
Webライターの報酬が想像以上に少なくてビックリした…
Webライターの報酬が「安い」と感じている人は、時給換算したときにビックリするのではないでしょうか。
とくに初心者は、想定していたより稼げない現状に悩んでしまうこともあります。
時給換算したときの想定外な金額に「Webライターはやめとけ」なんてイメージしてしまうのは無理もないでしょう。
そこで今回は時給換算して落胆した人に向けて、Webライター初心者が稼げない原因と対策を解説します。



Webライターの経験がある「taku」が解説します。
- Webライター初心者が稼げない原因
- 稼げない時期に意識すべき心構えと注意点
Webライター初心者は収入を時給換算して絶望する


Webライター初心者は、収入を時給換算すると絶望します。
とくに「時間をかけて頑張っているのに、なんか稼げないよな〜」なんて感じている人は要注意です。



僕自身はWebライターを始めた当初、3,000文字の記事を6時間かけて執筆していました。
1時間に500文字を執筆している計算。つまり、文字単価1.0円で換算すると時給500円。
さすがに絶望しますよね。



あの…当時は文字単価0.5円でした。
Webライター初心者は、頭の中の辞書から「時給換算」を消したほうが良いかもしれません。
時給が低くなってしまう原因は作業効率が悪いから
Webライターの時給が低くなってしまう原因は「作業効率の悪さ」です。
少し表現を変えると、執筆していない時間が時給を下げています。



Webライターの仕事は執筆することでしょ?
Webライターの仕事には「執筆前」「執筆中」「執筆後」のそれぞれに、時給を下げる落とし穴が潜んでいます。
執筆前:リサーチに時間をかけてしまう
執筆中:集中力を欠いてしまう
執筆後:修正作業が発生してしまう
3,000文字の記事を執筆する案件は、執筆作業に対して報酬(文字単価)を設定しています。
つまり、執筆作業以外で時間をかけても、報酬にはつながりません。
しかし、自分自身の作業を振り返ってみると、意外にも「執筆していない時間」があることに気づきます。
稼げない原因|執筆前のリサーチに時間をかけてしまう


執筆前のリサーチに必要以上の時間をかけてしまうことは、時給を下げる原因となります。
Webライターが記事を執筆するためには、事前のリサーチが必要不可欠です。
しかし、あくまでも執筆前の準備であり、時間をかけることではありません。
- リサーチする目的を決めていない
- 本文に書く文章を参考にしようと調べている
- ていねいに調べすぎている
リサーチに時間がかかる原因はさまざまです。
いずれにしても「時間をかけずにリサーチする工夫」を心がけることが大切です。
対策①|本文に書く内容は自分の頭で考える
本文に書く内容は、リサーチする前に自分の頭で考えましょう。
書きたいことを整理するだけでも構いません。
リサーチに時間をかけてしまうおもな原因は、本文に書く内容を探し求めてしまうことです。
これでは、リサーチで十分な情報が揃うまで執筆を開始できません。
まずは書きたいことを書ける範囲で整理しながら、仮の文章を作成しましょう。



文章に物足りなさやボリューム不足を感じた場合のみ、不足を補うためのリサーチをおすすめします。
対策②|案件は得意ジャンルから選ぶ
Webライティングの案件は、知識や興味のあるジャンルから選びましょう。
Webライティングでは知らないことを執筆する場面もあるため、事前知識の有無がリサーチ時間に影響します。
事前知識がある場合でもリサーチは必要ですが、情報の取捨選択がスムーズにできるはずです。
書きたい内容をイメージしやすいことから、補足したい情報のみを自然にリサーチできるでしょう。


対策③|文章の型を決めて執筆する
本文に書く内容は「文章の型」を決めると執筆しやすくなります。
たとえば「PREP法(結論→理由→具体例→結論)」を用いることで、200文字の文章を「50文字×4枠」で分割できます。



50文字の文章なら少し書きやすく感じるかも。
また、漠然とリサーチしてしまうと、情報を上手くまとめられません。
「結論は何だろう?」「理由は何だろう?」と目的を決めることで、求める答えにスムーズにたどり着けます。
稼げない原因|執筆中に集中力を欠いてしまう


執筆中に集中力を欠き、作業の手が止まってしまうことはよくあります。
とくに在宅で仕事できるWebライターは、作業環境に注意が必要です。
人は本能的に楽な方向へ進みたがるので、自分を律する強い意志がないとついついサボってしまいます。
しかし、頑張りすぎは三日坊主につながることもあるので、まずは気長に集中力を維持する工夫を取り入れてみましょう。
- 気分転換する
- ルールを決める
- 休憩する
対策①|定期的に作業場所を変える
毎日同じ環境で同じような作業の繰り返しは、マンネリ化を招く要因となります。
Webライターは自由な場所で仕事できる職業なので、気分転換を兼ねて作業場所を変えてみましょう。



学生時代に自宅では勉強できなかったけど、図書館に行くと集中できた。
見出し構成をメモに残せば、オフライン環境でも執筆作業は可能です。
人通りがそこそこで景色の良い広場や公園があれば、ベンチに座りながら作業すると意外と捗りますよ。
対策②|執筆作業の時間割を作る
作業が捗らない大きな要因は、詳細なスケジュールを立てないことです。
「今日中に終わればいいな」と考えてしまうと、その気がなくても「23時59分までに終わればいいや」に変換してしまいます。
スケジュール通りにできるかどうかにかかわらず、何時までにどこまでやるかの目標をしっかり決めましょう。
スケジュールは、自由に設定してください。
大切なことは「後でいいや」をなくして、スケジュール通りに取り組もうとする意識付けです。
対策③|思いきって作業を一時中断する
作業していると「なんか今日は気がのらないな…」って日も正直あります。
そんなときは開き直って、作業を一時中断しましょう。
納期次第ではありますが、追い込まれない程度に気分転換することをおすすめします。
- 思い切って一日休む
- 1時間ほど外出する
- おやつを食べる
気がのらない状態で作業すると雑になるので、結果的に修正箇所が増えることもあります。
Webライターは厳しい上司に監視されることもないので、遠慮せずに休憩しちゃいましょう。



僕は集中力が切れたら、散歩を兼ねてコンビニに行ってお菓子を買います(笑)
稼げない原因|執筆後の添削結果の指摘が多い(修正に時間がかかる)


納品後の添削結果でたくさんの指摘を受けてしまうと、修正作業に時間がかかってしまいます。
指摘の多さは、さまざまな弊害を生むため注意が必要です。
- 修正に時間がかかる
- クライアントからの評価が下がる
- 自分自身のテンションが下がる
Webライターにとって、修正作業ほどテンションの下がる対応はありません。
時給に限らずデメリットが多いので、添削での指摘を減らす対策を心がけましょう。
対策①|よくある指摘はチェックリスト化する


添削結果の「よくある指摘」は、再発防止のチェックリストにまとめましょう。
原稿の執筆前にチェックリストを眺めるだけでも、初歩的なミスの「気づき」につながります。
スキルや実績があるライターでも、指摘がゼロとなることは滅多にありません。
指摘を受けたからといって落ち込まず、少しずつでも減らしていくことが大切です。
対策②|急がない・焦らない・落ち込まない
Webライターとして最大限のパフォーマンスを発揮するためにも、以下の三原則を意識しましょう。
- 急がない
- 焦らない
- 落ち込まない
作業時間や納期を気にするあまり、急いだり焦ったりすると初歩的なミスが増えます。
修正作業の時間を増やしてしまうと、結果的に急いだ意味がありません。
また、指摘に落ち込んでしまうと、作業のパフォーマンスが低下します。



精神的な動揺がきっかけで、普段できることすらできなくなりますよ。
急がず焦らずミスを減らすこと、指摘は「誰にでもある」と落ち込まないことが大切です。
対策③|ライティングスキルを磨く
添削結果の指摘を減らすためには、ライティングスキルの習得が必要不可欠です。
クライアントが記事制作に求める基準を満たすためにも、以下の基礎知識は身につけておきましょう。
- WEBライティング(読者目線の文章力)
- SEOライティング(検索順位の仕組み)
スキルの習得には参考書籍の活用がおすすめです。
別記事で必要スキルについて解説しているので、よかったら参考にしてみてください。


稼げない時期に意識すべき心構えと注意点


Webライターとして稼げない時期は、時給を意識するあまり思わぬ失敗を招きがちです。
とくに初心者の場合は、以下3つのポイントを意識しましょう。
- 記事を執筆する目的を間違えないこと
- 文字単価0.4円以下の案件は受注しないこと
- 時間がかかる原因や苦手意識を把握すること
①記事を執筆する目的を間違えないこと
Webライターが記事を執筆する目的は「報酬をもらうため」ではありません。
Web記事を必要とする「読者のため」です。
報酬を優先して急ぐことやミスが増えることは、Webライターの自分勝手な考え方に問題があります。
読者を優先することはクライアントの評価につながり、結果的に求める報酬を得られるでしょう。



案件を受注したWebライターは、クライアントから報酬をもらう以上は「プロ」であるべきです。
②文字単価0.4円以下の案件は受注しないこと
文字単価0.4円以下の案件は、受注しても時間の無駄です。
低単価な案件は初心者でも受注しやすいメリットはありますが、それ以上にコスパの悪さがデメリットとなります。
スキルや実績がない時期は、あえて低単価の案件を選ぶことも間違いではありません。
それでも、文字単価0.5円以上の案件から選択しましょう。



文字単価0.5~0.9円の案件は実績づくり。1.0円以上は収入アップを意識しよう。
③時間がかかる原因や苦手意識を把握すること
ライティング業務で「時間がかかる」と感じた場合は、どこに原因があるのかを把握しましょう。
執筆が遅いのかリサーチしすぎなのか、原因を把握できないと適切な対策を立てられません。
執筆しながら「やりづらさ」を感じることがあれば改善のチャンスです。
この記事で紹介した原因と対策も参考にしながら、課題解決に取り組んでみてください。
稼げるWebライターは働き方を工夫している|作業効率を改善しよう


Webライター初心者が稼げない理由は、執筆以外の作業に必要以上の時間をかけてしまっていることです。
執筆の前後も含めて、作業効率を改善することが時給アップにつながります。
作業効率を改善できれば、記事執筆にかける集中力が増すでしょう。
執筆に集中することで記事の品質が高まり、クライアントの評価も得られます。
つまり、作業効率を改善してクライアント評価を上げることが、稼げるWebライターへステップアップする秘訣です。



自分自身の働き方を振り返りながら、工夫できるポイントを見つけてみましょう。


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