
Webライターになったけど、確定申告ってどうすればいいの?
僕は初めての確定申告で「何すればいいの?」と途方に暮れた記憶があります。
いまでは慣れましたが、当時はけっこうイライラしながら作成していました。



売掛金って何だよ!?



経費の科目がわかんねーよ!
おそらく多くのWebライターが、確定申告に苦戦したのではないでしょうか。
そこで、Webライター50名を対象にアンケート調査してみました。
- 確定申告に苦戦した?
- 苦戦した理由は?
- どうやって解決した?
アンケートの結果から「どうすれば苦戦せずに済むのか」を分析してみます。
アンケート調査|確定申告で困ったことある?


(調査媒体:クラウドワークス)
確定申告の経験があるWebライター「50名」にアンケート調査を実施しました。
ある:64%(32名)
ない:36%(18名)
アンケート結果では、Webライターの過半数が「確定申告に困ったことがある」と回答しています。



3人に2人の割合で困ってるんだね。
確定申告に困った理由は?


確定申告に困ったことがある回答者(32名)を対象に「困った理由」を調査してみました。
アンケートから得られた回答を分類すると、以下の5パターンに分けられます。
- 50%(16名)
確定申告の方法が分からなかった - 19%(6名)
経費の扱いに迷ってしまった - 16%(5名)
必要なものが揃っていなかった - 6%(2名)
マイナンバーカードの扱いに困った - 9%(3名)
その他(少数意見)
もっとも多い理由:「確定申告の方法」に悩んだ
半数の回答者が「確定申告の方法」を悩んだ理由に挙げていました。
とくに以下の意見は、多く回答者が悩んでいる傾向にありました。
- 初めての確定申告では、手順の理解に苦労した(30代・女性)
- 書類が多いし、書き方の説明も見つけられなかった(40代・女性)
- 青色と白色のどちらを選べば良いか悩んだ(40代・男性)
- そもそも自分が申告すべきなのかどうかを判断できなかった(40代・男性)
初めての確定申告では、ほとんどの人が手順(書き方)の理解に苦戦しています。
手順を覚えようにも「初めて見る単語」だらけで、なかなか理解できなくても無理はありません。
困ったときどのように対処した?
確定申告の方法に悩んだ回答者は、以下3パターンの方法で対処したようです。
50%(8名):税務署に問い合わせした
25%(4名):ネットで調べた
25%(4名):詳しい知人に聞いた
とくに初めての確定申告に苦戦した回答者は、税務署のサポートを利用して解決した傾向にあります。
人によって収入源や収益額が異なるので、自分に合った対処法を判断するには「税務署への問い合わせ」が堅実な手段です。
- 副業の申告だったので、間違えないよう税務署に何度も確認しました(20代・男性)
- 分からないことを税務署に相談した。ちょっと話がかみ合わず困った経験あり(40代・男性)
- 管轄の税務署に電話相談しました。記入後も間違いがあったけど、税務署のサポートで再提出できた(30代・女性)



自分が「どこまでやればいいか」なんて、最初は判断できないよね…
次いで多かった理由:「経費の扱い」に悩んだ
申告方法に次いで、多くの回答者が「経費の扱い」を悩んだ理由に挙げていました。
「どこまで経費に含めていいのか」の判断に迷ってしまうことがおもな要因です。
- 取材で使用した交通費やカフェ代を申告して良いか迷った(40代・女性)
- 含めて良い範囲の判断基準が分からなかった(50代以上・男性)



Webライターに限らず、経費の扱い方は定番の悩みだよね(笑)
困ったときどのように対処した?
経費の扱いに悩んだ回答者は、以下3パターンの方法で対処したようです。
50%(3名):税務署に問い合わせした
33%(2名):ネットで調べた
17%(1名):詳しい知人に聞いた
やはり経費の扱いについても、税務署のサポートを利用した回答者が多い傾向にありました。
書き方や判断基準のように「人によって対応が異なること」は、税務署へ問い合わせることをおすすめします。



誰にも当てはまる共通的な悩みであれば、ネットの情報でも解決できそうです。
その他の少数回答
アンケート結果には、以下のような少数回答もありました。
- PCの故障で会計のデータがふっとんだ(40代・女性)
- 申告書の書式が毎年変わるので困る(30代・男性)
- 単純に資料作成がめんどくさい(40代・男性)
アンケートでは少数意見でしたが、上記の回答は「よくある困りごと」だと思います。
とくに会計データの入力や書式の理解など、確定申告には手間を感じる作業が多いことも事実です。



データが吹っ飛ぶのは、さすがにゾッとするね…
困ったときどのように対処した?
- 火事場のくそ力?同業者のサポートも得ながらなんとかした(40代・女性)
- 知人にサポートしてもらった(30代・男性)
- めんどうだけど時間をかけて対応するしかない(40代・男性)
回答を見ると「知人のサポートを受けた」「時間をかけた」といった対処方法でした。
また、手間を感じている回答者の多くは、確定申告の「ツールやソフト」を利用していない傾向にあります。
- PCでデータを保管しなくて良い
- 申告書の書き方を理解しなくても良い
そんな手段を見つけられれば、負担を軽減できるのではないでしょうか。
確定申告に困らなかった理由は?


確定申告に「困らなかった」と回答した人にも理由を確認してみました。
アンケートから得られた回答を分類すると、以下の4パターンに分けられます。
50%(9名):Webサービスを利用しているから
22%(4名):まだ収入が少ないから
17%(3名):外部委託しているから
11%(2名):その他(少数意見)
もっとも多い理由:「Webサービス」を利用しているから
半数の回答者は、以下のような「Webサービスの利用」を理由に挙げていました。
- 国税庁のWebサービス(e-Tax)
- クラウド会計ソフト
とくに「指示に従って入力するだけだった」といった回答が多く見られました。
- Webサービスの指示どおりに入力するだけだった(30代・女性)
- クラウド会計ソフトでスムーズに入力できた(50代以上・男性)
- クラウド会計ソフトが会計から申告書の作成までサポートしてくれた(40代・女性)
Webサービスは、ガイダンスに従いながらデータ入力するだけで申告書を作成できます。
「どこに何を書けばいい?」の判断を省略できることが、難易度を下げている大きな要因です。



必要なデータさえ入力すれば、あとは勝手に割り振ってくれます。
とはいえ、売上や経費の入力で「判断が必要となる要素」もあるようです。
- 売上・売掛金の判断
- 経費に含めて良いかどうかの判断



Webサービスを利用する場合も、把握しなきゃいけないことがあるんだね。
どのWebサービスを利用してる?
- クラウド会計ソフト freee(1名)
- やよいの青色申告 オンライン(4名)
- マネーフォワード クラウド確定申告(1名)
- 国税庁の専用Webサイト(3名)
上記は、回答者の利用するおもなWebサービスです。
クラウド会計ソフト「やよいの青色申告 オンライン」の利用者が最多の4名でした。



僕自身も「やよいの青色申告 オンライン」を利用しています。
確定申告をどのような方法で実施してる?


アンケート回答者に「確定申告の方法」を調査したところ、以下の結果となりました。
- 42%(21名)
手書きで提出、税務署で作成 - 30%(10名)
会計ソフト(クラウド型)を利用 - 4%(2名)
会計ソフト(インストール型)を利用 - 8%(4名)
外部委託 - 26%(13名)
分からない(詳しくない)
困ったことがある人は会計ソフトの利用割合が低い


アンケート結果から「確定申告に困った経験がある32名」を抽出すると、下記の傾向がわかりました。
- 税務署で作成している人(手書き・e-Tax)の割合が過半数を超えている
- クラウド型の会計ソフトは全体の割合から大幅に下がっている(30%→13%)
- 外部委託している人は困っていない
確定申告に困った経験がある人の「53%」は、以下の方法で提出していることがわかりました。
- 手書きで作成して税務署に提出している
- 税務署で相談しながらe-Taxで作成している



そもそも「困って相談したい」から税務署で作成するのかもね。
また、クラウドの会計ソフトや外部委託を利用している人は、全体の割合から数値が下がっていました。
一部のクラウド会計ソフトの利用者は「経費の扱いに迷った」と回答しています。
困ったことがない人は会計ソフトの利用割合が高い


アンケート結果から「確定申告に困った経験がない18名」を抽出すると、下記の傾向がわかりました。
- クラウド型の会計ソフトの占める割合がもっとも高い(33%)
- 税務署で作成している人(e-Tax)は全体の割合から大幅に下がっている(53%→28%)
- 手書きで作成している人はいなかった
確定申告で困ったことがない人の「33%」は、クラウドの会計ソフトを利用していました。
また、税務署でe-Taxを利用している人は、全体の割合から数値が下がっていました。
一部のe-Taxの利用者は「まだ収入が少ないから」といった理由で、現状に負担を感じていないようです。



さすがに手書きで困らずに作成している人はいませんでした。
【まとめ】確定申告はクラウド会計ソフトがおすすめ


- 多くのWebライターが確定申告で苦戦した経験あり
- 苦戦したときは「税務署への問い合わせ」が基本
- クラウド会計ソフトの利用者は困っていない傾向にある
- 外部委託する人はほとんどいない(全体の6%)
アンケートの調査結果をまとめると、上記のような傾向を把握できました。
多くのWebライターが確定申告で苦戦した経験があり、税務署のサポートを受けながら対応しています。
一方で「クラウド会計ソフト」の利用者は、比較的困っていない傾向にあるようです。
「確定申告の作成に不安がある」
「確定申告の負担を軽減したい」
そんな悩みを抱えたときは、クラウド会計ソフトの活用を検討してみてください。



下記の記事でクラウド会計ソフトの「使用例」を解説しています。気になる人は、ぜひ参考にしてください。


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