案することへの負担を軽減できます。
また、取材依頼のようなPRにつながるオファーもあるので、情報発信は積極的に行いましょう。
初心者が知っておきたい契約のこと


初めての直接契約では「契約書」と「請求書」の手続きに戸惑うことがあります。



契約書って自分で作成するの?
契約後のトラブルを防ぐためにも、初心者が不安を感じるポイントを事前に理解しておきましょう。
契約書|基本的にはクライアントが用意
クライアントの依頼や報酬に関する内容は、契約書をもとに合意のうえで取り決めます。
契約書は基本的にクライアントが用意し、契約者は内容を確認して署名・押印するだけです。
下記の項目は、最低限記載があることと内容を確認しておきましょう。
- 業務内容
(文字数・記事数・修正の上限回数など) - 報酬・支払い方法
- 契約期間・更新について
- 秘密保持契約(NDA)
- 契約解除の条件
- 署名・押印して郵送
- 電子ファイルに署名してPDFファイルをメール送付
契約書を交わすことは、トラブルを防ぐためにも重要です。
また、業務内容や支払いに関するメッセージのやり取りは、できる限り履歴を残すことも心がけましょう。
請求書|必要に応じてWebサービスを活用【Misocaが便利】
請求書は、報酬の受け取りに必要です。
基本的にはクライアント規定の書式があるため、事前に確認しておきましょう。



請求書の作成マニュアルを用意してくれるクライアントも多いよ。
クライアントから請求書の指定がない場合は、無料(月5通まで)で活用できる請求書作成ソフト「Misoca」が便利です。
以下の情報を入力するだけで、請求書のWebデータを簡単に作成できます。
- 取引先
- 請求日
- 支払い期限
- 品番・品名
- 単価・数量
- 振込先口座
消費税(内税・外税)や源泉税など、請求書作成に必要な税計算も簡単に設定可能です。
直接契約のWebライターを目指そう!手数料の負担はもったいない


クラウドソーシングサイトの手数料に不満を感じる場合は、直接契約による案件受注を目指してみましょう。
手数料なしで高単価の案件を受注できれば、Webライターとして安定した収入を得られます。
ただし、直接契約を勝ち取るためには、即戦力として期待に応えるための実績とスキルも必要です。
実績に不安を感じる場合は、クラウドソーシングサイトも併用しながら案件に応募することをおすすめします。



興味のあるクライアントやWebメディアを見つけたら、自分自身の「書きたい!」という想いを積極的に提案してみましょう。
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