Webライターの初心者は、どうやって勉強するのがおすすめ?
Webライター初心者が勉強するなら、まずは本(参考書籍)を読むのがおすすめです。
さまざまな本を読むと、Webライティングはもちろん、Webサイトやブログを運用するための基礎知識も学べます。
僕自身も初心者の頃は、参考書籍を読んで勉強しました。
しかし、まずは「どのような本を読めばいいの?」と迷ってしまう人もいるはずです。
そこで今回は、個人的に「読んでよかった」と思えた8冊をピックアップしてみました。
学びたい内容にあわせて、気になる1冊を選んでみてください。
執筆者プロフィール
- Webライター(4年)
- Webディレクター(1年)
- 元システムエンジニア(9年)
未経験からフリーランスのWebライターに転身。
保有資格:SEO検定1級・FP3級
2つのブログを運営しています。
本を選ぶコツ|学びたい内容にリンクしよう
Webライターの初心者であれば、学びたい内容にあわせた本を選ぶのがおすすめです。
これから参考書籍の購入を検討するなら、まずは以下のジャンルから1冊ずつ選んでみましょう。
基本的には1冊の本を何度も読み返しながら、知識を深く学ぶのが理想的です。
僕自身も読書が好きなので、参考書籍を何冊も読み比べました。
しかし、どの本も根底とするテーマは同じなので、結局のところ「1冊で十分」の結論に落ち着きました。
文章力・Webライティングを学ぶ
文章力・Webライティングのノウハウは、Webライターに欠かせない要素です。
Webライターは、情報やアイデアを文章で正確に伝えるスキルが求められます。
言葉を間違えてしまうと、読者に情報が正しく伝わりません。
難しい言葉を選んでしまうと、読者は情報をスムーズに理解できません。
また、Webライターには、Web記事を書くスキルが求められます。
書籍や新聞のような「紙媒体」ではなく、Webサイトに掲載する記事の特性を知っておくべきです。
違い | Web記事 | 紙媒体 |
---|---|---|
情報量 | 上限なし | 上限あり |
読み方 | 縦読み(上から下へ) | 横読み(右から左へ) |
おもな目的 | 情報収集 | 読むこと |
文章力やWebライティングが学べる本であれば、Web媒体の特性にあわせた書き方を習得できます。
個人的には、以下の本が参考になりました。
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SEOライティングを学ぶ
Webライターには、SEOのノウハウも求められます。
Web上に公開する記事は、検索順位の上位に表示されることも重要な観点です。
「Search Engine Optimization」の略称であり、検索エンジン最適化を指す言葉。
検索エンジンに対して最適化した記事で、検索順位の上位表示を目指す取り組み。
執筆した記事を一人でも多くの読者に届けるためには、SEOの知識が欠かせません。
個人的には、以下の本が参考になりました。
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コピーライティングを学ぶ
商品やサービスを紹介する記事では、読者の興味・関心につながるようなコピーライティングが役立ちます。
コピーライティングとは、商品やサービスの魅力を伝えるキャッチコピーを活用した執筆テクニックです。
- 「読んでよかった。」そう感じたとっておきの本を紹介します。
(ポジティブな要素を伝える) - いま流行りの○○。本当に正しいの?
(問題点を提示する) - 3つ以上当てはまる人は「いますぐ」読んでください。
(不安をあおる)
文章で感情を揺さぶると、読者に「読んでみようかな?」と行動を促す効果が期待できます。
個人的には、以下の本が参考になりました。
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ブログ運用術を学ぶ
ブログ運用術を紹介する本も、Webライターの仕事に活用できます。
ブログ運営は記事を書くだけでなく、検索順位や集客活動といったサイト運営者側の観点も必要です。
- ブログを立ち上げる(サイト運営者の立場)
- ブログや記事の構成を考える(クライアントの立場)
- ブログ記事を書く(Webライターの立場)
ブログ運営で得られた集客や売上の成果は、執筆案件を発注するクライアントが求めているものと同じです。
成果や実績は、案件に応募するときのアピールにも効果的ですよ。
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Webマーケティングを学ぶ
Webライティングの基礎知識を学んだら、マーケティングの知識を学習するのもおすすめです。
- 検索ユーザーを集客するテクニック
- Webメディアでモノやサービスを売る仕組み
- 読者の満足度を上げるコンテンツのヒント
「Webマーケティング」と聞くと、Webライターには関係のないノウハウに思うかもしれません。
しかし、学んでみると、意外に「SEOの延長線上」にあるノウハウだとわかります。
Webマーケターを目指す必要はないので、ライティングスキルの引出しを増やすつもりで学習してみましょう。
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Webライター初心者におすすめの本
以下の8冊は、Webライティングのスキルアップに役立てようと実際に購入した本です。
Webディレクターを経験した現在でも、何度も読み返しながら活用しています。
- 文章力・Webライティングを学べる本
- SEOライティングを学べる本
- コピーライティングを学べる本
- ブログ運用術を学べる1冊
- Webマーケティングを学べる1冊
文章力の基本「簡単だけど、だれも教えてくれない77のテクニック」
本書は「わかりやすく、伝わる文章」を書くための基本を学べる1冊です。
文章を書くときに実践したい77のテクニックを「例文と改善案」の構成で解説しています。
テクニックを一つずつ理解しながら読み進められるので、これから知識を深めたい初心者にもおすすめです。
- 「わかりやすい文章=ムダのない文章」と気づけた
- テクニックごとに例文があるので具体的な使い方をイメージしやすい
- シンプルにまとまっているので何度も読み返しやすい
わかりやすい文章を書くためには、無駄を省いたシンプルな内容を意識することが大切。
上記を意識できたことが、個人的に「読んでよかった」と思えたポイントでした。
沈黙のWebライティング
本書はWebライティングのノウハウを「マンガ仕立て」のストーリーで学べる1冊です。
Webサイトで成果を上げるための「実践的な文章の書き方」を、ストーリーを楽しみながら学べます。
Webライティングに不慣れな初心者の「入門編」の1冊としてもおすすめです。
- 「Webに掲載すること」を意識した文章の書き方がわかった
- マンガ仕立てなので不慣れなテーマでも理解できた
- SEOにつながる知識が自然に身についた
各章には、要点をまとめた「解説ページ」や「まとめページ」もあります。
初見ではストーリー全体を読み、読み返すときは解説だけおさらいすると良いでしょう。
マンガは「もし自分がブログ運営するなら…」と想像しながら読むと参考になりますよ。
文芸オタクの私が教える バズる文章教室
本書は自らを「文芸オタク」と称する著者が、文章を楽しんでもらう工夫について紹介する一冊です。
作家をはじめとするさまざまな言葉のプロを研究し、発見したバズるためのヒントが詰まっています。
- バズるために必要な文章の工夫がわかる
- 49個の文章モデルからわかる法則が参考になる
- 文章を楽しんでもらうことの大切さを学べる
この本を手に取ったきっかけは「ブログやSNSでの発信力を高めたい」と思ったことです。
僕自身は「バズ」を生み出すインフルエンサーにあこがれて、注目を集める文章を必死に考えたことがあります。
しかし、バズる文章への近道は、好感を得られるような「書き方」を工夫することだとわかりました。
言葉選びのプロたちを分析しながら「文章を楽しんでもらう法則」をひも解く一冊です。
最新版!これからのSEO内部対策本格講座
本書は「SEOの内部対策」がテーマの1冊です。
Webサイトは検索エンジンに向けて構成することも大切であり、そのために「何をすべきか」を理解できます。
- SEOの内部対策について「やるべきこと」を把握できた
- 記事を「検索エンジンに最適化すること」への意識が高まった
- 自分のブログにある改善点を見つけられた
SEOの内部対策は、初心者には難しさを感じてしまうテーマです。
一度読むだけでは理解できないので、何度も読み返しながら少しずつ知識を増やしましょう。
本書は2017年に出版された本ですが、今後も変わることがないであろう根本的な対策が書かれています。
Webサイトやブログの「強固な土台作り」に役立つ1冊です。
売れるコピーライティング単語帖
本書は、コピーライティングに役立つワードとフレーズをまとめた単語帳です。
人間の心理に寄り添った「心を動かすフレーズ」を辞書のように引き出せます。
- コピー(宣伝文句)の本質を理解できた
- 例文が豊富なので実業務でも参考になった
- 行動を促す文章のヒントを得られた(PASONAの法則)
本書ではコピーライティングのノウハウにもふれていますが、どちらかというと「便利なフレーズをまとめた単語帳」として活用するのが理想的です。
ただし、キャッチコピーには「人によって捉え方が異なる」といった注意点があります。
本書のフレーズはあくまでも参考例として、自分なりに表現を変えたり取捨選択したりといった工夫も心がけましょう。
読まれる・稼げるブログ術大全
本書は月間125万PVを誇るプロブロガー「ヨス」さんが、楽しく続けながら「読まれる・稼げる」ブログのノウハウを紹介する1冊です。
Webライティングのノウハウを学びたい場合は、ブログ運用術の本も参考になります。
個人ブログに挑戦しようとしている人なら一石二鳥です。
- ブログの始め方を学べた
- 読者を意識した文章の書き方を学べた
- ブログで収益を得られるようになった
本書の特徴は「ブログを楽しく続けよう」といったコンセプトにあります。
結果にこだわった必勝法ではなく、継続することで「得られる喜びがたくさんあるよ!」といった前向きな内容が印象的です。
7名のブロガーさんへのインタビューもあり、モデルケースとしてとても参考になりました。
マクサン式Webライティング実践スキル大全
本書では、累計2400万人以上に読まれてきた筆者が、稼ぐためのWebライティングスキルを紹介しています。
- ガジェットブログを運営する「マクリン」さん
- ブログ論ブログを運営する「サンツォ」さん
この1冊があれば、ブログで稼ぐためのライティングテクニックを体系的に学べます。
初心者だけでなく、中級者から上級者まで何度も繰り返して読みたい1冊です。
ブロガーとして長年活躍されている著者のノウハウは信頼できますよ!
- SEOに強いブログ運営スキルを学べた
- 文章や記事構成のテクニックが参考になった
- 稼ぐために必要なブログ運営術を学べた
本書の特徴は「月10万円以上」を稼ぐためのブログ運営術が学べることです。
ブログ運営で成果をあげるために必要なノウハウは、Webライティングにも関連性があります。
基本的なことから独学では学びにくいことまで、すぐにでもマネしたくなるような知識を学べます。ブログ運営者には、とくにおすすめしたい1冊です。
スターバックスはなぜ値下げもテレビCMもしないのに強いブランドでいられるのか?
本書では、商品やサービスを提供する人に役立つ戦略や心構えのヒントを得られます。
著者のジョン・ムーア氏が、マーケティング担当としてスターバックスを成功に導いた「46のルール」がテーマです。
- スターバックスがファンを獲得する秘訣がわかった
- スターバックスの成功に導いた「46のルール」が参考になった
- ほかのビジネスに取り入れるためのノウハウを得られた
スターバックスの取り組みから、分野にかかわらずブランディングを成功させるヒントが得られます。
Webライティングとは関係なさそうでも、実はマーケティングの観点では学びの多い1冊でした。
ファンを獲得するために企業が取り組んでいることは、読者を獲得するための取り組みに置き換えられました。
本を読み終わったらアウトプットしてみよう
勉強のために本を読むのは、知識の習得に効果的です。
しかし、本を読むだけでは、スキルの習得にはつながりません。
Webライティングのスキルを身につけるなら、本から学んだ知識を実践(アウトプット)してみましょう。
知識は実践してはじめてスキルとなる
本を読んで学んだ知識は、文章を書きながらアウトプットしましょう。
注意すべきポイントは、ひたすら文章を書くのではなく、学んだ知識を実践することです。
とはいえ、学んだ知識を効果的に実践するのは、意外に簡単ではありません。
そこで、本を読みながら要点をまとめ、チェックリストを作成するのがおすすめです。
チェックリストをまとめることがアウトプットになり、本を読み返さなくても要点を確認できて一石二鳥です。
文章をたくさん書いて定着化させよう
スキルを定着させるためには、何度も実践を繰り返すのが重要です。
- Webライターの案件を受注する
- 個人ブログを運営する
- Noteに記事を投稿する
Webライターなら、案件を受注すれば実践する機会を得られます。
また、個人ブログを運営すれば、納期を気にせず自由に記事を執筆可能です。
「覚えたつもり」でも、実践してみると意外に知識を使いこなせていないと気づきますよ。
【番外編】ずっとやりたかったことを、やりなさい。
最後に、Webライターの仕事とは直接関係ありませんが、個人的におすすめの1冊を紹介します。
本書『ずっとやりたかったことを、やりなさい。』は、本当に「やりたかったこと」を思い出し、夢の実現に向けた1歩を踏み出せる1冊です。
- 自分のやりたいことに対して正直になれた
- 周りのネガティブな意見が気にならなくなった
- 一切の迷いなく「行動してみよう」と考えられるようになった
僕にとっては「フリーランスになろう」「ブログをやってみよう」と考えるきっかけとなった本です。
社会人は自分の環境や周囲の意見を気にして、本当にやりたいことがいつの間にか心の片隅に追いやられてしまいます。
「やらなきゃいけないこと」と「やりたかったこと」のギャップに悩んだとき、ぜひ読んでほしい1冊です。
本から学ぶこともたくさんある|まずは1冊だけ選んでみよう
Webライターの仕事をスタートしてから現在まで、本を読んで学んだ知識はとても役に立っています。
本を使った学習のコツは、少しずつ読み進めることです。
「1日30分」と時間を決めて、ゆっくりでも深く学ぶことを心がけましょう。
まずは気になる1冊だけ選んでみてください。
できることを少しずつ増やしながら、本で学んだ知識をライター業務やブログ運営で活用してみましょう。
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