Webライターの業務は、スマホでもできるの?
Webライターの仕事に興味がある。
でも、パソコンは高価だから、スマホひとつで始めてみたい。
って考えたことありませんか?
結論を言うと、スマホだけではWebライターの執筆業務に対応できません。
しかし、業務を効率化するためのサポートアイテムとしてスマホは優秀です。
そこで今回は「Webライターのスマホ活用術」をテーマに、便利な使い方を解説します。
執筆者プロフィール
- Webライター(4年)
- Webディレクター(1年)
- 元システムエンジニア(9年)
未経験からフリーランスのWebライターに転身。
保有資格:SEO検定1級・FP3級
2つのブログを運営しています。
スマホは優秀なサポートアイテム
スマホは優秀な「サポートアイテム」であり、上手くパソコンと使い分けるのが大切です。
ただし、Webライターの業務は、パソコンを使用するのが基本です。
あくまでもスマホは、業務の効率化するためのサポートアイテムと認識しましょう。
個人的に「便利だ!」と感じた5つの活用術を紹介します。
下書きの作成に活用する
スマホは、記事の下書き作成に便利です。
いきなり清書するのではなく、大雑把な下書きの作成であれば、空き時間や移動時間も有効活用できます。
- 外出先でも執筆できる
- 音声入力で執筆できる
- 空き時間での作業に適している
スマホで下書きを作成する場合には「Evernote」のようなパソコンと共有できるアプリが便利です。
また、音声入力アプリを活用すれば、手作業よりもスムーズに文章を入力できます。
- 大雑把な下書きをスマホで作成する
- パソコンに下書きを移して清書する
上記のような流れでスマホを活用すると、空き時間を有効活用できます。
「今日はこの見出しだけ」と作業範囲を決めると、空き時間でも作業に取り組みやすいですよ。
クライアントとの連絡に活用する
クライアントとの連絡は、スマホを使用したほうが効率的です。
クラウドソーシングでは、おもに以下のチャットツールを使用します。
- Chatwork
- Slack
チャットツールでのやり取りは、比較的短い文章で対応する傾向にあります。
短い文章でのやり取りに、わざわざパソコンを起動するのは不便です。
スマホを活用すれば、場所も時間も気にせずスムーズに対応できますよ。
案件探しに活用する
スマホは、クラウドソーシングサイトでの案件探しにも活用できます。
下記の要領でパソコンと使い分けるのがおすすめです。
STEP①:スマホを活用
気になる案件をピックアップする
(お気に入りに追加しておくと便利)
STEP②:パソコンを活用
受注したい案件に応募する
(必要事項の入力・提案文の提出など)
スマホなら空き時間を利用して気になる案件を探せます。
ただし、いきなり応募するのではなく、まずはピックアップ(お気に入り追加)に留めておくと効率的です。
必要事項の入力や提案文の提出など、手間のかかる作業はパソコンでの対応がスムーズです。
サブディスプレイ代わりに活用する
執筆中の「ちょっとした調べごと」には、スマホを利用すると効果的です。
とくにノートパソコンでの作業やサブディスプレイのない環境では重宝します。
検索したWebページを開いておけば、簡易的なサブディスプレイとしても便利です。
スマホをいじるついでに、余計なこと(SNS・ネットサーフィン)をしないよう注意しましょう。
スキャナー代わりに活用する
スマホのカメラ機能を「スキャナー」として代用するのも便利です。
とくにクライアントの担当者と「文字では伝えづらいイメージ」を共有するときに役立ちます。
伝えたい内容が文章にまとまらないときは、手書きのメモを写真で送ったほうが早い場合もあります。
Webライターはチャットでのやり取りが基本となるため、イメージの共有に苦戦することがあります。
「こんな感じでいいですか?」を言葉で説明しにくいときは、手書きメモを写真で送付してみましょう。
Webライターの業務にはパソコンが必須
あらためて結論を伝えると、Webライターにはパソコンが必須です。
もちろん、Webライターには、スマホだけでできる案件もあります。
しかし、作業効率の悪さやさまざまな制限によるデメリットを避けられません。
パソコンと比べて作業効率が悪い
スマホでの執筆作業は、パソコンと比べて作業効率が低下します。
そのおもな要因は、以下のとおりです。
- 画面が小さくて見にくい
- 文字の入力速度が遅い
- 文字の範囲選択やコピペがしにくい
- 画面(ウィンドウ)を分割できない
- ショートカットキーを利用できない
Web記事の執筆には、数千~数万文字の文章入力が必要です。
スマホの小さな画面では、とくに「執筆後の文章」の見直しや修正に大きな負担を感じてしまいます。
スマホで修正箇所を範囲選択するときって、狙った文字を選択できなくてイライラしちゃう。
文字単価で報酬を得るWebライターが稼ぐためには、作業効率を上げるのが重要です。
だからこそ、あえてスマホひとつで頑張ることにメリットはありません。
パソコン画面の表示確認ができない
スマホのブラウザでは、パソコンで表示したときのプレビュー確認ができません。
厳密に言うと、表示はできるけど確認には適していません。
Googleが公表しているように、Web記事はスマホ表示を重要視する傾向にあります。
しかし、パソコン表示を軽視すべきではありません。
パソコンであれば、GoogleChromeの機能でスマホ表示をチェック可能です。
スマホとパソコンのどちらにも適した記事制作が、プロのWebライターとして求められます。
Webサービスがスマホ対応していない
記事制作で利用するWebサービスは、スマホで使用できない(または使い勝手が悪い)場合もあります。
- コピペチェックツール「CopyContentDetector」
- 誤字脱字チェックツール「enno」
- 文章校正・推敲ツール「文賢
」
Webライターの使用頻度が高いWebサービスは、基本的には文章の執筆後に使用します。
文章の執筆後に手間をかけても、報酬が増えることは一切ありません。
業務の無駄を増やさないためにも、パソコンで効率的に対応すべきです。
情報収集の手間が増える
スマホでの作業は、情報収集の手間を増やす要因になります。
- 小さな画面では一度に収集できる情報量が少ない
- 収集した情報を整理しにくい(コピペしにくい)
- ブラウザ画面の切り替えに手間がかかる
パソコンであれば、ショートカットキーでスムーズに画面の分割や切り替えが可能です。
また、サブディスプレイを利用すれば、執筆業務と情報収集を2画面で同時並行できます。
クライアントが推奨していない
ここまで紹介したデメリットがあるように、そもそも案件を発注するクライアントはスマホでの業務を推奨していません。
なぜなら、クライアントには、執筆業務の納期や品質を担保する義務があるからです。
作業効率の悪さを把握していながら、あえて「スマホ可」とするクライアントはいません。
クラウドソーシングサイトでは、執筆案件の募集要項に「パソコンで業務できる人」と書かれていることもあるね。
僕自身もWebディレクターとして発注にかかわっていましたが、採用条件には「パソコンで業務できる人」を明記していました。
スマホでできる案件はある(ただし稼げない)
Webライターには、スマホでできる案件があります。
しかし、基本的には軽作業が多く、まとまった収益は期待できません。
案件の種類 | 概要 | 報酬の目安 |
---|---|---|
アンケート | 5~20問ほどの アンケートに回答 | 5~200円 |
レビュー・口コミ | 感想や体験談などを 50~300文字程度で回答 | 50~300円 |
ネーミング | 名称やキャッチフレーズを 提案する | 数千~数万円 (採用された場合のみ) |
上記は、スマホでできる案件の代表例です。
ライティングスキルを求められない案件もあり、誰でも比較的取り組みやすい傾向にあります。
しかし、数百件単位の案件をこなさなければ、数万円の収入を得られません。
あくまでも外出時やスキマ時間の有効活用を目的として、副収入の位置づけで検討してみましょう。
アンケートの案件は、簡単な選択肢や設問に回答する形式です。
クライアントとの契約が不要な「タスク形式」で取り組めるため、比較的「簡単・短時間」に対応できます。
- 【簡単5分】○○を使用している人に簡単なアンケート
- 【元SE限定】エンジニアを目指した理由を教えてください
- 【○○エステを利用した人】感想を教えてください【簡単なアンケート】
報酬の相場は「5円~200円」程度です。
まとまった収益は期待できませんが、スキマ時間に初心者でも気軽に取り組めます。
実際にいくつかのアンケートに回答してみましたが、考えたり調べたりする時間も必要なので、コスパは良くない印象です。
パソコンがない場合はどうすればいい?
Webライターの仕事に興味があるけど、高価なパソコンを買いたくない…。
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Webライターの業務にパソコンは必須です。
しかし、業務のためだけに高額なパソコンを購入するのは、少し気が引けてしまいます。
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スマホはWebライターの便利アイテム!上手に使いこなそう
スマホは「サポートアイテム」として優秀
- 下書きの作成に活用する
- クライアントとの連絡に活用する
- 案件探しに活用する
- サブディスプレイ代わりに活用する
- スキャナー代わりに活用する
スマホでの業務は難しい
- パソコンと比べて作業効率が悪い
- パソコン画面の表示確認ができない
- webサービスがスマホ対応していない
- 情報収集の手間が増える
- クライアントが推奨していない
スマホは、Webライターの業務を効率化する「サポートアイテム」です。
ただし、スマホのみで業務に対応するのは、効率の悪さから推奨できません。
スマホのメリットは「いつでも・どこでも」といった手軽な扱いやすさです。
そのメリットを活用しながら、Webライターの業務に上手く活用してみましょう。
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