
Webライターに挑戦したいけど、なにから準備すればいいのかな?
Webライターを始めるためには、準備すべき6つのステップがあります。
初心者であれば、便利なアイテムや専門用語も把握しておくと安心です。
Webライターの仕事は誰でも取り組みやすいため、事前準備がスタートダッシュに大きな差を生み出します。
難しい手順や高価なアイテムは不要なので、まずは準備することから気軽にチャレンジしてみましょう。



Webライターの経験がある「taku」が解説します。
- Webライターを始める前に準備したいこと6選
- 用意しておくと便利なアイテム5選
- 最初は準備不要なこと
- 知っておきたいライティングの専門用語
Webライターを始める前に準備したいこと6選


Webライターを始めるためには、以下6つの準備が必要です。
- パソコンとネット環境を用意する
- メールアドレスを用意する
- クラウドソーシングサイトに登録する
- 自分の経歴やスキルを振り返る
- ライティングの基礎知識を勉強する
- 連絡ツールのアカウントを用意する
準備といっても、作業環境や各種アカウントを用意するだけです。
それぞれの準備は難しい内容ではなく、大した時間も費用もかかりません。
それでも、Webライターとしての必須事項となるので、しっかりとチェックしておきましょう。
1.パソコンとネット環境を用意する


Webライターの仕事には、パソコンとネット環境が必要です。
パソコンとインターネットにつながる環境があれば、いつでもどこでも作業できます。
普段から使用するパソコンや自宅のネット環境があれば、わざわざ仕事用に買い変える必要はありません。
ただし、スマートフォンでは作業効率が下がるので、パソコンで仕事することを前提としましょう。
2.メールアドレスを用意する【Googleアカウントがおすすめ】
Webライターの仕事は、基本的にネット上で連絡を取り合います。
メールでの連絡が発生する場合もあるので、ビジネス用のメールアドレスを用意しておきましょう。



Googleが提供するサービスを使用する機会が多いので、Gmail(Googleアカウント)をおすすめします。
メールアドレスは、以下のWebサービスでアカウント登録に使用することもあります。
利用頻度の高いサービス | おもな利用目的 |
---|---|
Chatwork | ・依頼主との連絡 |
Slack | ・依頼主との連絡 |
Zoom | ・依頼主との打合せ ・取材対応 |
・メディアの求人掲載を探す場合に必要 | |
Google アカウント | ・納品形式がGoogleドキュメントの場合に必要 |
各サービスの使い方に慣れていないと、いざというときに戸惑ってしまうこともあります。
いずれも基本無料で利用できるため、事前に使い方を確認しておくと安心です。



Googleアカウントは無料で作成できるので、Webライターを始める前に用意しておきましょう。
3.クラウドソーシングサイトに登録する
Webライターの仕事は、基本的にクラウドソーシングサイトから受注します。
以下のサイトは、クラウドソーシングサイトの代表例です。
- クラウドワークス
- ランサーズ



各サイトの登録手順は、別記事で詳しく紹介しています。




4.自分の経歴やスキルを振り返る【提案文できるように!】


Webライターの仕事を始める前に、自分自身の経歴や保有スキルを振り返りましょう。
ライティング業務を受注するときに、クライアントへの提案文(自己紹介)が必要となるからです。
ライティング業務の経験があれば、実績やスキルをアピールできます。
実績やスキルに不安のある初心者であれば、以下のアピールポイントをまとめておきましょう。
- 本業や学業での実績・心がけていること
- Webライターを目指すために取り組んでいること
- 趣味や特技(得意ジャンルにつながる)



提案文の書き方に悩んでしまう場合は、以下の記事で紹介するテンプレートも活用してみてください。


5.ライティングの基礎知識を勉強する
Webライターの仕事に、資格や特別なスキルは必要ありません。
しかし、ライティングの基礎知識は習得しておくべきです。
とくに初心者の場合は、以下の2テーマについて勉強することをおすすめします。
- 「Webライティング」の基礎知識
- 「文章力」の基礎知識
まずは「正しい文章でWeb記事を書くこと」を目標に勉強しましょう。
参考書籍で勉強する場合は、比較的評判の良い下記の1冊がおすすめです。
6.連絡ツールのアカウントを用意する
Webライターの仕事では、クライアントとの連絡にチャットツールを使用することがあります。
使用頻度の高いツールは、アカウントを事前に用意しておきましょう。
以下のツールは、連絡や打ち合わせでの利用頻度が高い傾向にあります。
利用頻度の高いツール | おもな利用目的 |
---|---|
Chatwork | ・依頼主との連絡 |
Slack | ・依頼主との連絡 |
Zoom | ・依頼主との打合せ ・取材対応 |
各ツールの使い方に慣れておくと、業務がスタートしてから戸惑うリスクが減ります。
いずれも基本無料で利用できるため、事前に使い方を確認しておくと安心です。
用意しておくと便利なアイテム5選


ここからは必須ではありませんが、用意しておくと便利なアイテム5選を紹介します。
基本的には、Webライターとしての仕事を開始してから必要となるアイテムです。
1.スマートフォン
スマートフォンは、以下の用途で活用するときに便利です。
- クライアントとの連絡
- クラウドソーシングサイトでの案件探し
- クラウドソーシングサイトからの通知確認
とくに外出先での連絡や通知確認は、スマートフォンがあるとスムーズに対応できます。
記事の執筆作業には推奨できませんが、タスク形式の簡単な業務であればスマートフォンでも対応可能です。



別記事でWebライター向けのスマホ活用術を紹介しています。


2.Microsoft Office(Word)


パソコンに「Microsoft Office」がインストールされている場合は、Wordも有効活用できます。
とくに校閲機能の「スペルチェックと文章校正」は、執筆後の誤字脱字チェックに便利です。
クライアントによっては、納品方法にWord形式を指定する場合もあります。
案件の幅を広げるためにも、利用できる人は活用してみましょう。


3.ライティング向けWebサービス
以下のWebサービスは、ライティング業務の効率化に便利です。
また、ライティング業務での使用頻度も高い傾向にあります。
Webサービス | 主要サイト |
---|---|
文字数カウントツール | numMoji |
文章校正ツール | Enno |
コピペチェックツール | Copy Content Detector |
関連キーワード 取得ツール | ラッコキーワード |
すべて基本無料で利用できるので、使い方だけでも事前に覚えておくと便利です。
4.SNSアカウント


SNSアカウント(おもにTwitter)は、Webメディアの求人掲載を探す場合に便利です。
Webメディアの公式アカウントは、SNSを使ってライターを募集することもあります。
Webライターとしての活動実績を発信することで、ライターを求めるクライアントの目に留まることも期待できるでしょう。
5.サブディスプレイ


Webライターの仕事には、サブディスプレイがあると便利です。
サブディスプレイは、おもに以下の用途で活用できます。
- 検索結果(調べごと)を表示する
- 執筆マニュアルを表示する
- Webツールを表示する
画面を何度も切り替えて執筆すると、作業効率が下がってしまいます。
作業の効率化は時間単価の向上にもつながるため、サブディスプレイを用意することも検討してみましょう。
最初は準備不要なこと|必要に応じて選択しよう


Webライターの仕事を始めたばかりの初心者は、以下の内容は後回しでも問題ありません。
- ブログ(WordPress)
- 資格取得
- ポートフォリオ
とはいえ、上記の要素は、Webライターとしてのステップアップに必要となるタイミングが訪れます。
業務をこなしながら「必要だ!」と感じたタイミングに検討しましょう。
ブログ(WordPress)
ブログ(WordPress)は、Webライターの仕事に必須ではありません。
Web記事の入稿はWordPressが基本ですが、原稿執筆にはGoogleドキュメントやWord(Microsoft)を使用するケースがほとんどです。
初心者からWebライターを目指す場合に、ライティングスキルとWordPressの使い方をまとめて覚えるのは苦労します。
どうしても請け負いたい案件に必要な場合のみ、WordPressの習得を検討してみましょう。


資格取得
Webライターの仕事に資格は不要です。
Webディレクターの立場としても、クライアントは過去の実績やテストライティングの結果を重視する傾向にあります。
もちろん資格を取得することで、案件の受注が有利になることもあります。
資格の取得はスキルアップのきっかけにもなるので、必要に応じてチャレンジしてみましょう。


ポートフォリオ
初心者からWebライターを目指す場合、ポートフォリオの作成は不要です。
ポートフォリオは、自分のスキルや実績を売り込むための作品集です。
まずは、提案文や自己紹介の内容を充実させることに集中しましょう。
ポートフォリオの作成は、Webライターとしての実績や個人ブログの成果をアピールしたいと感じたタイミングに検討してみてください。


知っておきたいライティングの専門用語


ここからは、Webライターの仕事で知っておきたいライティングの専門用語を紹介します。
とくにクライアントの使用頻度が高い以下の用語は、事前に覚えておくと良いでしょう。
- SEO
- PV・CV
- ペルソナ
- レギュレーション
- PREP法
SEO
SEO(Search Engine Optimization)は、Webページを検索結果に上位表示するための施策です。



「検索エンジン最適化」とも呼ばれています。
Webページを検索結果に上位表示させるには、GoogleやYahoo!などの検索エンジンに最適化した記事が必要です。
キーワードや見出し構成など、SEOを意識した執筆方法が「SEOライティング」と呼ばれています。
PV・CV
PV(ページビュー)と CV(コンバージョン)は、Webページの指標として使用されています。
Webページの閲覧数(アクセス数とは異なる)
1人のユーザーが10ページ閲覧した場合
10PV、1アクセス
10人のユーザーが1ページずつ閲覧した場合
10PV、10アクセス
Webページが達成する「成果」を表す用語
以下はおもな代表例
- 商品購入
- 資料請求
- 問い合わせ
- 見積もり
ペルソナ
ペルソナとは、Webページを閲覧する読者を想定した人物像です。
「ターゲット」と似ていますが、人物像をより詳細に設定することで使い分けられています。
人物設定 | ターゲット | ペルソナ |
---|---|---|
年齢・性別 | 30代・男性 | 33歳・男性 |
職業 | ライター業 | Webディレクター |
趣味 | 料理が好き | お家時間を活用するため料理をはじめた。 一人タコパにハマっている。 |
特技 | Webライティング | Webライターの経験を活かしたライティングスキルが長所。 現在はWebディレクターとして活動中。 |


レギュレーション
レギュレーションは、おもにWebサイト内の規則やルールです。
クライアントが提示する執筆ルールには、Webサイトのターゲットやイメージに合わせたレギュレーションが含まれます。
- タイトルや本文の文字数
- 言葉遣い・文章表現
- 数字やアルファベットの表記統一
PREP法
PREP法とは、ビジネスシーンで用いられる文章構成法です。
以下の文章構成から、それぞれの頭文字をとって「PREP」と表現しています。
Point:結論
Reason:結論の理由
Example:具体例
Point:結論
読者にわかりやすい文章で情報を伝えるためにも、覚えておきたい執筆手法です。
メールや企画書など、さまざまなビジネスシーンでも活用できます。


Webライター初心者は準備が大切|スタートダッシュで差をつけよう


初心者からWebライターを目指す場合は、適切に準備することが大切です。
誰でも気軽に挑戦できるWebライターだからこそ、事前準備がスタートダッシュに大きな差を生みます。
経験やスキルの少ない初心者ほど、準備すべきことや用意すべきものはさまざまです。
一度にまとめて準備すると負担を感じてしまうので、必要なものから順番に対応しましょう。
Webライターを始める準備が整ったら、まずは初心者向けの案件から挑戦してみてください。


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