
30代・未経験でWebライターを目指すのって遅いかな?
結論から言うと「30代・未経験」でWebライターを目指しても遅くないです。



「30代・未経験」でWebライターを始めた本人が言ってるので間違いありません。
とはいえ、ネガティブなイメージもあるWebライターへの挑戦は、なにかと不安を感じても仕方ないです。
そこで今回は、僕自身の体験談をもとに以下の内容を解説します。
- Webライターを選んだ理由
- 経験して良かったこと
- 想定外だったこと
- Webライターはオワコンじゃない



「30代なんて…」と気にせず、気軽な気持ちで挑戦しても意外に何とかなりますよ!
Webライターは「30代・未経験」でも始められる


Webライターの仕事は「30代・未経験」でも問題なく始められます。
僕自身も30歳でシステムエンジニアの仕事を辞めて、フリーランスのWebライターに挑戦しました。
まったくスキルのない状態から始めて、今ではWebディレクターとして活動しています。


前職のシステムエンジニアは「あまりの激務に嫌気がさしたこと」が原因で辞めました。
本当に「プレッシャーから解放されること」だけが目的の無計画な退職でした。
正直なことを言うと、辞めた直後は「働きたくない」って思っていました。
しかし、いまは「やりたいことを自由にできる日々」を送っているので、なんだかんだ楽しく過ごしています。



さすがに収入は減ったけどね。
Webライターを選んだ理由


「30歳・働く気力なし」の自分は、ささいな理由でWebライターを選びました。
- 自宅で働けるから
- なんとなく簡単そうだったから
- 個人ブログの改善点を見つけたかったから
「仕事する気あんのか?」と言いたくなりそうですね。
ポジティブに考えれば、Webライターは「こんな人でもなれる」のかもしれません。



だって「Webライターは簡単に稼げる!」ってネット記事に書いてあったから…
選んだ理由①|自宅で働けるから(コロナ禍に対応するため)
Webライターの仕事は、自宅で対応できます。
打合せや面談がある場合も、Zoomが主流なので自宅から出る必要はありません。
僕がWebライターを始めた時期は、ちょうど新型コロナウイルスが騒がれだしたタイミングでした。
内心めちゃくちゃビビっていたので、自宅を出ずに働ける仕事には精神的に助けられました。
- 通勤しなくていい
- スーツを着なくていい
- 早起きしなくていい



最近はリモートワークが普及しつつありますが、通勤しないだけで「こんなに楽なのか!」と驚きます。
選んだ理由②|なんとなく簡単そうだったから
Webライターの仕事は、専門的なスキルなしでも始められます。
もちろん、基礎的な知識は事前に覚えておくべきです。
しかし、クライアントが用意するマニュアルを読めば対応できてしまいます。


クラウドソーシングサイトには「初心者向け」なんて、ちょうどいい案件も。
案件に応募する際の「提案文」だけ意識すれば、受注活動は比較的簡単でした。


【余談】30代は一般的なビジネスマナーがあるだけで有利
社会人経験がある30代は、一般的なビジネスマナーがあるだけでクライアントに好印象を与えられます。
これはWebディレクターとして、クライアントの立場を経験して痛感したことです。
実際にWebライターを募集すると、以下のような提案文が届くこともあります。
はじめまして。○○です。
案件に応募します。
よろしくお願いします。



「提案」する気あるのかな?
提案文や連絡のやり取りから「社会人経験がなさそう」と感じることが多々あります。
メールの書き方や交渉術など、社会人が身につけるスキルは意外に役に立つでしょう。
選んだ理由③|個人ブログの改善点を見つけたかったから
趣味で個人ブログを運営していたことも、Webライターを始めるきっかけでした。
当時の自分は、ブログ記事を書いても「企業サイトの記事に勝てない」と悩んでいました。
そこで、Webサイトを運営するクライアントの案件に応募して「ノウハウを盗んでやろう!」といった不純な動機にたどり着きます。
おかげさまで充実したマニュアルを読ませていただき、今ではマーケターやコンサルタントとも活動する機会があり…



ガッツリとノウハウをパクらせて…参考にしています。
Webライターを経験して良かったと感じたこと


Webライターを1年ほど経験して「やってみて良かった」と感じたことがあります。
- 自宅にいながら収入を得られるようになった
- 記事を書くことでさまざまな知識が増えた
- 修得したノウハウをブログに反映できた
たった1年の実績なので、大した内容ではありません
しかし、今後の働き方や収益化につながる重要な経験だったと実感しています。
自宅にいながら収入を得られるようになった


Webライターのメリットは「自宅で稼げること(出勤しなくていいこと)」です。
自宅にいるのに収入を得られるなんて、会社員時代は考えられませんでした。
正直に言うと、会社に勤務していた頃のムダから解放された気分です。
- 早起き
- 通勤
- 朝礼
- スーツ着用
- ミーティング



ミーティングという名の「上司の独演会」もあったな…
自宅でパジャマのまま仕事してるほうが、よっぽど時間も体力も有意義に使えます。
組織から外れて「自己管理に100%集中」できたおかげで、ようやく仕事と趣味のバランスがとれるようになりました。
記事を書くことでさまざまな知識が増えた


Webライターは、記事を書くためのリサーチが必要不可欠です。
さまざまなテーマの記事を執筆したことで、自分自身も多くの知識が身につきました。
過去に執筆していた「観光スポットを紹介するWebメディア」では、行ったこともない場所の記事を書いたこともあります。
- スウェーデン観光で立ち寄りたい店
- インドのおすすめ観光スポット
- フィジーでおすすめの絶景スポット



海外旅行したこともないのに…
もちろん行ったこともない場所なので、相当な時間をかけてリサーチしました(執筆時間の倍以上)。
しかし、調べたことは自分の知識となるので、新たな発見や興味につながって楽しかったです。



インドに観光できる場所があることすら知らなかった。
修得したノウハウをブログに反映できた


Webライターを始める前に、個人ブログ「ぎょぎょさんぽ」を開設しました。
今でも開設当初に書いた記事は、リライトしたり削除したりと手を加えています。



次から次へと改善点が見つかってしまう(笑)
幸いなことに、現在は「Webマーケティング(SEO・Web集客)」を提供する企業のディレクターです。
日々修得したスキルを個人ブログに反映したところ、うれしい成果を得られました。
圏外まで下がっていた検索順位が、教わったノウハウで1位まで浮上しました。



まだまだ半人前だけど、少しずつ副収入も増えています。
想定外だったこともある|始める前に知っておきたいこと


Webライターの活動では、悪い意味で想定外だったこともあります。



最初に聞いてた話と違うよ!
ここからは、Webライターを経験して「大変だな」と感じたことを紹介します。
期待外れの出来事にガッカリしないためにも、マイナス要素も事前に想定しておきましょう。
始めるのは簡単・稼ぐのは大変
Webライターは比較的簡単に始められます。
しかし、稼ぐのは大変です。


ライティングスキルの乏しい初心者は、低単価の案件からスタートします。
業務に慣れていない時期は作業効率も悪く、時給換算したときにビックリしてしまうでしょう。
ネット記事では「Webライターは簡単!」の文字が目立ちます。
しかし、あくまでも簡単なのは「始めること」だけです。
しっかりと稼ぐためには、スキルアップや実績を積むことが必要だと理解しておきましょう。
執筆ルールが細かい(SEO・レギュレーションなど)
Webライターの仕事は「Web記事に適した文章」を書くことです。
日記や小説とは、文章の書き方が異なります。
Web記事:読者が求める情報を書く
日記:自分のエピソードを書く
小説:架空のストーリーを書く
また、インターネット上に公開されることから、検索順位への最適化(SEO)も必要不可欠です。
つまり、Webライティングは「ただ文章を書ければいい」のではありません。
以下のような執筆ルールを考慮する必要があります。
- 読者が求める情報を書くこと
- 読者にわかりやすい文章で書くこと
- 検索順位に上位表示される文章を書くこと
Web記事を書くための文章力を身につけるためには、覚えるべきことがたくさんあると理解しておきましょう。


「文章を書くことが好き=ライター向き」とは限らない


Webライターを経験して、文章を書くことが好きな人は「Webライターに向いているとは限らない」と感じました。
Webライターが書くべき文章は「筆者が書きたいこと」ではありません。
徹底的にリサーチした情報をもとに「読者が求めること」を書くべきです。
そのため「書きたいこと」と「書くべきこと」のギャップを感じてしまう可能性があります。
残念ながら自己満足な文章では、Web記事に価値を生み出せない。
独創的で自由な発想からエピソードやストーリーを書くことが好きな人は、SEOに縛られた執筆に不満を感じるかもしれません。



「読者の役に立つこと」をモチベーションにするといいかも。
今からWebライターを目指して大丈夫?【オワコン?】



今さらWebライターを目指しても将来性に不安が…
結論を言うと、今からWebライターを目指しても大丈夫です。
むしろ、迷ってないでさっさと始めるべきです。
Webライターの仕事って、将来的に無くなる(オワコン)と言われています。
- AIの進化で仕事を奪われる
- 動画や音声コンテンツが主流になる
- 先行者有利で新参者は勝てない
上記は、Webライターの将来性に不安を煽る「よくある謳い文句」です。
しかし、気にするほどの「大した影響はない」と断言します。
Webライターの需要は高まっている
SNSの普及により情報発信が活発となっていることから、自社サイト(オウンドメディア)を運用する企業が増えています。
オウンドメディアを活用した集客(企業アピールや採用活動など)の効果を高めるためには、SEOに長けたWebライターの力が必要です。



AIの進化で仕事が奪われるって聞いたよ?
たしかに、AIは想像を超えるスピードで進化しています。
しかし、人の感情を理解し、独自性のある文章を書けるAIなんて、いつ誕生するかわかりません。
クライアントの立場としても、よほど高性能なAIにライティングを依頼するとして、どれだけの費用が必要か想像できません(ゾッとしそう)。



文章に「個性」を出すのは、AIより人のほうが得意かもね。
Webライターが書く記事は、AIの進化にかかわらず今後も必要とされるでしょう。
動画や音声コンテンツにはデメリットがある
令和の時代を迎えた頃から、YouTubeやVoicyなどの「テキストではないプラットフォーム」が注目を集めています。



Web記事は影が薄くなったような気がする…
とくにYouTubeのような動画コンテンツは、今後も注目され続けるでしょう。
しかし、Web記事の需要がなくなることはありません。
その理由は「情報を提供するスピード感」にあります。
そもそもWeb記事の読者は、悩みや疑問の解決策を求めています。
そして、記事の内容なんて興味がなく「さっさと結論を知りたい」が本音です。


動画や音声コンテンツのデメリットは、結論までスムーズにたどり着けないことです。
興味のない前置きを聞かされるのは、ストレスにつながる場合もあります。



広告を挟まれたときなんてもう…
つまり、動画や音声コンテンツは、Web記事とは別ジャンルと考えるべきです。
じっくり見聞きしたいか、すぐに結論を得たいかで使い分けられます。
新規参入してもチャンスはある



Webライターって飽和してるし、低単価の案件しか取れないでしょ?
リモートワークが普及したこともあり、Webライターの人気が高まっています。
実際にクラウドソーシングサイトの案件は、飽和しつつあるライター同士で取り合いしている状況です。
大したスキルがない初心者では、低単価の案件しか取れないことも十分に考えられます。
しかし、大したスキルがない初心者を抜け出せば良いだけの話です。
個人的な見解ですが、Webライターの約8割は大したスキルを持っていません。
SEOを理解しているライターも意外と少なく、プロとして真剣に取り組めば勝てるレベルです。


稼いでいるWebライターは、当たり前ですが「プロ」として真剣に取り組んでいます。
どの仕事を選んでも最初は苦労して当然なのに、たかが1〜2年やってみた程度で「稼げない仕事」と決めつけるのは浅はかな考えです。
真剣に取り組めばクライアントは必ず評価しますし、僕のように別業種にステップアップする人もいます。
信ぴょう性のないネガティブな意見は気にせず、自分の目標だけに集中して挑戦してみましょう。
Webライターは30代でも挑戦できる!気軽に始めてみよう


Webライターの仕事は「30代・未経験」でも挑戦できます。
ただし「望んでいる結果が出るかどうか」は自分次第です。
- プロ意識を持つこと
- スキルアップすること
- 周囲の声に惑わされないこと
上記を心がければWebライターとして活躍できますし、年齢なんて関係ありません。
Webライターの仕事は、始めるのも辞めるのも簡単です。
挑戦して「合わない」と感じたら方向転換できるので、迷ったときは副業から始めてみましょう。


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