
Webライティングを学びたい!
でも、何から始めればいいのかな?



まずは文章を書く目的やWeb記事の特性を理解してみよう!
Webライティングを本格的に学ぶためには、事前に目的や特性を理解することも大切です。
そこで今回は「Webライティングとは」をテーマに、文章を書く目的やWeb記事の特性を解説します。
まとめの見出しには、学習効果を高めるための「理解度チェック」も用意しています。



焦らずにじっくりと理解を深めながら読み進めてみてください!
執筆者プロフィール


- Webライター(3年)
- Webディレクター(1年)
- 元システムエンジニア(8年)
システムエンジニアの激務にギブアップ。
未経験からフリーランスのWebライターに転身。2つのブログを運営しています。
Webライティングとは|Web媒体に適した執筆手法


Webライティングとは、Web記事の文章を執筆することです。
- ニュース記事|Yahoo!ニュース・日経電子版など
- コラム記事|企業のオウンドメディア
- ブログ記事|おすすめ紹介・レビュー記事など
おもにWebサイトへ掲載する記事を執筆します。
そのため、Web媒体の特性(紙媒体との違い)を理解することが大切です。
Web媒体と紙媒体の違い





Web媒体?紙媒体?なにが違うの?
Web媒体と紙媒体のおもな違いは、以下のとおりです。
おもな相違点 | Web媒体 | 紙媒体 |
---|---|---|
読者の目的 | 情報を得ること | 文章を読むこと |
読者の心理 | 素早く読みたい | じっくり読みたい |
記事同士のリンク | できる | できない |
更新サイクル | 長い | 短い |
おもな記事 | ニュース・ブログなど | 新聞・雑誌など |
おもな相違点 | Web媒体 | 紙媒体 |
---|---|---|
読者の目的 | 情報を 得ること | 文章を 読むこと |
読者の心理 | 素早く 読みたい | じっくり 読みたい |
記事同士の リンク | できる | できない |
更新サイクル | 長い | 短い |
おもな記事 | ニュース ブログなど | 新聞 雑誌など |
読者がWeb媒体を活用するおもな目的は「情報収集」です。
そのため、Webライティングには、情報を素早く提供できる文章が求められます。
1冊の本を書くように、1記事でさまざまな情報を網羅することはありません。
記事ごとに決めたテーマに沿って、必要最低限の情報を伝えることも特徴的です。



Web記事に情報を詰め込まなくても、記事同士をリンクすることで読者は関連する情報にたどり着けます。
また、定期的に出版される新聞や雑誌は、過去の記事を参照しづらくなる特徴もあります。
一方でインターネット上に残り続けるWeb記事は、長期にわたって読まれ続けることも期待できます。
読者とファンの違い


Web媒体と紙媒体の読者は、それぞれ「記事の選び方」に相違点があります。
紙媒体の読者は「著者が好きだから」「毎月購入しているから」と、好意をきっかけにファンとして購入する背景がうかがえます。
一方で情報収集が目的となるWeb媒体の読者は、大半がWebサイトやブログのファンではありません。
紙媒体と比べてリピーターになりづらい傾向にあり、求めている情報がなければ即座に離脱(ブラウザバック)してしまいます。



つまり、Webライティングは「読者が求めている情報」を理解し、的確に提供することが大切!
Webライティングの目的|読者の悩みを解決すること


Webライティングの目的は、読者の悩みや疑問を解決することです。
Web記事の読者は「解決したい悩みや疑問」があるからインターネットを検索します。



Webライティングは「読者ファースト」の考え方が超重要です!
読者が検索する目的


以下は、読者がWeb記事を検索するおもな目的です。
- 解決したい悩み・疑問があるから
- 真偽を確かめて不安を解消したいから
- 探している情報があるから(知識・場所・商品など)
さまざまな目的がありますが、いずれも共通しているのは「なにかを達成したい」の感情が背景にあることです。



知りたい!行きたい!解決したい!買いたい!
読者が達成したいこと


Web記事のゴールは、読者が願望を達成することです。
つまり、Webライティングでは、読者が達成したいことを理解する必要があります。
- Knowクエリ(知りたい)
- Goクエリ(行きたい)
- Doクエリ(やりたい)
- Buyクエリ(買いたい)



今回は検索意図の名前だけ覚えておきましょう。
Webライティングでは、検索意図に合わせて文章の書き方や提供すべき情報を使い分ける必要があります。
「達成したいことは何だろう?」と想像しながら、読者が喜ぶ記事を執筆しましょう。
Webライティングを学ぶメリット


Webライティングを学ぶことには、さまざまなメリットがあります。
文章力がビジネスシーンでも役に立つ


Webライティングで身につけた文章力は、さまざまなビジネスシーンで役に立ちます。
とくに「要点をシンプルにまとめて伝えるスキル」は、Webライティングの真骨頂です。
- メールや日報などの連絡
- プレゼン資料の作成
- 口頭での説明や報告など
Webライターやブロガーにならなくても、Webライティングはビジネスでの文章作成に活用できます。
また、要点を伝えるロジカルな考え方は、円滑なコミュニケーションに活かせるでしょう。
Web記事で読者の役に立てる


Web記事を書くことで、読者の役に立てます。
なぜなら、Webライティングの目的は、読者の悩みを解決することだからです。



この記事も「Webライティングを学ぶきっかけになればいいな」と思いながら書いています。
たかが「記事を書くだけ」とイメージしてしまうこともあるかもしれません。
しかし、Webライティングには、読者に価値を届ける力があることを忘れないでください。



「読者が悩みを解決する=Web記事の成果につながる」と覚えておきましょう。
初心者でも学びやすい


Webライティングは、初心者や未経験者でも比較的学びやすいスキルです。
さまざまなテクニックを覚える必要はありますが、基本は「正しい日本語でわかりやすい文章を書く」こと。



僕自身も未経験からWebライターに挑戦しました。
本講座で学ぶWebライティングの基礎スキルは、無料でもしっかりと実践で活用できます。
覚えることはたくさんありますが、焦らず一つひとつを順番に学んでいきましょう。
Webライティングで意識すべき3つのこと


Webライティングを実践するうえで、意識しておきたい3つのことがあります。



詳細は次回以降の教材で解説します。今回は概要だけ覚えましょう。
情報をわかりやすく簡潔に伝えること


読者に提示する情報は「わかりやすく・簡潔に」が基本です。
読者は文章を読みたいのではなく、求めている情報を探すためにWeb記事を読みます。
- 探している情報をすぐに見つけられる
- 書いてある内容が理解しやすい
Webライティングは「読みやすさ+見やすさ」を意識しましょう。
Webに適した文章構成で書くこと


Web記事はインターネット上に公開されることから、Webに適した文章構成で書くことが大切です。
また、多くの読者が検索エンジンを利用してWeb記事を探しているため、検索結果の上位に表示させる施策(SEO)も必要となります。
Search Engine Optimization(検索エンジン最適化)の略語。
Web記事を検索結果の上位、または注目される場所に表示させるための施策。
検索エンジンを意識した文章構成術は、SEOライティングと呼ばれています。



本サイトの『SEOライティングの入門講座(※準備中)』も参考にしてみてください。
スマホでも読みやすい文章を書くこと


Webライティングでは、読者がパソコンとスマホで閲覧することを考慮しましょう。
とくにスマホ表示の重要性は、Googleが下記のとおり公表しています。
Google では引き続き、モバイル フレンドリーなコンテンツを作成することをウェブ担当者様におすすめします。Google は、インデックスに登録されているあらゆるコンテンツ(パソコン版とモバイル版の両方)を評価して、モバイルへの対応度を判断します。この評価方法は 2015 年以降、モバイルでコンテンツを検索しているユーザーに対して、モバイル フレンドリーなコンテンツがさらにパフォーマンスを発揮するのに役立っています。
Google 検索セントラル|モバイルファースト インデックスの展開
モバイルファーストインデックスは、スマホサイトを評価基準とする施策です。
2015年に「モバイル検索の割合が過半数を突破した」とGoogleが発表したように、主流となったスマホ検索が重要視されています。
Webライティングで注意すべき3つこと


Webライティングを実践するうえで、注意しておきたい3つのことがあります。
とくにWebライターやブロガーとして活動する場合は、自信の信用を守るため、また他者とのトラブルを防ぐためにも順守すべきです。



しっかりと内容を理解し、Webライティングでは確実にチェックしましょう。
著作権を守る|他人の文章を盗用しない


Webライティングで、他人の文章を盗用することは許されない行為です。
Web記事やブログ記事などの著作物は、著作権により保護されています。
他人の文章を無断で使用することは、著作権の侵害となり、法的なトラブルに発展することもあります。
第三者の文章を自分の記事で活用したい場合は「引用」と呼ばれる方法での対処が必要です。
正しく引用する|基本ルールを守る


第三者(公的機関や著名人)の参考文献を利用する場合は、以下のルールで引用する必要があります。
- 引用であることが明確にわかる
- 出典(引用元)を明記する
- 引用する文章を改変しない
- 記事の補足情報として引用する
引用であることが明確にわかる
引用した文章は「引用であること」を明確に示す必要があります。
- 色を変える
- 枠で囲う
- 「””(ダブルクォーテーション)」で括る
「著作権」は、著作権法という法律で保護されています。文化的な創作物とは、文芸、学術、美術、音楽などのジャンルに入り、人間の思想、感情を創作的に表現したもののことで、著作物といいます。また、それを創作した人が著作者です。
著作権って何?|著作権Q&A|公益社団法人著作権情報センター



たとえば上記のような書き方で引用します。
出典(引用元)を明記する
引用する情報に合わせ、出典(引用元)を明記しましょう。
Webページ | ・ページのタイトル ・ページURL |
書籍 | ・書籍のタイトル ・著者 |
引用する文章を改変しない
引用する文章は、編集せずに原文のまま利用します。
著作物はあくまでも著作者のものであり、勝手に手を加えるべきではありません。
記事の補足情報として引用する
引用する文章は、あくまでも記事の補足情報として活用します。
引用情報のみで記事を構成するのではなく、自分自身の主観をメインに発信しましょう。
正確な情報を伝える|間違い・古いはNG


Web記事では、読者に誤った情報を届けないよう注意すべきです。
誤った情報により読者に不利益が生じてしまうと、サイト自体の信用を失いかねません。
- 間違った情報を伝えてしまう
- 古い情報を伝えてしまう
- 根拠のない情報を伝えてしまう
Web記事は、不特定多数の読者が閲覧することも想定されます。
だからこそ、読者に正確な情報を伝えることが大切です。
今回のまとめ|理解度チェックでおさらいしよう!
今回は「Webライティングとは」をテーマに、文章を書く目的やWeb記事の特性を紹介しました。
学習した内容を理解度チェックでおさらいしてみましょう。
理解度チェック(タップで開く)
おもな相違点 | Web媒体 | 紙媒体 |
---|---|---|
読者の目的 | 情報を得ること | 文章を読むこと |
読者の心理 | 素早く読みたい | じっくり読みたい |
記事同士のリンク | できる | できない |
更新サイクル | 長い | 短い |
おもな記事 | ニュース・ブログなど | 新聞・雑誌など |
おもな 相違点 | Web媒体 | 紙媒体 |
---|---|---|
読者の目的 | 情報を得ること | 文章を読むこと |
読者の心理 | 素早く読みたい | じっくり読みたい |
記事同士 のリンク | できる | できない |
更新 サイクル | 長い | 短い |
おもな記事 | ニュース ブログなど | 新聞 雑誌など |
- 解決したい悩み・疑問があるから
- 真偽を確かめて不安を解消したいから
- 探している情報があるから(知識・場所・商品など)
- 文章力がビジネスシーンでも役に立つ
- Web記事で読者の役に立てる
- 初心者でも学びやすい
- 情報をわかりやすく簡潔に伝えること
- Webに適した文章構成で書くこと
- スマホでも読みやすい文章を書くこと
- 他人の文章を盗用することは許されない行為
- 第三者の文章を活用するときは「引用」が必要
- 読者には正確な情報を伝えることが大切
- 出典(引用元)を明記する
- 引用する文章を改変しない
- 引用であることが明確にわかる
- 記事の補足情報として引用する
次回は、いよいよ本格的なWebライティングのノウハウを学びます。
それでは、次のカリキュラムでまたお会いしましょう。
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