Webライターが執筆スピードを上げるコツ|時給アップで収入アップ

Webライターとして収入アップを目指すにはどうすればいいのかな?

Webライターが収入アップを目指す方法は「単価アップ」「時給アップ」の2種類。

しかし、実績やスキルを必要とする単価アップは、Webライターの初心者には難易度の高い手段です。

一方で時給アップは、執筆スピードを上げることで実現できます。

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つまり、Webライター自身の努力と工夫次第で、初心者でも収入アップに挑戦できます。

そこで今回は、Webライターの初心者に向けて「執筆スピードを上げる方法」をテーマに、収入アップにつながるポイントを解説します。

執筆者プロフィール

taku
  • Webライター(4年)
  • Webディレクター(1年)
  • 元システムエンジニア(9年)

未経験からフリーランスのWebライターに転身。
保有資格:SEO検定1級・FP3級
2つのブログを運営しています。

目次

執筆スピードを上げるメリット

Webライター初心者が収入アップを目指すなら、まずは執筆スピードを上げましょう。

文字単価で報酬を得るWebライターは、収入アップのために単価アップを目指します。

しかし、スキルや実績のない初心者には、単価アップの達成は困難です。

そこで、執筆スピードを上げながら時給アップを狙います。

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時給換算した収入アップであれば、Webライターの初心者でも取り組めますよ。

時給を知るとガッカリする?

記事を納品した経験がある人は、作業に費やした時間と報酬額から「時給」を算出してみてください。

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時給を知ると想像以上にガッカリしませんか?

アルバイトしたほうがマシなんじゃないかな…?

Webライター初心者は、想像以上に少ない時給で作業している現実にショックを受けがちです。

しかし、働き方を工夫すれば、時給の低さを改善できます。

執筆スピードの目標|1時間で1000文字

大事なことなので繰り返しますが、Webライター初心者の収入アップには「執筆スピードの向上」が重要です。

まずは、執筆スピードの目標を設定しましょう。

【目標】
1時間につき1000文字のペースで記事を書く!

たとえば、5000文字の記事を5時間で執筆した場合の時給は、以下のとおりです。

文字単価1.0円の場合
文字単価2.0円の場合
  • 時給1,000円
    (5000文字÷5時間×1.0円)
  • 時給2,000円
    (5000文字÷5時間×2.0円)

文字単価1.0円の案件でも「時給1,000円」で対応できれば、収入が少ないとは感じません。

とはいえ、作業スピードを上げるにも限界があります。

急がず・焦らずにできる現実的なペースで、最大限の工夫を取り入れるのが重要です。

タイピングスピードを上げても時給は上がらない

執筆スピードを上げる手段は「急いで記事を書くこと」ではありません。

なぜなら、Webライターの業務は、記事を執筆するだけではないからです。

  1. 記事テーマのリサーチ
  2. 見出し構成の作成
  3. 本文の執筆
  4. 執筆後のチェック(校閲・推敲・校正)
  5. 画像の選定・作成
  6. CMS入稿

Webライターにとって、記事執筆は業務の一部です。

つまり、記事を急いで書くためのタイピングスピードだけでは、十分な効果を得られません。

執筆スピードを上げる5つのポイント

執筆スピードを上げて収入アップを目指すには、作業フェーズや環境にあわせた5つのポイントが重要です。

執筆スピードを上げるポイント
  1. リサーチ時間を短縮する
    • リサーチ時間の上限を決める
    • 必要な情報だけピンポイントにリサーチする
  2. 執筆時間を短縮する
    • 文章執筆はPREP法を意識する
    • 文章表現に迷ったときはスルーする
  3. 作業を効率化する
    • ショートカットキーを覚える
    • ライティングツールを活用する
  4. 時間管理を徹底する
    • 1日のスケジュールを立てる
    • 作業時間を計測する
  5. 集中力を向上する
    • 集中力をキープする「ポモドーロ・テクニック」
    • 執筆中は情報をシャットアウトする

それぞれのポイントは、ちょっとした工夫や対策で取り組めます。

劇的な変化を得られるわけではありませんが、日々の積み重ねで効果を実感できるはずです。

いっぺんに取り組むのが難しいときは、まずは実践しやすそうな対策から取り組んでみてください。

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徐々にできることを増やしていきましょう。

リサーチ時間を短縮する

リサーチ時間の短縮は、収入アップに効果的です。

Webライターは執筆内容を把握するため、情報のリサーチに多くの時間を費やします。

リサーチは、記事の内容を充実させるために必要な作業です。

しかし、収入に直接つながらないため、必要な情報を効率的に収集する工夫を心がけましょう。

対策①|リサーチ時間の上限を決める

リサーチに必要以上の時間をかけないためにも、時間の上限を設定しましょう。

たとえば、以下のような上限です。

例)上限の設定
  • 文字数2000文字につき30分
  • 1つの見出しごとに15分

上限は自由に決めて問題ありませんが、明確な「区切り」を決めるのが重要です。

リサーチ時間の上限を決めないと、納得するまで情報を探し続けてしまいます。

しかし、Webライターの仕事は、あくまでも「記事を書く」が本質です。

調べすぎには注意しましょう。

対策②|必要な情報だけをピンポイントにリサーチする

リサーチ時間を短縮するためには、必要な情報だけをピンポイントに探す意識も大切です。

リサーチのゴールを事前に決めておかないと、あれもこれもと調べ続けてしまいます。

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リサーチは、書きたい内容を整理するだけでも十分です。

リサーチの効率化を図るためには「執筆→リサーチ」の順序で作業するのも効果的です。

リサーチなしで書ける箇所から着手すると、不足する情報のみをピンポイントに収集できます。

執筆時間を短縮する

Webライターのメイン業務となる執筆作業も、時間短縮による収入アップを期待できます。

ただし「時間短縮=急ぐこと」ではないので注意しましょう。

執筆時間を短縮するポイントは、以下の2点です。

執筆時間を短縮するポイント
  1. 文章の型を決めて執筆する
  2. 書き方に悩む時間を減らす

時間を気にして急いだり慌てたりすると、誤字脱字のようなミスにつながるリスクがあります。

執筆のスピードではなく「効率化」を意識した対策が効果的です。

対策①|文章執筆はPREP法を意識する

執筆時間を短縮するには、文章の書き方を考える時間を減らすのがポイントです。

「どうやって書こうかな?」と考える時間を減らすためには、文章の型に当てはめる「PREP法」が役立ちます。

P:Point(要点)
R:Reason(理由)
E:Example(具体例)
P:Point(要点のまとめ)

WebライティングにおけるPREP法は、読者に結論をわかりやすく伝えるための文章論法です。

文章を「要点→理由→具体例→要点」の順序で構成します。

1つの見出しに記載する文字数は、200~300文字が一般的です。

200文字の文章を考えるのは、少しだけ手間を感じてしまうこともあります。

しかし、要点・理由…と小分けに考えれば、書くべき内容を小さな単位に整理できます。

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以下の記事では、具体的な「PREP法の活用法」を紹介しています。

PREP法の解説はこちら

対策②|文章表現に迷ったときはスルーする

語尾の表現や言い回しなど、文章表現に迷って執筆の手が止まってしまうこともあります。

そのような場合は、思い切ってスルー(後回し)しましょう。

悩んでしまう箇所は「何とか解決したい」と粘って対応してしまいがちです。

でも、そんなときほどアイデアが浮かばないし、いつの間にかスマホを見ちゃう。

考えがまとまらなくても、少し時間を空けるだけで意外にアッサリと解決することもあります。

文章表現に迷ってしまうときは、メモ程度に仮の文章を記載して後回しにするのも効果的です。

作業を効率化する

パソコンでよく使う機能や便利なツールを活用すれば、Webライティングの執筆スピードは格段に向上します。

とくにパソコンのキーボード操作は、さまざまなビジネスシーンで活用できるので覚えておくと便利です。

対策①|ショートカットキーを覚える

Windowsを使用する場合は、以下のショートカットキーを覚えておくと便利です。

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MacOSの場合は「Command + ○○キー」に置きかえましょう。

ショートカットキー機能
ctrl + Cコピー
ctrl + Vペースト
ctrl + H置換
ctrl + A全選択
ctrl + Zひとつ前に戻る
ctrl + Y次に進む
ctrl + F検索
ctrl + S保存
Windowsロゴ + Vクリップボードの履歴表示
Windowsロゴ + Shift + S範囲を指定してスクリーンをキャプチャ
文字入力 + F6ひらがなに変換
文字入力 + F7カタカナに変換
文字入力 + F9全角英数字に変換
文字入力 + F10半角英数字に変換
よく使うショートカットキー一覧

対策②|ライティングツールを活用する

Webブラウザで利用できる便利なライティングツールを活用するのも効果的です。

taku

すべて無料で利用できるWebサービスです。

おもな用途サイト名・URL
文字数カウントnumMoji
疑似脱字知チェックEnno
コピペチェックCopy Content Detector
類語の調査weblio類語辞典
ライティングツール一覧

対策③|よくある指摘をチェックリスト化する

添削結果の「よくある指摘」は、再発防止のチェックリストにまとめましょう。

原稿の執筆前にチェックリストを眺めるだけでも、初歩的なミスの「気づき」につながります。

スキルや実績があるライターでも、指摘がゼロになることは滅多にありません。

指摘を受けたからといって落ち込まず、少しずつでも減らしていく工夫が大切です。

時間管理を徹底する

作業時間の短縮には、無駄な時間を発生させないための時間管理も大切です。

Webライターは、比較的自由なスケジュールで働けます。

しかし、アバウトな予定を立ててしまうと、必要以上に時間をかけてしまいがちです。

そこで、無駄なく効率的に執筆するためにも「いつ・どれだけの時間で・何をする」の予定を設定しましょう。

プレッシャーがかからない程度での時間設定で問題ありません。

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設定した予定通りに「終わらせようとする意識」が、無駄な時間の短縮につながります。

対策①|1日のスケジュールを立てる

執筆をスムーズに進めるためにも、事前に1日のスケジュールを立てましょう。

スケジュールは、自由に設定してください。

大切なことは「後でいいや」をなくして、スケジュール通りに取り組もうとする意識です。

10:00~11:00:導入部分を執筆する
11:00~12:00:まとめ部分を執筆する
13:00~16:00:記事の前半部分を執筆する
16:00~18:00:記事の後半部分を執筆する
18:00~18:30:全体を見直しする

「今日中に終わればいいな」と考えてしまうと、その気がなくても「23時59分までに終わればいいや」に変換してしまいます。

スケジュール通りにできるかどうかにかかわらず「何時までにどこまでやるか」の目標をしっかり決めるのが重要です。

対策②|執筆時間を計測する

執筆時間の計測には、さまざまなメリットがあります。

執筆時間を計測するメリット
  • 自然に時間を意識できる
  • 自分の執筆ペースを把握できる
  • 改善点を見つけられる

「時間を計測している」という認識が、無意識に執筆ペースを早めてくれます。

また、執筆時間は、作業フェーズごとに計測しましょう。

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「どの作業でどれだけの時間がかかった」を把握すると、短縮すべき作業を可視化できます。

執筆時間の計測は、スマホの「ストップウォッチ」や「タイマー」の機能で実践できます。

計測履歴を残して傾向を分析したい場合は、時間管理アプリ「Toggl Track」をチェックしてみてください。

集中力を向上する

執筆中に集中力を欠き、手が止まってしまうことはよくあります。

とくに在宅で作業できるWebライターは、集中力を持続するための工夫が欠かせません。

人は本能的に楽な方向へ進みたがるので、自分を律する強い意志がないとついついサボってしまいます。

taku

いまの自分自身に言い聞かせたい(すぐにスマホをいじっちゃう)

やる気スイッチの入れ直しには苦労するので、集中力を持続するための工夫を取り入れましょう。

対策①|集中力をキープする「ポモドーロ・テクニック」

ポモドーロ・テクニックとは、短時間の作業と休憩を繰り返しにより、仕事の効率化を図る時間管理術です。

具体的には、以下のサイクルを繰り返します。

  • 「25分間の作業と5分間の休憩」を1ポモドーロとする
  • 4ポモドーロ(2時間)ごとに30分間の休憩を取る

だらだらと長時間の作業をすると、集中力が途切れてしまいます。

しかし、30分間の短いサイクルで作業と休憩を繰り返すと、疲労をケアしながら集中力を持続できます。

1日の作業タスクを30分間のサイクルにあわせて設定すれば、休憩時間を利用した進捗管理もできて効率的です。

taku

僕自身は長時間の座り姿勢がしんどいので、5分の休憩時間を利用して身体を伸ばしてます。

対策②|執筆中は情報をシャットアウトする

執筆中はとくに頭を使うため、集中力が途切れる要因をシャットアウトしましょう。

集中力が途切れる要因
  • スマホ(メールやチャット)の通知
  • デスク上に置いてあるもの
  • テレビやゲームの画面

スマホやメールの通知を確認すると、いつの間にかネットサーフィンしちゃうな…。

ちょっとしたことが気になると、どうしても意識がそれてしまいます。

集中力を切らさないためにも、業務に関係のないものが視界に入らない作業環境を構築しましょう。

taku

図書館やコワーキングスペースなど、作業場所を変えるのも効果的です。

対策③|思いきって作業を一時中断する

作業していると「なんか今日は気がのらないな…」って日も正直あります。

そんなときは開き直って、作業を一時中断しましょう。

納期次第ではありますが、追い込まれない程度に気分転換するのもおすすめです。

  • 思い切って1日休む
  • 1時間ほど外出する
  • おやつを食べる

気がのらない状態で作業すると雑になり、結果的に修正箇所が増えることもあります。

Webライターは厳しい上司の監視もないので、遠慮せずに休憩しちゃいましょう。

taku

僕は集中力が切れたら、散歩を兼ねてコンビニに行きますよ。

【禁断の裏技】ChatGPTを活用する

記事を執筆していると、書くべき内容に悩んでしまうことが多々あります。

不慣れなジャンルを執筆しているときはもちろんですが、体調が悪かったり気が乗らなかったりと要因はさまざまです。

あぁ…なんか今日はダメだな…って日もあるよね。

「自分の代わりに、だれか書いてくれないかな~」なんて考えてしまうことも。

そんなときは、禁断の手段「ChatGPT」を活用しちゃいましょう。

AIが作成した文章を使っても大丈夫なの?

AI(ChatGPT)は誤った情報を参照することもあるので、そのままの文章を使用するのは基本的にNGです。

しかし、執筆業務を効率化するため、便利に活用するのは問題ありません。

taku

使い方に注意が必要なので、用法用量を守って正しく使用しましょう。

ChatGPTの活用方法(質問例)

ChatGPT!文章を作って!

ChatGPTに文章の作成指示を投げかけても、ほとんど期待するような結果は返ってきません。

そもそも文章生成AIではないので、仕方のないことかもしれません。

しかし、どうしても楽をしたいtakuは諦めませんでした。

そして、以下のような形式で質問を投げかると、それなりに活用できる回答を得られました。

taku

あくまでも「それなりに」です(笑)

「○○」について解説してください。また、読者にわかりやすい文章で作ってください。
なお、以下の要素を含めてください。
・××
・××
・××

上記は、特定の製品やサービスについて解説してほしいときに活用します。

「読者にわかりやすい文章」で作成するように指示するのがポイントです。

また、文章に含めてほしい要素をあらかじめ伝えると、情報の乖離かいりを軽減できます。

taku

製品の特徴やメリットを指定するとより効果的です。

ChatGPTを活用する場合の注意点

ChatGPTを上手に活用すれば、文章生成の効率化に便利です。

しかし、活用方法を誤ってしまうと、信用を失うリスクも伴います。

とくに以下の観点は、ChatGPTを使用するうえで避けられない注意事項です。

ChatGPTの注意点
  • 情報のリサーチには活用しない
    • ChatGPTが収集した情報は、出どころがわかりません。本当に正しいかどうかの調査が必須であり、結果的に時間がかかってしまうこともあります(効率化にならない)
  • 情報が古い場合もある
    • ChatGPTの無料API「GPT-3.5」は、2021年9月までの学習データを使用しています。また、学習データが最新かどうかを正確に判断してくれません(いまだに「サンシャイン水族館にはラッコがいる」と紹介することもある)
  • オリジナリティを出せない
    • ChatGPTは、学習したデータをもとに情報を出力します。つまり、やっていることは、Webライターがネットの情報をもとに文章を執筆するのと同じです(コピペチェックで引っかかる)

ChatGPTの情報は、間違っていたり古かったりすることも多々あります。

どうしても、自分自身で整合性を確認するファクトチェックが必要です。

Webライターの業務で活用する場合には、信用を失うリスクが潜んでいることも認識しておきましょう。

taku

「すみません…ChatGPTが悪いんです…」とは言えないよね。

Webライターの収入アップは時短チャレンジから始めよう!

Webライターの初心者が収入アップを目指すには、執筆業務にかかる時間を短縮するのが大切です。

今回紹介したポイントを確認しながら、まずは自分にできそうな取り組みから始めてみてください。

収入アップに必要な5つのポイント
  • リサーチ時間を短縮する
  • 執筆時間を短縮する
  • 作業を効率化する
  • 時間管理を徹底する
  • 集中力を向上する

執筆スピードを上げる対策は、ちょっとした工夫と心がまえがあれば取り組めます。

Webライターの業務に余裕ができれば、ブログや副業に挑戦する時間も確保できますよ。

業務ばかりに時間を取られてしまうより、さまざまなことに挑戦するほうが楽しいです!

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