ペルソナとは|Webライターが知っておきたいテクニック

ペルソナって何?ターゲットとは違うの?

Webライティングに携わると「ペルソナ」という用語を目にします。

初心者には聞きなれない用語ですし、経験者も「ターゲット」と混在してしまいがちです。

読者ファーストの記事執筆を求められるWebライターにとって、ペルソナは知っておくべき要素なのかもしれません。

そこで今回は「ペルソナって何?」と気になっている人に向けて、意味や使い方を解説します。

taku

Webライターの経験がある「taku」が解説します。

この記事でわかること
  • ペルソナとは
  • ペルソナを重要視する理由
  • ペルソナの設定方法
  • ペルソナ設定で気をつけたいこと
目次

ペルソナとは|読者の人物像

ペルソナとは|読者の人物像

Webライティングにおける「ペルソナ」とは、記事の読者を想定した人物像を指します。

Web記事は「読者のために書くこと」が大前提であり、読者を想定しないと何を書けば良いのか把握できません。

ペルソナはマーケティング用語

企業が設定する「提供する商品やサービスを求める顧客」の具体的な人物像。

明確な人物像を設定することで、顧客のニーズを深く理解できる。

つまり、Webライターが考えるべきペルソナは、記事を読んでほしい人の具体的な人物像です。

ペルソナとターゲットの違い

ペルソナとターゲットの違い

ペルソナって「ターゲット」のこと?

ペルソナの意味を理解すると「ターゲットとの違い」に困惑してしまいます。

なぜなら、ペルソナとターゲットは、同じ読者に目を向けるからです。

ターゲット:想定する読者のグループ
ペルソナ:ターゲットからピックアップした一人の読者

釣り人向けのWebサイトは「釣り好き」をターゲットに記事を書きます。

釣り人のイメージから、おそらく「30~40代男性」がメインターゲットとなるでしょう。

ペルソナは細かな条件を設定して、ターゲットから「特定の一人」をピックアップします。

ペルソナを重要視する理由|記事の目的を明確にする

ペルソナを重要視する理由|記事の目的を明確にする

Webライターがペルソナを重要視する理由は「誰のために、どんな記事を書く」といった目的を明確にするためです。

  • 読者が求める情報を把握するため
  • 記事に不要な情報を省くため
  • 書くべきことを明確にするため
taku

適当にエサをつけて「何か釣れたらいいな〜」ではなく、獲物に合った仕掛けを考えて釣るのが大事。

読者が求める情報を把握するため

ペルソナを設定することは、読者がどんな人で何を求めているか(悩んでいるか)を考えることでもあります。

求める情報や価値観は人によって異なるので、書くべき内容はペルソナに合わせて変更すべきです。

たとえば、キーワード「Webライター ペルソナ」で記事を書く場合は、以下のような複数のテーマが挙げられます。

  • 「ペルソナ」を知らない人に向けた記事
  • 「ペルソナ」の適切な設定方法を知りたい人に向けた記事
  • 「ペルソナ」の重要性に疑問を感じている人に向けた記事

ペルソナを知らない人は「意味」を知りたいはずです。

設定方法を知りたい人は、すでに意味を理解しているでしょう。

読者が知りたいことを書くためには、Webライター自身も「読者を知ること(想定すること)」が重要です。

記事に不要な情報を省くため

Webライティングの重要な観点は「必要な情報をわかりやすく伝えること」です。

たくさんの情報を詰め込んだ記事は、読者が求める情報にたどり着く手間を増やしてしまいます。

読者が記事を読む理由は、悩みや困りごとを解決したいからです。

そして、悩みや困りごとは「できるだけ早く解決したい」と考えるでしょう。

taku

求めている答えが見つからなければ、読者は記事から離脱してしまいます。

読者に合わせた情報を的確に伝えることが、ペルソナ設定の重要な役割です。

書くべきことを明確にするため

  • 読者が求める情報を把握する
  • 記事に不要な情報を省く

ペルソナから得られる上記のメリットは、Webライターが書くべきことを明確にします。

Webライティングは文字数を意識する傾向にあり、読者に不要な情報まで付け足してしまいがちです。

しかし、読者が求めない情報で文字数を稼いでも、Web記事の価値は高まりません。

記事の文字数と検索順位の関連性について、Googleのジョン・ミュラー氏が以下のとおり言及してます。

From our point of view, we don’t have an algorithm that counts the words on your page and says “Oh, everything until 100 words is bad. Everything between 100 and 500 is fine, and over 500 needs to have five pictures.”

We don’t look at it like that. We try to look at the pages overall and make sure that this is really a compelling and relevant search results to users. And if that’s the case then that’s perfectly fine if that’s long or short or lots of images or not. That’s essentially up to you.

【翻訳】

私たちの観点では、ページの文字数をカウントして「100文字まではダメだ。100字から500字までは大丈夫、500字以上は5枚の写真が必要です。」というようなアルゴリズムはありません。

私たちはそのような見方をしていません。ページ全体を見て、これが本当にユーザーにとって魅力的で関連性のある検索結果であるかどうかを確認しています。もしそうであれば、長くても短くても、画像がたくさんあってもなくても、まったく問題ありません。それは基本的にあなた次第です。

English Google Webmaster Central office-hours hangout

つまり、読者が求めることに関連のある情報を高く評価しており、関連性の判断にはペルソナが必要となるのです。

ペルソナの設定方法|具体例で解説

ペルソナの設定方法|具体例で解説

ペルソナの設定は、以下の流れで考えましょう。

  1. 検索意図を考える
  2. ターゲットを考える
  3. ペルソナ(人物像)を考える

今回は本記事のテーマでもある「Webライター ペルソナ」を例に、設定方法を解説します。

1.検索意図を考える

まずは、検索意図を考えましょう。

具体的には、検索キーワードから「誰に向けて、どんな記事を書くか」前段階を検討します。

たとえば、キーワードが「Webライター ペルソナ」であれば、想定できる検索意図は以下のとおりです。

  • 「ペルソナ」の意味を知りたい
  • 「ペルソナ」の設定方法を知りたい
  • 「ペルソナ」が必須事項かどうかを知りたい

一言に「ペルソナ」といっても、背景にはさまざまな検索意図が隠れています。

この検索意図を知ることで、記事に書くべきことが見えるはずです。

taku

検索意図については、以下の記事で詳しく解説しています。

2.ターゲットを考える

検索意図がまとまったら、読者のターゲットを考えてみましょう。

ターゲットは以下の項目を参考に、大きな枠組みで検討しても問題ありません。

  • 性別
  • 職業
  • 年齢層
  • スキル
taku

すべての項目を使わなくても大丈夫です。

たとえば、先述した検索意図のターゲットは、以下のように考えられます。

  • 「ペルソナ」の意味を知りたい
    →Webライターになりたての初心者・20~30代
  • 「ペルソナ」の設定方法を知りたい
    →Webライターとしてスキルアップしたい上級者・30~40代
  • 「ペルソナ」が必須事項かどうかを知りたい
    →Webライターに慣れてきた中級者・20~30代

検索意図(悩みごと)によって、読者のスキルや年齢層をイメージできます。

あくまでも想定なので、シンプルな発想でイメージしてみましょう。

3.ペルソナ(人物像)を考える

検索意図とターゲットを想定したところで、ようやくペルソナ(人物像)を考えます。

ペルソナは、ターゲットから「特定の一人」を想定するように設定してみてください。

たとえば「ペルソナの意味を知りたいWebライターになりたての初心者(20~30代)」であれば、以下のようなペルソナを設定できます。

ペルソナの設定例

年齢:30代
性別:女性
居住エリア:関東地区
職業:パートタイマー
検索意図:ペルソナの意味を知りたい
悩み:
Webライターを始めて間もないので、クライアントの評価を上げたい。
スキルアップに取り組んでいる過程で「ペルソナが重要」と知ったが、詳しい知識が身についていない。

年齢や性別などの項目を埋めてみると、読者の人物像が少しずつ見えてきます。

30代の女性が読者であれば、文章表現はやわらかな言葉づかいが適切です。

また、パートタイマーであれば、業務や家事のスキマ時間に記事を読むことが想定できます。

できる限りシンプルな文章構成を心がけると良いでしょう。

といった具合にペルソナを設定すると、記事の書き方や内容が連想ゲームのようにつながっていきます。

ペルソナに設定したい基本的な項目

項目例補足
年齢年齢層(~代)でOK
性別テーマや商品に合わせて検討する
(無理にあてはめる必要なし)
居住
エリア
通勤通学のようにアクセスを考慮する場合に必要
職業会社員、主婦や学生など
収入読者の目標値を決める場合に必要(月〇万円)
悩みごと検索意図から想定できる悩みや潜在意識など
(具体的に考えることを推奨します!)

上記の基本的な項目があれば、ペルソナは十分に設定できます。

ペルソナの設定は、あくまでも「読者像をイメージすること」が目的です。

細かすぎる設定や記事の役に立たない項目は、考えたところで出番がないので注意しましょう。

ペルソナには設定不要な項目

ここまで、ペルソナは「ターゲットから特定の一人を想定すること」と解説しました。

しかし、Webライターの場合は、ペルソナの設定にパーソナル(個人的)な項目は不要です。

なぜなら、Web記事は「同じ悩みをもつ複数人の読者」に読まれます。

taku

たった一人の読者に向けて、記事を書くことはありません。

パーソナルな項目例
  • 名前(仮名)
  • 職歴・学歴
  • 役職
  • 家族構成・恋人
  • 性格
  • 趣味・休日の過ごし方

たとえば「ペルソナ太郎さん」と仮名を設定しても、記事の執筆には一切活用できません。

職歴や学歴のような「過去の情報」ではなく「今、悩んでいること」のほうが重要です。

Webライターの仕事は「記事で読者の悩みを解決すること」です。

あまり細かな項目を設定しても、記事執筆に使用しない情報は役に立ちません。

ペルソナ設定で気をつけたいこと|失敗しないコツ

ペルソナ設定で気をつけたいこと|失敗しないコツ

先述の「ペルソナの設定方法|具体例で解説」で解説したとおり、Webライターのペルソナ設定に細かな項目は不要です。

とはいえ、見当違いなペルソナを設定してしまうと、思わぬ失敗につながる場合もあります。

そこで、ここからはペルソナ設定で失敗しないための「気をつけたいこと」を解説します。

ライター都合の設定はNG

ペルソナをライター自身の都合で設定するのはNGです。

自分が書きたいことに合わせるのではなく、検索意図(悩み)から想定して設定しましょう。

自分の経験を活かしたいから「30代男性」に向けて書こう!

検索意図のメインターゲットは「20代女性」かも?

口コミやSNSなど、リアルな悩みの発信者を参考にするのがおすすめです。

taku

理想の読者ではなく、実在する読者に目を向けるべき。

人物像がブレないこと

ペルソナは、特定の悩みをもつが「最小人数のグループ」が理想的です。

具体的には「男性または女性」のように、グループ分けできる要素をなくしましょう。

たとえば「スキンケア」の悩みは、男性も女性も抱えています。

しかし、性別によって「悩みの内容」は異なるはずです。

中途半端に「どっちつかず」な記事を書いてしまうと、読者が不要な情報にストレスを感じてしまう原因となります。

taku

ペルソナに「または」は厳禁!

【カミングアウト】実はペルソナを意識してない

この記事って「初心者と中級者」に向けて書いてない?

本記事のペルソナは、以下のように設定できます。

本記事のペルソナ設定

年齢:-
性別:-
居住エリア:-
職業:Webライター(初心者)
検索意図:ペルソナの意味を知りたい
悩み:
Webライターを始めて間もないので、クライアントの評価を上げたい。
スキルアップに取り組んでいる過程で「ペルソナが重要」と知ったが、詳しい知識が身についていない。

ペルソナの意味を知りたい「Webライターの初心者」に向けて「ペルソナとは?」を伝えることがメインテーマです。

しかし、設定方法や気をつけたいことは、どちらかというと「中級者向け(知ってる人向け)」の内容です。

「意味を知りたい人?」
「設定方法を知りたい人?」

ちょっと矛盾してない?

いまさらカミングアウトしますが、本記事を書くときにペルソナなんて考慮しませんでした。

読者の検索意図とアクションが重要|ペルソナはクライアントが考える

記事を執筆(または構成)するうえで重要なことは、以下の2点です。

  • 読者の検索意図を想定すること
  • 記事を読んだ後のアクションを想定すること

これらを考えるためには、必然的に「どんな人が記事を読むかな?」と想像します。

「意味を知りたいのは、たぶん初心者だろうな~」
「今回のテーマなら、性別や年齢は関係ないだろうな~」

Webライターが考えるのは「この程度」で十分です。

  • 初心者は「ペルソナとは?」が知りたい
  • ペルソナが重要だと知った読者は「なんで?」と考える
  • 理由に納得した読者は「じゃあ設定してみようかな?」と考える
  • いざ設定しようと思うと「失敗したくないな」と考える

今回の記事は、上記の流れを想定して書いています。

ペルソナは、まったく意識しませんでした。

じゃあWebライターは、ペルソナを考えなくてもいいの?

ペルソナを考えるのは、おもにクライアント(編集者やディレクター)の役割です。

Webライターは「クライアントの要求事項に応えること」だけ意識すれば問題ありません。

Webライターがペルソナの知識をもっておくことは、もちろん無駄ではありません。

taku

クライアントからの指示がない場合は、自分から提案できると高評価につながりますよ。

ペルソナは書くべきことを判断する材料|重要視しすぎないこと

ペルソナは書くべきことを判断する材料|重要視しすぎないこと

Webライターにとって「読者を想定しながら記事を書く」のは大切なことです。

しかし、細かな項目でペルソナを設定することは推奨できません。

なぜなら、ペルソナを深掘りしすぎてしまうと、検索意図を網羅できないからです。

taku

読者によって悩みは異なり、特定の一人に目を向けて解決できるほど単純ではありません。

Webライターが重要視すべきことは、読者の検索意図を把握することです。

あくまでもペルソナは、検索意図を精査する一つの手段にすぎません。

もちろんペルソナの意味や設定方法を理解することは、Webライターの仕事に役立ちます。

記事に書くべきことを判断する材料として、ペルソナを効果的に活用しましょう。

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