Webライターに「苦戦したエピソード」をアンケート調査してみた

今回のテーマは、Webライターの「苦戦したエピソード」です。

はじめての執筆業務は、上手くいかないことも多々あります。

「Webライターは甘くない」なんて言われているのも納得してしまうほどです。

しかし、さまざまなWebライターに実態を聞いてみると、意外に誰もが通る道だったりします。

そこで、Webライター50名にアンケート調査を実施してみました。

運営者プロフィール

taku
  • 2020年:未経験からフリーランスのライターに
  • 2023年:ライター月収37万円を達成
  • 2024年:電子書籍を出版

「文章でどこかの誰かの役に立とう!」をテーマに当サイトを運営しています。SEO・取材・電子書籍など、幅広い案件に対応中。

運営者プロフィール

taku(伊藤 拓也)

  • 2020年:未経験でフリーランスのライターに
  • 2023年:ライター月収37万円を達成
  • 2024年:電子書籍を出版

「文章でどこかの誰かの役に立とう!」をテーマに当サイトを運営しています。SEO・取材・電子書籍など、幅広い案件に対応中。

目次

アンケート調査の概要

今回のアンケート調査は、クラウドワークスにて50名のWebライターに協力していただきました。

  • 調査対象:Webライター経験者
  • 調査人数:50名
  • 調査媒体:クラウドワークス

アンケート結果の統計は、以下のデータにまとめています。

回答者の割合は「1~3年目」が62%と過半数でした。

年数が増えるにつれて、苦労も少しずつ減っているのかな?

業務で苦戦した体験談|経験年数:1~3年

Webライター経験「1~3年」の回答者を10名ピックアップしました。

経験年数が浅いWebライターならではの体験談を紹介します。

専門知識の勉強に苦労した(20代・男性)

どんなことに苦労した?

専門的な内容を執筆することが多く、調べる度に勉強しなおす必要があった。

どのように乗り越えた?

わからないことは積極的にメモを残しておくことで、知識をつけると同時に知見を広げることに繋がりました。

リサーチする手間を減らす工夫は重要なポイント!

タスク案件を時間内に完了できなかった(30代・男性)

どんなことに苦労した?

作業時間50分のタスク案件を実施したが、時間内に完了できなかった。初見のネタを書いたため、ネタ探しに難航してしまった。

どのように乗り越えた?

作業時間内に終わらないことを想定して、業務内容を事前にメモ帳へ保存しておいた。ネタ探しに難航したときは、関連分野まで調べて、次のライティングのネタとしてストックしています。

タスク案件の作業内容を事前に確認できる場合は、作業開始前に回答を準備しておくと効率的!

知らない分野の執筆に苦労した(30代・女性)

どんなことに苦労した?

自分の知らない分野が執筆テーマだったので、リサーチするのに時間がかかった。

どのように乗り越えた?

とにかく頑張って調べて乗り切った。ただ、さすがに限界を感じてギブアップした経験もあります。

個人的にもリサーチは時間がかかる作業です。とくに知らない分野は経験年数にかかわらず苦労します。

コピぺ一致率が下がらなかった(30代・女性)

どんなことに苦労した?

コピぺ一致率が下がらず、書き直すほどに悪化した。また、内容も専門的でリサーチしにくかった。

どのように乗り越えた?

無理に自己解決せず、すなおに助けを求めた。

自分の許容範囲を超えていると感じたときは、遠慮せずに相談したほうが上手く進むこともありますよ。

納期がギリギリになってしまった(30代・男性)

どんなことに苦労した?

納期当日でもモチベーションが上がらず、対応がギリギリになってしまうこと。

どのように乗り越えた?

悩んでも解決しないので、とにかくやる気を無理やり上げた。

やる気が出ないときは、なにも考えず、とにかく手を動かすこと!

大量の文字数をクリアするのに疲れた(30代・女性)

どんなことに苦労した?

  1. 大量の文字数をクリアするのに疲れが出ました。また、修正を含む要望に応えることに時間がかかった。
  2. 連絡に使用するアプリを使った経験がなかったので、慣れるまで困りました。

どのように乗り越えた?

  1. 「まだ不慣れだから」と、ひたすら頑張った。
  2. 使用方法を調べて、知恵を絞り出した。

執筆文字数が多いと精神的にも疲れが溜まります。

同じテーマを執筆するときに困った(30代・男性)

どんなことに苦労した?

  1. 作成数が増えていくと同じテーマの記事を執筆することもあり、内容が重複しそうで困る。
  2. 文字単価を上げるまでは、数をこなさないと稼げない。

どのように乗り越えた?

  1. 同じテーマでも、異なる目線でのライティングを心がける。
  2. 現在も苦労中…

たしかに、異なるクライアントから同じテーマ(キーワード)を依頼されると困ってしまうかも。

育児と業務の両立が難しかった(30代・女性)

どんなことに苦労した?

  1. 育児しながらだったので、納期に間に合わせるための時間の確保が難しかった。
  2. フリー素材の適切な画像を探すのが大変だった。

どのように乗り越えた?

  1. 旦那の協力を得たり、家事育児を後回しにしたりして、時間を確保した。どうしても無理なときは、納期の延長を相談した。
  2. クライアント様にフリー素材の画像を扱うサイトを複数紹介してもらった。

育児をしながらだと急な対応に追われることも多々あります。理解のあるクライアントも多いので遠慮なく相談しましょう!

添削で何度も厳しく指摘を受けた(40代・女性)

どんなことに苦労した?

  1. 自分の語彙力がないことや表現力に乏しいことで、添削で何度も厳しく指摘を受けた。
  2. 単調な文章しか書けず、とても苦労しました。

どのように乗り越えた?

  1. とにかく慣れること。また、言い回しやボキャブラリーを増やすように努力した。
  2. 他ライターさんの記事を読んで、表現力を上げられるように工夫しました。

指摘を受けると、どうしてもネガティブな気持ちになります。でも、スキルや単価を上げるためには、乗り越えないといけない壁です!

迷惑をかけている不安があった(50代以上・男性)

どんなことに苦労した?

完全な初心者で始めたので「クライアントに迷惑をかけているのではないか」と不安があった。

どのように乗り越えた?

YouTubeの動画を見ながら、知識を学んだり体験談を参考にしたりしました。

クライアントとはチャットのやりとりが多いので、感情が伝わらなくて必要以上に不安を感じることもあります。

業務で苦戦した体験談|経験年数:4~6年

Webライター経験「4~6年」の回答者を5名ピックアップしました。

初心者から一歩抜け出したWebライター中級者の体験談を紹介します。

なかなかコピペ一致率が下がらなかった(30代・女性)

どんなことに苦労した?

文章を修正してもコピペ一致率が下がず、文章の書き直しにかなり悩んだ。一時期、コピペ一致率をチェックすることが苦手になった。

どのように乗り越えた?

ひたすら文章を差し替えて、一致率が下がるまで頑張った。

コピペ一致率には、いまでも悩まされます。

納品後に執筆条件の後出しをされた(40代・女性)

どんなことに苦労した?

納品後に執筆条件の後出しがあり、完成後の修正が多々ありました。

どのように乗り越えた?

事前の打合せとあまりにも内容が違う場合は、修正を断りました。だんだんとクライアントの見分け方がわかってきたので、今はそこまで悩んでいません。

初回の指示がていねいなクライアントは信用できます。

納品後に想定外の指摘を受けた(30代・女性)

どんなことに苦労した?

依頼時に言われなかったことを納品後に延々と指摘され、支払いがされないのではないかと不安になった。

どのように乗り越えた?

指示の後出しや修正頻度が多い場合は、仕事の継続をお断りしました。

「合わない」と思ったときは、断る勇気も大切。

コラム記事に慣れるまで時間がかかった(40代・女性)

どんなことに苦労した?

  1. コラム記事の書き方がわからず、コツを掴むまで時間がかかり苦労した。
  2. 読者に興味をもってもらえる導入文を書くのが難しかった。

どのように乗り越えた?

  • 「こぶたの鉛筆」というサイトの記事が役に立った。
  • Web記事を毎日20記事以上読みながら、面白いと思った導入文の書き方を参考にした。

色々なサイトの記事を読んでみるのも参考になるよ!

添削の基準が非常に厳しかった(40代・男性)

どんなことに苦労した?

芸能人のエピソードに関するシナリオ作成をしていました。クライアントのシナリオ添削の基準が非常に厳しかったです。構成案や細かい表現に対するダメ出しが多く、心が折れそうになりました。

どのように乗り越えた?

とにかく必死にクライアントの要望を聞いて、文章を何度も書き直したり読み直したりして、やっと合格をもらえました。

厳しさはクライアントも真剣な証拠。なんとか頑張って食らいつこう!

業務で苦戦した体験談|経験年数:7年以上

Webライター経験「7年以上」の回答者を5名ピックアップしました。

業務経験が豊富なWebライターならではの体験談を紹介します。

クライアントとの意思共有に苦戦した(30代・女性)

どんなことに苦労した?

クライアントのイメージする構成や文章にならず、修正が長く続いたことがあります。「文章的には問題ないが、イメージと異なる」という修正依頼が一番苦戦しました。

どのように乗り越えた?

依頼を受けるときに、イメージの共有を重視するようになりました。とくに、内容にこだわりがありそうなクライアントには、事前にていねいな打合せをしています。

執筆前にどれだけ条件を聞き出せるかが腕の見せ所。

修正でほぼ丸々書き直した(40代・男性)

どんなことに苦労した?

  1. 納品物のほとんどに修正が入り、ほぼ丸々書き直したこと。
  2. 書いた文章を操作ミスですべて消してしまったこと。

どのように乗り越えた?

  1. 修正が多そうなクライアントの仕事は受注しない。
  2. 書いた文章をこまめにコピーしておく。

苦労した記事が消えたときのショックはヤバいよ。

クライアントの指示があいまいだった(40代・女性)

どんなことに苦労した?

  1. クライアントの指示があいまいで、リクエストに沿った文章を書けなかった。
  2. 興味のないテーマ・ジャンルで積極的になれず、なかなか執筆が進まなかった。

どのように乗り越えた?

  1. クライアントのサイトで他記事を繰り返し読みながら、文章や内容の傾向を把握した。また、マニュアルに沿った内容となるよう、何度も見直した。
  2. 興味がなくても好きになれるよう、1ヶ月はガマンしながらひたすら調べて取り組んだ。

慣れないテーマの執筆では、本当に何も浮かばないことがあります。

書きたい案件がなくて疲れた(50代以上・女性)

どんなことに苦労した?

書きたい記事の案件がなかったとき、気が乗らない記事を書いて精神的に疲れました。

どのように乗り越えた?

書きたい案件がないときは、無理をせずに気分転換をはかるようにしました。

書きたい案件が見つからないときは、勉強したりブログを書いたりするといいかも。

SEOを気にしたことがなかった(50代以上・女性)

どんなことに苦労した?

元々は紙媒体の執筆に携わっていたため、SEOを気にしたことがなく、キーワードの扱いにとても苦労した。

どのように乗り越えた?

とにかくレギュレーションに沿ってSEOを考慮しながら文章を書いた。本音を言うと、あまり納得できる文章にはならなかった。

ルールやSEOを重視するあまり、文章に違和感を感じることは「あるある」なのかも。

まとめ|最初はみんな苦労する

今回はWebライターが「苦戦したエピソード」をテーマに、以下のコンテンツを解説しました。

Webライター50名にアンケート調査した結果から、20名の回答をピックアップしてみました。

初心者からベテランまで、さまざまな苦戦した経験談を教えてくれました。

アンケート調査からわかったこと
  • 経験年数にかかわらず業務で苦労することはある
  • 苦労をすんなりと解決しにくいこともある
  • ときには無理せず周囲のフォローを受けるのも大切

この記事を書いている僕自身も、4年以上のWebライター経験があります。

ときには「自分には向いていないのかな?」なんて考えたこともありました。

しかし、周りに目を向けてみると、同じ苦労をしているWebライターがたくさんいました。

フタを開けてみれば、意外にみんなが通る道だったりします。

だから、上手くいかないときも「自分なんて…ぜんぜんダメだ…」と落ち込まないでください。

どうしても悩んでしまうときは、遠慮せずに先輩Webライターに相談してみましょう。

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