
Webライターとして「月5万円」くらいは稼ぎたいな…
そんな悩みを解決するため、Webライター初心者が「月5万円の収入を稼ぐためのロードマップ」を解説します。
- そもそもWebライターって稼げるの?
- 初心者が月5万円稼ぐために必要な3ステップ
- さらに上を目指すために必要なこと
まずは、月5万円を稼ぐために「必要なこと」を覚えましょう。
今回紹介するロードマップを参考にしながら、着実にステップアップすることが目標達成への近道です。
執筆者プロフィール


- Webライター(3年)
- Webディレクター(1年)
- 元システムエンジニア(8年)
システムエンジニアの激務にギブアップ。
未経験からフリーランスのWebライターに転身。2つのブログを運営しています。
そもそもWebライターって稼げるの?
結論を伝えると、Webライターは稼げる仕事です。
ただし、誰でも簡単に稼げるわけではありません。


とくに、初心者はやるべきことが多いため「月5万円の壁」に苦労します。
意外に稼げないことから、挫折してしまうWebライターがいることも事実です。



Webライター初心者は、やるべきことを正しい順序で取り組むことが大切。
Webライター初心者が月5万円稼ぐために必要な3ステップ
Webライター初心者が月5万円の収入を稼ぐためには、以下の目標達成を目指しましょう。
文字単価1.0円で合計5万文字の記事を納品する
目標をもう少し細分化すると、以下のようなWebライターとなることがゴールです。
- 適切な案件を選ぶ
- 1ヶ月に5万文字以上執筆する
- 文字単価1.0円で案件を受注する
さらに細分化すると「月5万円稼ぐためにやるべきこと」が少しずつ見えてきます。
- 正しい選び方を理解する
- 悪質なクライアントを見極める
- 案件の採用率を上げる
- 継続して案件を受注する
- 文字数の多い案件を受注する
- 執筆スピードを上げる
- クライアントの評価を上げる
- 品質の高い記事を納品する
- ライティングスキルを磨く



あれ?思ってたよりやることあるね(混乱してきた…)
実はWebライターにとって「月5万円の壁」が最初で最大の難関です。やるべきことや覚えることが多く、初心者はとくに苦戦してしまいます。
でも、安心してください。やるべきことを理解して、正しい順序で取り組めば、意外にあっさりとクリアできます。
- 適切な案件を選ぶ
- 1ヶ月に5万文字以上の記事を執筆する
- 文字単価1.0円のWebライターを目指す
ステップ①|適切な案件を選ぶ
Webライターが収入アップを目指すためには、適切な案件を選ぶことが重要です。
案件選びで重要なポイントは、以下の5点です。
- 文字単価0.8円以上の案件を選ぶ
- プロジェクト案件を選ぶ
- 継続発注の案件を選ぶ
- 発注者の評価が高い案件を選ぶ
- 執筆ジャンルの優先順位を決める
案件選びで重要なポイントは、条件に合わない案件を選択肢から除外することです。
低質な案件までチェックすると時間がもったいないので、まずは選択肢を減らすことから意識してみましょう。



詳細は以下の記事で解説しています。


ステップ②|月5万文字以上の記事を執筆する


月5万文字以上の記事を執筆するためには、以下の取り組みが必要不可欠です。
- 執筆スピードを上げる
- 継続して案件を受注する
- 文字数の多い案件を受注する
(6000文字以上)
月5万文字の目標は、6,000〜8,000文字の記事を週2本ペースで納品すれば達成できます。



まずは案件を受注して、週2本ペースで納品することから始めよう。
案件を納品するペースは、作業環境や稼働時間により人それぞれです。納品ペースに合わせて、次の取り組みを検討してみましょう。
納品ペースが週2本より?
【遅い】執筆スピードを上げる
【速い】文字数の多い案件を受注する
取り組み①|継続して案件を受注する
安定した収入を得るためには、継続して案件を受注することが大切です。
受注活動に慣れていない初心者の場合は、継続案件に応募してみましょう。


初心者が継続案件の受注を狙う場合は、以下のポイントを意識してください。
- 文字単価0.5~0.8円
- 複数人募集
- 馴染みのある執筆ジャンル
理想としては「文字単価1.0円以上」の案件を狙いたいところです。
しかし、スキルや実績のない初心者は、基本的に採用されません。
まずは初心者でも狙いやすい案件で、実績を積むことから始めましょう。



継続案件であれば、納品数に応じて単価アップも期待できますよ。


継続案件を受注できたら、執筆をこなしながら自分の納品ペースを把握しましょう。
週2本ペースでの納品に余裕を感じられる場合は、以下のステップに進めるはずです。
- 執筆文字数を増やしてみる(難易度:低)
- 文字単価を上げてみる(難易度:高)
納品ペースに余裕がない場合は、執筆ペースを上げる取り組みを心がけてみましょう。
取り組み②|執筆スピードを上げる
Webライターの収入アップには「執筆スピードを上げること」も重要です。
執筆スピードを上げるためには、以下の方法が挙げられます。
- 文章の型を決める(PREP法)
- タイピングスピードを上げる
- 集中できる環境で作業する
- 文章執筆に慣れる
とくに文章の型を決める「PREP法」は、読みやすい文章を書くための効果的な手法です。
ライティングスキルを向上するためにも、学んでおくことをおすすめします。



「執筆スピードが上がる=時給が上がる」と考えましょう。


取り組み③|文字数の多い案件を受注する(6000文字以上)
納品ペースに余裕を感じる場合は、執筆記事の文字数を増やしてみましょう。
Webライターの報酬は「文字単価」が基本となるため、執筆する文字数が増えれば収入アップにつながります。



文字数じゃなくて、執筆本数を増やすのもアリ?
ここでのポイントは、執筆本数を増やさないことです。
執筆本数を増やすことは、以下の理由から効率的ではありません。
- 執筆テーマ(キーワード)を理解する手間が増える
- 執筆内容をリサーチする手間が増える


5,000文字の記事を2本執筆するよりも、1万文字の記事を1本執筆するほうがリサーチにかける手間を減らせます。
文字数が多いと「大変そうなイメージ」がありますが、実際は300文字程度の見出しがいくつか増えるだけです。
納品ペースに余裕がある場合は、執筆本数ではなく文字数を増やしてみてください。
ステップ③|文字単価1.0円のWebライターを目指す


月5万文字以上の記事を執筆する目標が達成できたら、文字単価1.0円のWebライターを目指しましょう。
- クライアントの評価を上げる
(単価アップを目指す) - 高単価案件を受注する
- ライティングスキルを磨く
文字単価0.9円以下で受注している継続案件がある場合は、条件や交渉次第で単価アップを期待できます。
また、実績を積み重ねることで、文字単価1.0円以上の高単価案件を新たに受注することも可能です。


文字単価を上げることに対して「たったの0.1円」と感じてしまうかもしれません。
しかし、たったの0.1円が、5万円稼ぐための文字数に大きな差を生み出します。
文字単価1.0円:50,000文字
文字単価0.9円:55,556文字
(1.0円と5,556文字の差)
文字単価0.8円:62,500文字
(1.0円と12,500文字の差)



文字単価1.0と0.8円には、12,500文字の差がある!
効率的に収入アップを目指すためには、文字単価アップが欠かせません。
いずれにしても実績に見合ったライティングスキルを求められるため、日頃からスキルアップも心がけましょう。


取り組み①|クライアントの評価を上げる
継続案件を受注している場合は、クライアントの評価を上げることで文字単価アップを交渉できる可能性があります。
クライアントの評価を上げるポイントは、以下の3点が代表的です。
- 納品文字数(または本数)を増やす
- 添削の指摘数を減らす
- 契約期間を延ばす(途中辞退しない)
また、納品本数や指摘数を基準に、単価アップ制度を設けているクライアントも少なくありません。



各種制度の有無は、案件の募集要項をチェックしよう。
単価交渉に自信がない場合は、単価アップ制度のある案件を選択するのもおすすめです。
取り組み②|高単価の案件を受注する
高単価(文字単価1.0円以上)の案件を受注したい場合は、ライティング業務の実績が必要となります。
とくに以下の実績は、アピールポイントとして効果的です。
- 10本以上の案件を納品し、平均4.9以上の評価を得ている
- Google検索で上位表示されている執筆記事がある
- クラウドソーシングサイトでプロワーカーの認定を得ている
(ランサーズの場合は「認定ランサー」)
案件を受注する流れは、単価にかかわらず同じです。
しかし、高単価な案件ほど、自己PRや提案文に記載する実績の内容が採用の大きな決め手となります。
また、高単価の案件はIT系や金融系、医療系といった専門分野の知識を求められるケースも少なくありません。
得意なジャンルや興味のあるジャンルを伝えることも、案件受注に大切なポイントです。



自己PRや提案文の書き方については、以下の記事で詳しく解説しています。
取り組み③|ライティングスキルを磨く
文字単価1.0円以上のWebライターを目指すためには、実績に見合ったライティングスキルが必要不可欠です。
ライティングスキルにはさまざまな習得方法がありますが、まずは以下2種類の方法から実践してみましょう。
- 参考書籍やクライアントの執筆マニュアルから基礎知識を学ぶ
- クライアントの添削結果から「よくある指摘」を覚える
ライティングスキルの基礎知識は、参考書籍から学ぶことをおすすめします。
とくに以下2点をテーマに、1冊ずつ書籍を選ぶと効果的です。
- 文章力
- SEOライティング
また、クライアントが用意するマニュアルも基礎知識の習得に活用できます。
マニュアルには「クライアントが重要視しているポイント」がまとまっているので、要点を理解するのに便利です。


クライアントの添削で受けた指摘は、チェックリストにまとめて「再発防止」を心がけましょう。



「よくある指摘」を把握することは、記事の品質アップにつながります。
添削での指摘を減らすことは、クライアントの評価アップにも効果的です。
クライアントによって指摘事項に大きな差はないので、チェックリストが幅広く活躍するでしょう。


さらに上を目指すための方法


Webライターとしての活動に少し余裕がでてきたら、+αとして以下の取り組みも検討してみましょう。
- キャリアアップを目指す
- クラウドソーシング以外の案件を受注する
- 個人ブログを運営する
取り組みの実績や成果に即効性はありません。
しかし、ワンランク上のWebライターとして活動の幅を広げられるでしょう。
①キャリアアップを目指す
Webライターの経験を積むことで、別職種へのキャリアアップを目指せます。
たとえば、Web編集者やWebディレクターは、キャリアアップの王道ルートです。



僕自身もWeb編集者を経て、現在はWebディレクターです。
フリーランスであれば、編集者やディレクターをしながらライティング業務も継続できます。
記事制作全体にかかわることで、ライティングの視野が大きく広がるでしょう。



このブログの見出し構成や画像の作り方は、編集者の経験がかなり参考になりました!


②クラウドソーシング以外の案件を受注する
Webライターの案件は、以下の方法でも受注できます。
- Webメディアの求人に応募する
(公式ページやSNSに掲載) - ブログへの直接オファー
Webメディアの公式サイトやSNSアカウントでは、ライター募集の求人を掲載することがあります。
ただし、クラウドソーシングサイトより応募条件がハードな傾向にあるため、実績を積んでから挑戦するのがおすすめです。
クラウドソーシングサイトを介さないことで、手数料の負担軽減も期待できます。



自分の書いた記事がお気に入りのWebメディアに掲載されることは、Webライターとしてのモチベーションアップにもつながりますよ。


③ブログを運営する
Webライターと並行してブログを運営することには、以下のメリットがあります。
- 文章を書く機会が増える
- 成果を実績としてアピールできる
- 副収入を得られる
ブログの成果は「検索結果の上位表示」を目指すことから始まります。
つまり、SEOライティングを学ぶ必要があり、その知識はWebライターの仕事にも活用できます。



Webライターを始めるタイミングでブログも作成すべきかな?
ブログを作成するタイミングは「Webライターとして5万円稼げるようになってから」でも十分です。
Webライティングの知識がない状態では、ブログ運営を始めても成果につながりません。
ブログは、Webライターの仕事で覚えたことを「アウトプットする練習アイテム」として活用してみましょう。



スキルアップと成果を得られて一石二鳥ですよ。


Webライター初心者でも月5万円稼げる|最大の山場を乗り越えた?


Webライター初心者でも、やるべきことを正しい順序で取り組めば月5万円の収入を稼げます。
ただし、やるべきことを把握していないと、思わぬ苦戦を強いられるでしょう。
まずは、月5万円稼ぐために必要なことを覚えるため、この記事で紹介したロードマップを活用してみてください。
- 適切な案件を選ぶ
- 文字単価1.0円で案件を受注できる
- 月5万文字以上執筆できる
知識も経験も「初めて」ばかりの初心者にとって、月5万円は最初で最大の山場です。
しかし、業務に慣れて実績を積み重ねることで、そこから先は意外にあっさり活動の幅が広がりますよ!
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