
高校生のバイト選びに「Webライター」ってアリかな?
高校生のバイト選びにWebライターはおすすめできません。
なぜなら、想像以上に稼げないからです。
- 未経験でもできる!
- 自宅で稼げる!
- 好きな時間に働ける!
- 頑張れば月10万円以上稼げる!
Webライターといえば「誰でも簡単に始められる」といったイメージがあります。
そのイメージは、間違っているわけではありません。
ただし、高校生となると話は別です。
現役のWebディレクターとして断言します。
Webライターの仕事は、高校生のバイトに適していません。
そこで今回は、Webライターに興味がある高校生に向けて、以下のテーマを解説します。
- 高校生にWebライターをおすすめできない理由
- Webライティングを経験したいならブログから始めるべき



Webディレクターの経験がある「taku」が解説します。
高校生のバイト選びにWebライターはおすすめできない


高校生のバイト選びに、Webライターはおすすめできません。
その理由は、以下の3点です。
- 想像以上に稼げない
- 意外に時間を奪われる
- 仕事を受注するハードルが高い
上記はWebライター初心者が「ほぼ確実にぶつかる壁」です。
スキルがない高校生の立場では、壁を乗り越えようとしている間に学生生活が終わります。
おすすめできない理由①|想像以上に稼げない
そもそも「高校生かどうか」にかかわらず、Webライターの仕事は基本的に稼げません。
厳密にいうと、稼げるようになるまで時間がかかります。


上記の記事でも紹介していますが、僕自身もWebライターとして活動した経験があります。
当時の報酬を時給換算すると「500円以下」でした。



さすがに「お小遣いじゃねーか」ってビックリしました。



じゃあ、なんでWebライターを選んだの?
それでも、Webライターを選んだ理由は、Webライティングの「ノウハウを身につけるため」です。
つまり、稼ぐことを目的にWebライターを選んだわけではありません。
Webサイトや個人ブログの運用スキルを習得して、仕事の幅を広げることが目的でした。
お金を稼ぎたいだけであれば、もっと別の簡単なアルバイトを選びます。



現にWebライターは卒業しました。いまはWebディレクターとして活動しています。
おすすめできない理由②|意外に時間を奪われる
Webライターの仕事は、想像以上に時間を奪われます。
- 書くべき内容をリサーチする時間
- 納品後の添削結果を修正する時間
一般的なアルバイトであれば、初日は大変でも数日経てば仕事に慣れます。
しかし、Webライターの仕事は、記事テーマが変わるたびに書くべき内容のリサーチが必要です。
さらに、納品後の添削結果でたくさんの指摘を受けてしまうと、修正作業に時間がかかってしまいます。


WebライティングやSEOの知識が不足する初心者は、必要以上に時間がかかってしまうでしょう。
一般的なアルバイトなら、働いた時間に応じた給料(時給)を得られます。
しかし、Webライターの報酬は、時間をかけて頑張っても増えることはありません。



一般的には「1文字1円」のように「文字単価×文字数」で報酬額が決まります。
おすすめできない理由③|仕事を受注するハードルが高い
Webライターの仕事は、クラウドソーシングサイトで受注するのが一般的です。
自分の強みをアピールして仕事を得る必要があり、高校生にはハードルの高さを感じてしまいます。
クラウドソーシングサイトを利用した仕事探しは、基本的に面接がありません。
やる気や人柄より「スキルや実績」を重要視する傾向にあります。


リモートワークの普及により、Webライターは副業として人気を集めています。
「社会人経験がある」「まとまった時間を確保できる」といった強みのあるライバルに、スキルのない高校生が勝負するのは困難です。
未経験でも歓迎してくれるクライアントもいますが、基本的には業務に「長く携わってほしい」と考えています。
バイト目的の学生は、残念ですが「すぐに辞めそう」といったネガティブなイメージがあるのも事実です。



厳しい言葉ですが、クライアントの立場として「あえて高校生を採用する理由」がありません(体力や活気を活かす仕事ではないので)。
【疑問】Webライターは未経験でもできるって聞いたけど?





Webライターって「未経験でも簡単にできる!」ってよく聞くよ?
ネットの記事を見ると、たしかにWebライターは未経験でもできると取り上げられています。
もちろん、当ブログでも「未経験から始める方法」を紹介しています。


ただし、繰り返しとなりますが、高校生にはおすすめできません。
ここからは「気になる疑問」を解決できるように、Webライターの仕事に少しだけ踏み込んだ内容を紹介します。
Webライターは「業務」として取り組むべき


Webライターの仕事は「業務(本業・副業)」として取り組むのであればおすすめできます。
その理由は「稼げない時期」を乗り越える精神的な余裕があるからです。
本業として取り組むのであれば、稼げない時期を「最初だけ」と長期的な視点で割り切れます。
また、業務に費やす時間を確保できれば、短期間でのスキルアップも期待できるでしょう。
副業として取り組むのであれば、本業の収入が「後ろ盾」となります。
仮にWebライターの仕事が順調に進まなくても、あくまでも「副業」と割り切れば精神的な負担を和らげられるでしょう。
バイトとして取り組む場合、稼げない時期があることに納得できますか?
将来、Webライティングに生活をゆだねる覚悟がありますか?
高校生は、将来の進路を「これから考える段階」です。
Webライティングに興味があるなら、進路を決めてからでも遅くありません。
稼げないバイトに時間を奪われるくらいなら、学業や趣味を満喫して進路の幅(選択肢)を広げるべきです。



僕は学生時代に「本当にやりたいこと」に気づかず、社会人になってから後悔しました。
大学生は「就職活動の一環」としておすすめできる





高校生はダメなのに、大学生にはおすすめなの?
当ブログでは大学生に向けて「Webライターはおすすめ!」と発信しています。
ただし、あくまでもバイトではなく「就職活動の一環」としてメリットがあるからです。
「文章を正しく書くスキル」は、Webライターに限らず、さまざまなビジネスシーンで活用できます。
就職を意識する大学生であれば「稼ぐこと」以外のメリットに価値を感じられるでしょう。
社会人でも稼げる人はごくわずか
Webライターは、未経験でも比較的簡単に始められます。
ただし、稼げるライターは、学生かどうかにかかわらず「ごくわずか」です。


とくに初心者は「月5万円の壁」に苦労します。
想像よりも稼げないことにガッカリしてしまうWebライターがいることも事実です。
Webライターが稼げるようになるためには、信頼と実績の積み重ねが必要不可欠です。
成果を出すためには、努力が必要ですし、時間もかかります。



以下はあくまでも「とあるWebディレクターのひとりごと」として読んでください。
- ネット記事に書かれている「簡単に稼げます!」の情報に惑わされないこと
(「情報に根拠があること」「自分自身が納得できること」を意識しよう) - 高校生であることを隠して仕事するのはNG
(報酬のためにクライアントを騙すのは信用問題にかかわる)
Webライティングに興味があるならブログを始めたほうがいい





Webライティングに興味があるんだけど、Webライターは諦めたほうがいいのかな?



あまり否定的なことを書くと「文章を書く仕事」に興味がある人の選択肢を狭めてしまうかもしれませんね。
もし、Webライティングに興味がある(学んでおきたい)のであれば、Webライターではなく「個人ブログ」をおすすめします。
- 納期や体裁を気にせず自由な記事を書けるから
- 成果が出るまでに時間がかかるから
(だからこそスタートが早ければ早いほどいい) - ライティング業務で実績をアピールできるから
- 成果次第で収入を得られるから
成果が出るまで時間がかかる
個人ブログで成果(収益や集客など)を出すには、一般的に半年~数年ほどの時間がかかります。
広告費用を払い、大々的に宣伝しない限り、ブログはじわじわと認知されていくものであるからです。
だからこそ、高校生のうちに早めのスタートを切ることは、大きなメリットとなります。
個人ブログであれば、納期や体裁を気にする必要もありません。



収益化にこだわらず、学んだ知識をアウトプットする媒体としても活用してみましょう。
Webライティングは「何を書くか」ではなく「誰が書くか」が重要


Webライターには誰でもなれますし、ネットの情報を集めれば「それっぽい記事」を書けます。
でも、寄せ集めた情報で書いた記事は、何の価値も生み出しません。
Webライティングは「何を書くか」ではなく「誰が書くか」が重要です。
- 食べたラーメンは500食オーバー!とんこつの血が流れるラーメンライター
- ライター歴10年!ていねいな文章が自慢のベテランライター



極端な例ではありますが、どちらのライターが書いた記事を見てラーメン屋を選びたいですか?
ブログを始めると、成果やテクニックばかりを気にしてしまいます。
しかし、Webライターに重要視されることは、誰でも書ける記事ではなく「あなたしか書けない記事」を書くことです。
興味があることを追求してブログ発信することは、将来の武器となる可能性を秘めています。
高校生だから書けるブログ記事がある


高校生がブログを始めるなら「高校生をターゲットとするブログ」をおすすめします。
同じ悩みを抱えているであろう高校生に向けて、自分自身のリアルな経験を紹介してみましょう。
- ○○部に入って良かったこと・悪かったこと
- 評判の良い参考書「××」を試してみた(感想・レビュー)
- こんな担任は嫌だ(教師あるある)



大人が「高校生のつもり」で書くよりリアルな記事となるはずです。
Webライターは高校卒業後でも遅くない|まずはブログから挑戦しよう


高校生がWebライターに挑戦することは、Webディレクターとして本気で止めます。
お金を稼ぎたいだけであれば、時給で働けるバイトを選んだほうが楽だからです。
結論をおさらいすると、高校生のバイト選びにWebライターはおすすめできません。
…とは言ったものの、Webライターは読者の悩みや疑問を文章で解決できる立派な仕事です。



僕自身も文章を書くことが好きで、今の仕事を選びました。
Webライターに興味をもち、目指すこと自体は間違っていません。
Webライティングに挑戦してみたいのであれば、まずは自分のペースで取り組める「個人ブログ」から挑戦してみてください。


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