- Webライターの業務で苦戦した経験談
Webライターを始める方法は理解できたけど…上手くできるのかどうか不安が残るなぁ。
最初は苦戦することもあるだろうからね。みんなの体験談を聞けば、少しだけ不安を解消できるかな?
今回は『執筆業務で苦戦した経験はありますか?』をテーマに、Webライター50名にアンケート調査を実施してみました。
どんなことに苦戦したか、どのように乗り越えたか。
そんな質問に回答してもらいました。
はじめての執筆業務には、上手くいかないことも多々あります。
「Webライターは甘くない」なんて言われているのも納得してしまうほどです。
しかし、さまざまなWebライターに実態を聞いてみると、意外に誰もが通る道だったりします。
先輩Webライターの体験談を見ながら「みんな苦労してんだな~」と安心するきっかけにしてみてください!
執筆者プロフィール
- Webライター(4年)
- Webディレクター(1年)
- 元システムエンジニア(9年)
未経験からフリーランスのWebライターに転身。
保有資格:SEO検定1級・FP3級
2つのブログを運営しています。
執筆業務で苦労した体験談【経験年数:1~3年】
Webライター経験「1~3年」の回答者を10名ピックアップしました。
経験年数が浅いWebライターならではの体験談を紹介します。
どんなことに苦労した?
専門的な内容を執筆することが多く、調べる度に勉強しなおす必要があった。
どのように乗り越えた?
わからないことは積極的にメモを残しておくことで、知識をつけると同時に知見を広げることに繋がりました。
リサーチする手間を減らす工夫は重要なポイントだね!
どんなことに苦労した?
作業時間50分のタスク案件を実施したが、時間内に完了できなかった。初見のネタを書いたため、ネタ探しに難航してしまった。
どのように乗り越えた?
作業時間内に終わらないことを想定して、業務内容を事前にメモ帳へ保存しておいた。ネタ探しに難航したときは、関連分野まで調べて、次のライティングのネタとしてストックしています。
タスク案件の作業内容を事前に確認できる場合は、
作業開始前に回答を準備しておくと効率的!
どんなことに苦労した?
自分の知らない分野が執筆テーマだったので、リサーチするのに時間がかかった。
どのように乗り越えた?
とにかく頑張って調べて乗り切った。ただ、さすがに限界を感じてギブアップした経験もあります。
個人的にもリサーチは時間がかかる作業です。
とくに知らない分野は経験年数にかかわらず苦労します…
どんなことに苦労した?
コピぺ一致率が下がらず、書き直すほどに悪化した。また、内容も専門的でリサーチしにくかった。
どのように乗り越えた?
無理に自己解決せず、すなおに助けを求めた。
自分の許容範囲を超えていると感じたときは
遠慮せずに相談したほうが上手く進むこともありますよ。
どんなことに苦労した?
納期当日でもモチベーションが上がらず、対応がギリギリになってしまうこと。
どのように乗り越えた?
悩んでも解決しないので、とにかくやる気を無理やり上げた。
やる気が出ないときは、
なにも考えず、とにかく手を動かすこと!
どんなことに苦労した?
- 大量の文字数をクリアするのに疲れが出ました。また、修正を含む要望に応えることに時間がかかった。
- 連絡に使用するアプリを使った経験がなかったので、慣れるまで困りました。
どのように乗り越えた?
- 「まだ不慣れだから」と、ひたすら頑張った。
- 使用方法を調べて、知恵を絞り出した。
執筆文字数が多いと精神的にも疲れが溜まりますよね…
どんなことに苦労した?
- 作成数が増えていくと同じテーマの記事を執筆することもあり、内容が重複しそうで困る。
- 文字単価を上げるまでは、数をこなさないと稼げない。
どのように乗り越えた?
- 同じテーマでも、異なる目線でのライティングを心がける。
- 現在も苦労中…
たしかに、異なるクライアントから
同じテーマ(キーワード)を依頼されたときは困ったなぁ。
どんなことに苦労した?
- 育児しながらだったので、納期に間に合わせるための時間の確保が難しかった。
- フリー素材の適切な画像を探すのが大変だった。
どのように乗り越えた?
- 旦那の協力を得たり、家事育児を後回しにしたりして、時間を確保した。どうしても無理なときは、納期の延長を相談した。
- クライアント様にフリー素材の画像を扱うサイトを複数紹介してもらった。
育児をしながらだと急な対応に追われることも多々あります。
理解のあるクライアントも多いので遠慮なく相談しましょう!
どんなことに苦労した?
- 自分の語彙力がないことや表現力に乏しいことで、添削で何度も厳しく指摘を受けた。
- 単調な文章しか書けず、とても苦労しました。
どのように乗り越えた?
- とにかく慣れること。また、言い回しやボキャブラリーを増やすように努力した。
- 他ライターさんの記事を読んで、表現力を上げられるように工夫しました。
指摘を受けると、どうしてもネガティブな気持ちになります…
でも、スキルや単価を上げるためには、乗り越えないといけない壁です!
どんなことに苦労した?
完全な初心者で始めたので「クライアントに迷惑をかけているのではないか」と不安があった。
どのように乗り越えた?
YouTubeの動画を見ながら、知識を学んだり体験談を参考にしたりしました。
クライアントとはチャットのやりとりが多いので、
感情が伝わらなくて必要以上に不安を感じることもあります。
執筆業務で苦労した体験談【経験年数:4~6年】
Webライター経験「4~6年」の回答者を5名ピックアップしました。
初心者から一歩抜け出したWebライター中級者の体験談を紹介します。
どんなことに苦労した?
文章を修正してもコピペ一致率が下がず、文章の書き直しにかなり悩んだ。一時期、コピペ一致率をチェックすることが苦手になった。
どのように乗り越えた?
ひたすら文章を差し替えて、一致率が下がるまで頑張った。
コピペ一致率は、いまでも悩まされる…
どんなことに苦労した?
納品後に執筆条件の後出しがあり、完成後の修正が多々ありました。
どのように乗り越えた?
事前の打合せとあまりにも内容が違う場合は、修正を断りました。だんだんとクライアントの見分け方がわかってきたので、今はそこまで悩んでいません。
初回の指示がていねいなクライアントは信用できる(個人的に)
どんなことに苦労した?
依頼時に言われなかったことを納品後に延々と指摘され、支払いがされないのではないかと不安になった。
どのように乗り越えた?
指示の後出しや修正頻度が多い場合は、仕事の継続をお断りしました。
「合わない」と思ったときは、断る勇気も大切。
どんなことに苦労した?
- コラム記事の書き方がわからず、コツを掴むまで時間がかかり苦労した。
- 読者に興味をもってもらえる導入文を書くのが難しかった。
どのように乗り越えた?
- 「こぶたの鉛筆」というサイトの記事が役に立った。
- Web記事を毎日20記事以上読みながら、面白いと思った導入文の書き方を参考にした。
色々なサイトの記事を読んでみるのも参考になるよ!
どんなことに苦労した?
芸能人のエピソードに関するシナリオ作成をしていました。クライアントのシナリオ添削の基準が非常に厳しかったです。構成案や細かい表現に対するダメ出しが多く、心が折れそうになりました。
どのように乗り越えた?
とにかく必死にクライアントの要望を聞いて、文章を何度も書き直したり読み直したりして、やっと合格をもらえました。
厳しさはクライアントも真剣な証拠。
なんとか頑張って食らいつこう!
執筆業務で苦労した体験談【経験年数:7年以上】
Webライター経験「7年以上」の回答者を5名ピックアップしました。
業務経験が豊富なWebライターならではの体験談を紹介します。
どんなことに苦労した?
クライアントのイメージする構成や文章にならず、修正が長く続いたことがあります。「文章的には問題ないが、イメージと異なる」という修正依頼が一番苦戦しました。
どのように乗り越えた?
依頼を受けるときに、イメージの共有を重視するようになりました。とくに、内容にこだわりがありそうなクライアントには、事前にていねいな打合せをしています。
執筆前にどれだけ条件を聞き出せるかが腕の見せ所。
どんなことに苦労した?
- 納品物のほとんどに修正が入り、ほぼ丸々書き直したこと。
- 書いた文章を操作ミスですべて消してしまったこと。
どのように乗り越えた?
- 修正が多そうなクライアントの仕事は受注しない。
- 書いた文章をこまめにコピーしておく。
苦労した記事が消えたときのショックはヤバいよ…
どんなことに苦労した?
- クライアントの指示があいまいで、リクエストに沿った文章を書けなかった。
- 興味のないテーマ・ジャンルで積極的になれず、なかなか執筆が進まなかった。
どのように乗り越えた?
- クライアントのサイトで他記事を繰り返し読みながら、文章や内容の傾向を把握した。また、マニュアルに沿った内容となるよう、何度も見直した。
- 興味がなくても好きになれるよう、1ヶ月はガマンしながらひたすら調べて取り組んだ。
慣れないテーマの執筆では、本当に何も浮かばないことがある…
どんなことに苦労した?
書きたい記事の案件がなかったとき、気が乗らない記事を書いて精神的に疲れました。
どのように乗り越えた?
書きたい案件がないときは、無理をせずに気分転換をはかるようにしました。
書きたい案件が見つからないときは、
勉強したりブログを書いたりするといいかも。
どんなことに苦労した?
元々は紙媒体の執筆に携わっていたため、SEOを気にしたことがなく、キーワードの扱いにとても苦労した。
どのように乗り越えた?
とにかくレギュレーションに沿ってSEOを考慮しながら文章を書いた。本音を言うと、あまり納得できる文章にはならなかった。
ルールやSEOを重視するあまり、
文章に違和感を感じることは「あるある」なのかも。
最初はみんな苦労する(自分だけだと心配しないで!)
今回はWebライター50名にアンケート調査した結果から、20名の回答をピックアップしてみました。
経験年数が1~3年ほどのビギナーから7年以上のベテランまで、さまざまな苦労した経験談を教えてくれました。
- 経験年数にかかわらず業務で苦労することはある
- 苦労をすんなりと解決しにくいこともある
- ときには無理せず周囲のフォローを受けるのも大切
この記事を書いている僕自身も、Webライター経験が3年ほどあります。
執筆業務には徐々に慣れてきたと思いながらも、いまでも苦労しながら対応しています。
知識のない執筆テーマだと文章がまったく思い浮かばなくなったり、クライアントの態度にストレスが溜まったり…。
「自分にはあってないのかな?」なんて考えたこともありましたけど、周りに目を向けてみると同じ苦労をしているWebライターはたくさんいました。
だから、上手くいかないときも「自分なんて…ぜんぜんダメだ…」と落ち込まないでください。
フタを開けてみれば意外にみんなが通る道だったりするので、遠慮せず誰かに相談することをおすすめします。
SNSやスクールを活用して、Webライターとのつながりをつくるといいかもね。
takuのXアカウント(旧Twitter)でもDMでの無料相談を受け付けています。愚痴でもなんでも気軽にご相談ください。
アンケート結果の概要
最後に、今回のアンケート結果を簡単なデータにまとめてみました。
- 調査対象:Webライター経験者
- 調査人数:50名
- 調査媒体:クラウドワークス
回答者の割合は「1~3年目」が62%と過半数でした。
年数が増えるにつれて、苦労も少しずつ減っているのかな?
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