Webライターはペンネームで活動できる?

今回のテーマは「Webライターはペンネームで活動できる?」です。

「身元がバレると嫌だから、ペンネームで活動しても大丈夫かな?」

結論を伝えると、Webライターはペンネームで活動しても問題ありません。

しかし、本名を出さないことには、少なからずデメリットがあるのも事実です。

そこで、ペンネームで活動するためのコツやメリット・デメリットを解説します。

運営者プロフィール

taku
  • 2020年:未経験からフリーランスのライターに
  • 2023年:ライター月収37万円を達成
  • 2024年:電子書籍を出版

「文章でどこかの誰かの役に立とう!」をテーマに当サイトを運営しています。SEO・取材・電子書籍など、幅広い案件に対応中。

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taku(伊藤 拓也)

  • 2020年:未経験でフリーランスのライターに
  • 2023年:ライター月収37万円を達成
  • 2024年:電子書籍を出版

「文章でどこかの誰かの役に立とう!」をテーマに当サイトを運営しています。SEO・取材・電子書籍など、幅広い案件に対応中。

目次

【結論】ペンネームで活動できる!けど…

Webライターは、ペンネームで活動できます。

もちろん、採用基準に「本名かどうか」の項目はありません。

ペンネームで活動するWebライターはたくさんいます。

僕自身が所属していた企業では、契約するWebライターの約6割が「ペンネーム」でした。

つまり、結論としては「どちらでも構わない」と言えます。

ただし「読み方がわからない名前」や「ほかの人と似たような名前」に困ることがあります。

ペンネームを使うこと自体に問題はないので、クライアントが困らない名前を選びましょう。

けど…信用を得るなら「本名」がおすすめ

本名で活動することに抵抗がなければ、ペンネームを使用するメリットはありません。

クライアントと対面する機会の少ないWebライターは、信用を得るまでに時間がかかるからです。

とくに「お互いの素性」が伝わりにくいクラウドソーシングでは、依頼主がペンネームに不安を感じることもあります。

ペンネームに感じる不安
  • どんな人かイメージしにくい
  • 捨てアカウントかもしれない
  • 「本名を出せない理由」があるかもしれない

もちろん、必ずしも「本名だから信頼できる」とは限りません。

それでも、本名のほうが心理的な不安を解消しやすいのは確かです。

ペンネームを選ぶと、少しだけマイナスからのスタートとなることを想定しておきましょう。

失敗しないペンネームの決め方

ペンネームを使う場合は、上記のポイントを意識しましょう。

Webライターは素性を把握しにくいため、ペンネームが第一印象に大きく影響します。

自分だけでなく、クライアントや読者にも親しみやすい名前が理想的です。

できるだけ本名に近いペンネームにする

ペンネームは、実名を避けるために活用します。

しかし、できる限り本名に近い名前が理想的です。

本名に近いペンネームのつけ方
  • カタカナやひらがなに表記を変える
  • 名前の一部だけを変更する
  • 発音や漢字を変える
カタカナやひらがなに表記を変えるヤマダタロウ
山田たろう
名前の一部だけを変更する山田ライター
ライター太朗
やまたろ
発音や漢字を変えるさんでんたろう
川田タロウ
「山田太郎」さんの参考例
カタカナやひらがなに
表記を変える
ヤマダタロウ
山田たろう
名前の一部だけを
変更する
山田ライター
ライター太朗
やまたろ
発音や漢字を変えるさんでんたろう
川田タロウ
「山田太郎」さんの参考例

クライアントが提示する契約書は、基本的に本名の記載を求められます。

あまりにも本名とかけ離れたペンネームは「本人確認できない人」のようなマイナスイメージを与えることも。

学生時代のニックネームを決めるように、本名とのギャップを減らす工夫も大切です。

身バレが不安ならカタカナ表記がおすすめ

本名での活動に不安を感じる場合は、カタカナ表記にするだけでも効果的です。

世の中には同姓同名がたくさんいるので、めずらしい名前でなければ気になりません。

僕自身もクラウドソーシングサイトのアカウント名には「カタカナ表記の本名」を使用しています。

記名記事(ライター名を掲載する記事)も問題なく受注できたので、個人的におすすめです。

漢字表記よりも読みやすいので、カタカナ表記のまま寄稿することもありますよ。

各サービスで名前を統一する

Webライターの仕事では、さまざまなツールやサービスを活用します。

各ツールでアカウント登録が必要な場合もあり、名称を統一しておかないと不便です。

使用頻度の高いツール・サービス
  • クラウドソーシングサイト
  • チャットツール
    (Chartwork、Slackなど)
  • Googleアカウント
  • メールアカウント
  • SNSアカウント

アカウントごとに異なるペンネームをつけると、クライアントの手間を増やしてしまいます。

また、Webライター自身も、ペンネームが異なる旨を説明する手間が増えます。

クライアントとのやり取りが発生するツールやサービスでは、できる限り名称を統一しましょう。

こんなことが起こります
taku

ヤマダタロウさんと契約した。

ドカベン

先ほどはご契約ありがとうございました。

taku

ド…ドカベンさん?誰だろう?

ドカベン

失礼いたしました。
ドカベンこと、ヤマダタロウです。

taku

クラウドソーシングサイトはヤマダタロウ。
チャットはドカベン…(ややこしい)

読みにくい名前は避ける

ペンネームには、シンプルで「読みやすい名前」をつけましょう。

読よみにくいペンネームは、クライアントにネガティブな印象を与えてしまう可能性があります。

読みにくさを感じる要因
  • 英数字のみ
  • 漢字のみ(当て字)
  • 文字数が多い(10文字以上)

基本的には文字でのやり取りなので、名前が読めなくても困りません。

とはいえ、頭の中で読めない名前が引っかかると、少しだけストレスを感じてしまいます。

相手が読み方を把握できないのは、ペンネームではなくもはや「識別コード」です。

まずは、相手に伝わるかどうかも意識してみましょう。

ペンネームで活動するメリット

Webライターがペンネームで活動するのは、上記のような理由が挙げられます。

Webライターの活動とプライベートを切り分けたいなら、ペンネームを活用するのがおすすめです。

身バレを気にせず活動できる

身バレを気にせずに活動できるのは、ペンネームの大きなメリットです。

知り合いや勤務先に活動を知られるのは、ちょっと恥ずかしいかも。

そんな不安を感じる人でも、Webライターの仕事とプライベートを切り分けられます。

ジャンルを気にせず活動できる

Webライターの案件では「実体験」を執筆するケースもあります。

ジャンルによっては、実体験の公表に抵抗を感じることもあるはずです。

ペンネームであれば、身バレを気にせずに取り組めます。

実体験のよくある例
  • 失敗談
  • 恋愛経験談
  • デリケートな内容(健康・美容など)

とくに恋愛や美容のジャンルでは「自分の体験談で大丈夫かな?」とネガティブな感情になりがちです。

身バレを防げるペンネームなら、余計な不安を気にせず執筆に集中できます。

ブログやSNSなどで共用できる

ペンネームは、さまざまな媒体のアカウント名で共用しやすいメリットもあります。

とくにWebライターには、ブログやSNSでも情報発信しやすいペンネームが便利です。

すでにブログやSNSを運用している人は、名称を統一すれば成果や実績のアピールにもつながります。

結婚しても継続して使用できる

ペンネームを使用すれば、結婚して名字が変わっても影響なく活動できます。

旧姓のまま仕事を続ける選択肢もありますが、書類上のやり取りで混乱が生じやすいデメリットも。

付き合いの長い担当者ほど、アカウント名の変更による混乱を招いてしまいます。

ペンネームであれば継続して使用できるだけでなく、結婚を機に切り替えるといった柔軟な発想も可能です。

ペンネームで活動するデメリット

Webライターがペンネームで活動するデメリットは、上記のような理由が挙げられます。

デメリットが自分にあっていないと感じる場合は、本名(または本名に近いペンネーム)で活用するのがおすすめです。

信用を得るまで時間がかかる

ペンネームを使用すると、クライアントから信用を得るまでに時間がかかることもあります。

クラウドソーシングサイトを活用するWebライターは、クライアントと対面する機会がほとんどありません。

ただでさえ素性が伝わりにくいのに、名前すら隠しては不安を与えてしまいます。

ビジネスに適していないペンネーム
  • アニメやマンガのキャラクター名
  • 有名人の名前
  • ふざけた名前

名前は第一印象に大きな影響を与えるため、ビジネスに適さないペンネームは避けましょう。

記名記事は断られることもある

ライター名を公表する記名記事は、ペンネームのWebライターでは受注できない可能性もあります。

とくに「医療・健康・美容・法律」ジャンルの記事は、ライター自身の信頼性を求められるケースがほとんどです。

どれだけスキルや実績があっても「読者に悪い印象を与えそう」「サイトのイメージに適していない」と判断されてしまうと採用につながりません。

せっかくのチャンスを名称ひとつで逃してしまうのはもったいない!

編集者やディレクターに採用されにくい

編集者やディレクターへのステップアップを目指す人は、本名で活動するのがおすすめです。

僕自身もディレクターとして企業に所属した経験がありますが、ペンネームで活動するメンバーはいませんでした。

ペンネームで活動するWebライターも、実績を高く評価されると編集者の打診を受けることがあります。

しかし、責任を伴う立場の編集者やディレクターは、実名での活動を求められるのが基本です。

権利関係や法的な問題に注意が必要

ペンネームでの活動には、権利関係や法的な問題への注意も必要です。

執筆したコンテンツの著作権や責任は、ペンネームの背後にいる個人に帰属するケースもあります。

しかし、ペンネームで身元が隠れているので、法的なトラブルが発生した場合に解決のさまたげとなることも。

匿名性の高さが裏目に出るケースがあることも認識しておきましょう。

ペンネームについてのよくある質問

ペンネームにかかわる「よくある質問」をまとめました。

ペンネームでも契約書を書ける?

ペンネームでも契約書の作成は可能です(法律上の問題もありません)。

ただし、源泉徴収をする場合は、クライアントが契約者の本名を確認する必要があります。

予期せぬトラブルを防ぐためにも、契約書には本名を記入すべきです。

ペンネームなら副業はバレない?

ペンネームで活動しても、副業は勤務先にバレます。

副業の種類や収入額にかかわらず、年末調整や住民税の報告に「勤務先が把握していない金額」が発生するからです。

副業の確定申告を避けると「脱税」のリスクもあるため、基本的にはバレると認識して行動しましょう。

ただし、副業の内容(何をしているか)はバレません。

まとめ|ペンネームは「本名っぽさ」が大切!

今回は「Webライターはペンネームで活動できる?」をテーマに、以下のコンテンツを解説しました。

Webライターは、ペンネームでも問題なく活動できます。

ただし、クライアントに与える印象を考慮して名称を決めるべきです。

  • 本名から離れすぎないこと
  • 読み方がわかりやすいこと
  • 各サービスで名称を統一すること

上記を意識しながらペンネームを決めれば、Webライターの仕事を快適に続けられます。

身バレの不安もあるとは思いますが、本名をベースに「誰もが親しみやすいペンネーム」を検討してみましょう。

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