- 高校生にWebライターをおすすめできない理由
- 高校生がWebライターを始める方法
- Webライターよりブログを始めるべき理由

高校生のバイト選びに「Webライター」ってアリかな?
高校生のバイト選びにWebライターはおすすめできません。
なぜなら、想像以上に稼げないからです。
Webライターといえば「誰でも簡単に始められる」といったイメージがあります。
僕自身も未経験からフリーランスに転身した現役のWebライターです。
Webライター2年目には、編集者・ディレクターへのステップアップを経験しました。
ただし、高校生となると話は別です。
Webライターは、高校生には適していません。
そこで今回は、Webライターに興味がある高校生に向けて『おすすめできない理由』を解説します。
この記事の執筆者


- Webライター(3年)
- Webディレクター(1年)
- 元システムエンジニア(8年)
システムエンジニアの激務にギブアップ。
未経験からフリーランスのWebライターに転身。
2つのブログを運営しています。
高校生にWebライターはおすすめできない


高校生のアルバイトに、Webライターはおすすめできません。
上記はWebライター初心者が「ほぼ確実にぶつかる壁」です。
スキルがない高校生の立場では、壁を乗り越えようとしている間に学生生活が終わります。
想像以上に稼げない
そもそも「高校生かどうか」にかかわらず、Webライターの仕事は稼げるようになるまで時間がかかります。


上記の記事でも紹介していますが、僕自身もWebライターとして活動しています。
1年目の報酬を時給換算すると「500円以下」でした。



さすがに「お小遣いじゃねーか」ってビックリしました。



じゃあ、なんでWebライターを選んだの?
それでも、Webライターを選んだ理由は、Webライティングの「ノウハウを身につけるため」です。
つまり、稼ぐことを目的にWebライターを選んだわけではありません。
Webサイトや個人ブログの運用スキルを習得して、仕事の幅を広げることが目的でした。



お金を稼ぎたいのであれば、もっと簡単なアルバイトを選びます。
想像以上に時間を奪われる
Webライターの仕事は、想像以上に時間を奪われます。
- 書くべき内容をリサーチする時間
- 納品後の添削結果を修正する時間
一般的なアルバイトであれば、初日は大変でも数日経てば業務に慣れます。
しかし、Webライターの仕事は、記事のテーマが変わるたびに書くべき内容のリサーチが必要です。
さらに、納品後の添削結果でたくさんの指摘を受けてしまうと、修正作業に時間がかかってしまいます。
WebライティングやSEOの知識が不足する初心者は、必要以上に時間がかかってしまうはずです。


一般的なアルバイトなら、働いた時間に応じた給料(時給)を得られます。
しかし、Webライターの報酬は、時間をかけて頑張っても増えることはありません。



一般的には「1文字:1円」のように「文字単価×文字数」で報酬額が決まります。
仕事を受注するハードルが高い
Webライターの仕事は、クラウドソーシングサイトで受注するのが一般的です。
自分の強みをアピールして仕事を得る必要があり、高校生にはハードルの高さを感じてしまいます。
クラウドソーシングサイトを利用した仕事探しは、基本的に面接がありません。
やる気や人柄より「スキルや実績」を重要視する傾向にあります。


リモートワークの普及により、Webライターは副業として人気を集めています。
「社会人経験がある」「まとまった時間を確保できる」といった強みのあるライバルに、スキルのない高校生が勝負するのは困難です。
未経験でも歓迎してくれるクライアントもいますが、基本的には業務に「長く携わってほしい」と考えています。
バイト目的の学生は、残念ですが「すぐに辞めそう」といったネガティブなイメージがあるのも事実です。



厳しい言葉ですが、クライアントの立場として「あえて高校生を採用する理由」がありません(体力や活気を活かす仕事ではないので)。
【疑問】未経験でも始められるって聞いたけど?





Webライターって「未経験でも簡単にできる!」ってよく聞くよ?
ネットの記事を見ると、たしかにWebライターは「未経験でも始められる!」と取り上げられています。
もちろん、当ブログでも「未経験から始める方法」を紹介しています。


ただし、繰り返しますが、高校生にはおすすめできません。
ここからは「なんで高校生だけダメなの?」の解決できるように、Webライターの仕事に少しだけ踏み込んだ内容を紹介します。
Webライターは「業務」として取り組むべき
Webライターの仕事は「業務(本業・副業)」として取り組む必要があります。
その理由は「稼げない時期」を乗り越える精神的な余裕があるからです。
本業として取り組むのであれば、稼げない時期を「最初だけ」と長期的な視点で受け入れられます。
また、業務に費やす時間を確保できれば、短期間でのスキルアップも期待できます。
副業として取り組むのであれば、本業の収入が「バックアップ」になります。
仮にWebライターの仕事が順調に進まなくても、あくまでも「副業」と受け入れて精神的な負担を和らげられます。
バイトとして取り組む場合、稼げない時期があることに納得できますか?
将来、Webライティングに生活をゆだねる覚悟がありますか?
高校生は、将来の進路を「これから考える段階」です。
Webライティングに興味があるなら、進路を決めてからでも遅くありません。
稼げないバイトに時間を奪われるくらいなら、学業や趣味を満喫して進路の幅(選択肢)を広げるべきです。



僕は学生時代に「本当にやりたいこと」に気づかず、社会人になってから後悔しました。
社会人でも稼げる人はごくわずか
Webライターは、未経験でも挑戦しやすい職種です。
ただし、稼げるライターは、学生かどうかにかかわらず「ごくわずか」です。



とくに初心者は「月5万円の壁」に苦労します。
想像よりも稼げないことにガッカリしてしまうWebライターがいることも事実です。
Webライターが稼げるようになるためには、信頼と実績の積み重ねが必要不可欠です。
しかし、成果を出すためには、努力が必要ですし、時間もかかります。



以下はあくまでも「とあるWebディレクターのひとりごと」として読んでください。
- ネット記事に書かれている「簡単に稼げます!」の情報に惑わされないこと
※その情報に「根拠はある?」「納得できる?」を意識して正しく見極めよう - 高校生であることを隠して仕事するのはNG
※報酬のためにクライアントを騙す行動は人として間違っている
学業との両立は困難
Webライターとして安定した収入を得るためには、基礎的なライティングスキルを学習する必要があります。
- Webライティング
- SEOライティング
当ブログでも、上記のスキルをそれぞれ7ステップに分けて解説しています。
もし、学業や部活動を順調に取り組めている人がいたら、ぜひスキルアップの参考にしてみてください。
ただし、
順調に取り組めている自信がないなら、学業や部活動を優先すべきです。
大事なテストが控えているなら、大学受験が控えているなら、どう考えたって将来の進路が最優先です。



アルバイトやスキルアップに努力するのは、もちろん立派なことです。ただし、本来やるべきことに悪影響の出ない範囲で取り組みましょう。
大学生なら「就職活動の一環」として取り組める



高校生はダメなのに、大学生にはおすすめなの?
当ブログでは、大学生に向けて「Webライターはおすすめ!」と発信しています。
ただし、あくまでもアルバイトではなく「就職活動の一環」としてメリットがあるからです。
「文章を正しく書くスキル」は、Webライターに限らず、さまざまなビジネスシーンで活用できます。
就職を意識する大学生であれば「稼ぐこと」以外のメリットに価値を感じられるでしょう。



Webライターを始めるなら、大学生からでも遅くないですよ。


高校生でもWebライターのアルバイトは可能





高校生がWebライターになるのは無理ってこと?
高校生でもWebライターのアルバイトは可能です。
- クラウドソーシングサイトを利用する
- アルバイト求人サイトを活用する
Webライターの案件探しは、基本的にはクラウドソーシングサイトを利用します。
しかし、高校生の場合は、一般的なアルバイトと同様に「求人サイト」を活用するのが得策です。
クラウドソーシングサイトは未成年NG
一般的なクラウドソーシングサイトは、18歳未満の未成年では利用できません。
サイト | 18歳未満の利用 |
---|---|
クラウドワークス | |
ランサーズ | |
サグーワークス | |
shinobiライティング | 会員登録に親権者の同意が必要 |
ココナラ | 会員登録に親権者の同意が必要 |
一部には年齢制限を設けていないサイトもありますが、基本的には会員登録時に親権者の同意を求められます。
また、高校生であることを伏せて活動するのもNGです。
「バレなきゃいい」の考え方は、そもそも社会人として間違っています。
どのような理由があっても、身分を隠してお金稼ぎする人を快く思うクライアントはいません。



一部のWebサイトでは「言わなくても大丈夫」と無責任に書かれていますが、トラブルになっても責任を取ってくれないので注意しましょう。
求人サイトで「学生可」の案件を探す
高校生がWebライターの仕事を探す場合は、アルバイトの求人サイトを活用しましょう。
一般的なアルバイトを探すように、タウンワークやバイトルなどのサイトを活用すれば問題ありません。
- 職種「ライター」から探す
- 条件「学生可」で絞り込む
本気でお金を稼ぎたい・スキルを学びたいと考えるなら、地元の企業にアルバイトとして採用してもらうのが理想的です。
企業の担当者からノウハウを教えてもらえますし、自ら営業しなくても担当業務を割り振ってもらえます。
アルバイト採用 | クラウドソーシング | |
---|---|---|
スキル習得 | 時給が発生する | 企業の担当者から学べる時給が発生しない | 基本的には独学する
案件受注 | 企業から割り振ってもらえる | 自分で営業する必要がある |
アルバイト採用 | クラウドソーシング | |
---|---|---|
スキル 習得 | 時給が発生する | 企業から学べる時給が発生しない | 基本的には独学する
案件受注 | 割り振ってもらえる | 企業から営業する必要がある | 自分で
アルバイトであれば、業務中にスキルを学習する時間帯にも時給が発生します。
しかし、在宅で案件を受注するクラウドソーシングでは、記事の納品以外に報酬が発生することはありません。



働きながらスキルを学べるほうが、効率的で賢いやり方だと思います。
バイト探しはタウンワークがおすすめ!
将来Webライターを目指すために高校生がすべきこと





Webライティングに興味があるんだけど、Webライターは諦めたほうがいいのかな?



あまり否定的なことを書くと「文章を書く仕事」に興味がある人の選択肢を狭めてしまうかもしれませんね。
ここまでネガティブな意見ばかり紹介したので、少しだけ将来に向けたポジティブな考えも伝えます。
「文章を書く仕事」に興味がある人は、Webライターを目指しても問題ありません。
ただし、高校生がWebライターのアルバイトをするのは、遠回りだと断言します。
- なりたい職業を見つける
- 個人ブログを始める
なりたい職業を見つける
本気でWebライターとして生きていきたいのであれば、なりたい職業を見つけるべきです。



Webライターがなりたい職業じゃないの?
Webライターの高単価な案件を受注するためには、専門分野の知識や業務経験が求められることもあります。
そのため、他業種で実績を積んでから、Webライターに転身する人も少なくありません。



僕自身もSEからWebライターに転身し、IT系のジャンルで高単価の案件を受注した経験があります。
- 不動産
- 金融
- 医療
- IT系
- 転職
上記のジャンルは、比較的高単価な案件を受注できる傾向にあります。
もしも、本業を続けられない事情ができた場合には、業務経験を生かしてWebライターに転身する選択肢があるだけでも安心できます。



もちろん本業が充実すれば、無理にWebライターに転身する必要はありませんよ。
個人ブログを始める
将来的にWebライターを目指すなら、個人ブログを始めるのもおすすめです。
書きたいことを自由に発信できるので、まずは練習のつもりで活用してみましょう。
- Web記事の書き方
- 画像の作り方
記事の書き方や画像の作り方は、大人になってもめっちゃ悩む要素です。
だからこそ、高校生のうちから慣れておくことで、本格的なスタートを切るタイミングで圧倒的な差を生み出せます。



高校生から野球経験がある人と30代から草野球を始めた人に差があるのと同じこと。
まずは記事執筆の練習を目的として、無料の範囲で始めても問題ありません。
個人ブログといえばWordPressが定番ですが、以下のサービスを利用すれば無料で始められます。
- note
- はてなブログ
WordPressを利用する場合は、サーバーやドメインに1,000円程度の月額料金が発生します。
不要な出費を減らすことも意識しながら、ブログ記事の執筆にチャレンジしてみましょう。
Webライターより「ブログ」がおすすめ


Webライティングに興味がある(学んでおきたい)のであれば、Webライターではなく「個人ブログ」がおすすめです。
- 納期やルールを気にせず自由な記事を書ける
- 成果が出るまでに時間がかかる
(だからこそ早くスタートすべき) - ライティング業務で実績をアピールできる
- 成果次第で収入を得られる
ブログは成果が出るまで時間がかかる
個人ブログで成果(収益・集客)を出すには、一般的に半年~数年ほどの時間がかかります。
広告費用を払い、大々的に宣伝しない限り、ブログはじわじわと認知されていくものであるからです。
だからこそ、高校生のうちに早めのスタートを切ることは、大きなメリットとなります。
個人ブログであれば、納期やルールを気にする必要もありません。



まずは収益化にこだわらず、学んだ知識をアウトプットする媒体として活用してみましょう。
「何を書くか」ではなく「誰が書くか」も重要


Webライターには誰でもなれますし、ネットの情報を集めれば「それっぽい記事」を書けます。
でも、寄せ集めた情報で書いた記事は、何の価値も生み出しません。
Webライティングは「何を書くか」ではなく「誰が書くか」も重要です。
- 食べたラーメンは500食オーバー!とんこつの血が流れるラーメンライター
- ライター歴10年!ていねいな文章が自慢のベテランライター



どちらのライターが書いた記事を見てラーメン屋を選びたいですか?
Webライティングを始めると、成果やテクニックばかりを気にしてしまいます。
しかし、Webライターに重要視されるのは、誰でも書ける記事ではなく「あなたしか書けない記事」を書くことです。
興味があるジャンルを追求してブログで発信することは、将来の武器となる可能性を秘めています。
高校生だから書けるブログ記事がある


高校生がブログを始めるなら「高校生をターゲットとするテーマ」がおすすめです。
同じ悩みを抱えているであろう高校生に向けて、自分自身のリアルな経験を紹介してみましょう。
- ○○部に入って良かったこと・悪かったこと
- 評判の良い参考書「××」を試してみた(感想・レビュー)
- こんな担任は嫌だ(教師あるある)
上記の記事ネタは、高校生が書くからこそリアリティがあり共感が生まれます。
また、クラスメートや担任の先生から聞いた話を、そのままブログ記事のネタとして活用するのも効果的です。



大人が「高校生のつもり」で書くよりもリアルな記事が書けるはずです。
Webライターは高校卒業後でも遅くない


高校生がWebライターに挑戦することは、Webディレクターの立場として本気で阻止します。
お金を稼ぎたいだけであれば、時給で働けるアルバイトを選んだほうがよっぽど楽だからです。
結論をおさらいすると、高校生にWebライターはおすすめできません。
…とは言ったものの、Webライターは読者の悩みや疑問を文章で解決できる立派な仕事です。



僕自身も文章を書くことが好きで、Webライターを選びました。
Webライターに興味をもち、挑戦しようと努力することは間違っていません。
まずは、Webライターを意識した将来の進路から検討してみましょう。
もし、Webライティングに挑戦するのであれば、大学生からでも遅くはありません。


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