
SEOライティングって、Webライティングとは何が違うの?



SEOライティングは、Web記事を検索上位に表示するためのテクニックです。
今回はこれからSEOライティングを学ぶ初心者に向けて、検索順位を上げるためのテクニックを紹介します。
まとめの見出しには、学習効果を高めるための「理解度チェック」も用意しています。



個人的に実用している参考書籍も紹介するので、より深く勉強したい人はぜひ参考にしてみてください。
執筆者プロフィール


- Webライター(3年)
- Webディレクター(1年)
- 元システムエンジニア(8年)
システムエンジニアの激務にギブアップ。
未経験からフリーランスのWebライターに転身。2つのブログを運営しています。
SEOライティングとは|検索順位を上げるための書き方


SEOライティングとは、Web記事を検索上位に表示するための執筆テクニックです。



Webライティングとの違いはあるの?
SEOライティングもWebライティングも「読者に伝わる文章を書く」といった観点は同じです。
ただし、SEOライティングのほうが、検索エンジン(Googleなど)を意識した執筆テクニックとなります。
SEOのコツ①|読者に評価される記事を書く


SEOライティングの基本は、Webライティングと同様に読者を意識することです。
読者の検索ニーズを想定して、価値のある情報を伝えましょう。



読者を意識したWebライティングの基本は、別講座で詳しく解説しています。


SEOのコツ②|検索エンジンに評価される記事を書く


SEOライティングは、検索エンジンを意識することも重要です。
SEOは「検索エンジン最適化」とも呼ばれ、評価を高めることが検索順位の向上につながります。
つまり、SEOライティングとは、検索エンジンに伝わりやすい文章を書くことです。



今回紹介するSEOの施策は「内部対策」とも呼ばれています。
SEOの実践テクニック|読者向けの6つの対策


SEOライティングには、読者を満足させるための対策が必要不可欠です。
初心者でも実践できる6つの基本テクニックを学んでみましょう。
第一に結論を書く


SEOライティングの基本は、結論を最初に伝えることです。
文章を「結論→理由→具体例」の順序で読み進めることで、読者はストレスなく内容を理解できます。
結論がわからない状態で具体例や共感を示しても、読者の頭は受け入れる準備が整っていません。
とにかく「第一に結論!」と、自分のルールに落とし込みましょう。
単語や類義語の表記を統一する


本文で使用する単語や類義語は、表記の統一を心がけましょう。
表記にバラつき(表記ゆれ)があると、読者の認識に迷いが生じてしまいます。
単語?ワード?
単語の表記は統一すべきです。なぜなら、読者がワードの意味を正しく判断できないから。
ユーザー?読者?
Webライティングは検索ユーザーを意識することが大事です。なぜなら読者に伝わりやすい文章を書くことが大切だから。
同じ意図で書いたつもりでも、無意識に異なる表現を使用してしまうこともあります。
バラバラな表記では、読者が「別の要素」と認識してしまうこともあるので注意しましょう。
共起語を意識して本文を書く


SEOライティングでは、記事の本文に共起語を含めることも効果的です。
特定のキーワードと「一緒に検索されやすいキーワード」を指します。
たとえば、キーワード「Webライティング コツ」の共起語を調査すると、上図のようなキーワードが使用されていました。
共起語を上手く活用することで、読者が検索キーワードから連想する内容へとスムーズに導けます。



共起語を調べるときは、Webサービス「共起語検索ツール」が使いやすくて便利です。
読者に合わせた専門用語を使う


専門用語は、読者のターゲット像に合わせて使用しましょう。
初心者をターゲットとするようなノウハウ系の記事は、わかりづらい専門用語を簡単な言葉に言い換えると読者の理解度が増します。
しかし、経験者がターゲットとなる場合は、ムダな言い換えが逆効果となることもあるため使い分けが大切です。
読者に不要な情報を記載しない


読者が求める情報を過不足なく伝えることが、SEOライティングの重要なポイントです。
必要な情報を漏れなく伝えることはもちろんですが、不要な情報を省くことも意識してください。



2018年3月以降に実施されたGoogleの「コアアルゴリズムアップデート」では、読者に不要な情報を多く記載するページほど検索順位を下げる傾向にあるようです。
権威性を示す


Googleは「E-E-A-T」をコンテンツの評価指針としており、記事の権威性を重要視する傾向にあります。
E:Experience(経験・体験)
E:Expertise(専門性)
A:Authoritativeness(権威性)
T:Trustworthiness(信頼性)
実績やスキルなどのアピールできる情報があれば、筆者のプロフィールに提示しましょう。



権威性を示すことで、本文の内容に説得力が生まれます。
SEOの実践テクニック|検索エンジン向けの6つの対策


SEOライティングには、検索エンジンの評価を高めるための工夫も重要です。
初心者でも実践しやすい6つの基本テクニックを学んでみましょう。
キーワードを記事タイトルと見出しに含める


記事タイトルと見出しには、キーワード(検索ワード)を含めましょう。
検索エンジンは、記事タイトルと見出しのキーワードから「記事のテーマ」を判断します。
また、記事タイトルや見出しにキーワードを含めることは、読者に記事の内容をスムーズに伝えることにも効果的です。
キーワードをタイトルや本文の前半に記載する


キーワードは、タイトルや本文の前半部分に含めることを意識しましょう。
前半部分に重要なキーワードを入れることで、読者が注目しやすい効果も期待できます。
ただし、記事タイトルの文字数は「28~32文字程度」が基本です。
限られた文字数で記事テーマを伝える必要があるため、不自然なタイトルとならないよう注意しましょう。
見出しタグを正しい階層で使う


見出し(<H>タグ)は、正しい階層構造で使用しましょう。
「H1、H2…」のように、階層が下がるにつれて番号が増えます。
H1:大見出し(タイトル)
H2:中見出し
H3:小見出し
H4:小見出しの補足
検索エンジンも見出しタグの順序から記事構成を把握するので、基本的なレイアウトを意識しましょう。
指示代名詞を多用しない


「これ」「それ」「あれ」などの指示代名詞は、本文中での使用をできる限り控えましょう。
検索エンジンのアルゴリズムは、指示代名詞が指す対象を理解できません。
また、読者は文章を途中から読むこともあり、指示代名詞が適切に伝わらないこともあります。



検索順位に影響を及ぼす可能性も否定できないため、具体的な主語の使用をおすすめします。
記事内URLはテキストリンクを使用する


記事内にページリンクを入れる場合は、URLをそのまま記載せずにテキストリンクを使用しましょう。
テキストリンクを使用することで、読者や検索エンジンにリンク先の情報を伝えられます。
ただし「ここをクリック」のような意味のないテキストではなく、リンク先の内容が伝わるキーワードを設定しましょう。
画像のaltタグに補足を入れる


画像ファイルのaltタグには、画像の概要や説明文を記載しましょう。
altタグに情報を設定することで、画像検索での上位表示を獲得できる場合があります。
altタグに設定する内容は、画像にタイトルを付けるようなシンプルな説明が理想的です。



長文を記載せず、10〜20文字程度で設定しましょう。
今回のまとめ|理解度チェックでおさらいしよう!
今回はこれからSEOライティングを学ぶ初心者に向けて、検索順位を上げるためのテクニックを紹介しました。
学習した内容を理解度チェックでおさらいしてみましょう。
理解度チェック(タップで開く)
- Web記事を検索上位に表示するための執筆テクニック
- 読者に内容が伝わりやすい文章であること
- Googleの検索エンジンが評価しやすい文章であること
- 第一に結論を書く
- 単語や類義語などの表記を統一する
- 共起語を意識して本文を書く
- 読者に合わせた専門用語を使う
- 読者に不要な情報を記載しない
- 権威性を示す
- キーワードを記事タイトルと見出しに含める
- キーワードをタイトルや本文の前半に記載する
- 見出しタグを正しい階層で使う
- 指示代名詞を多用しない
- 記事内URLはテキストリンクを使用する
- 画像のaltタグに補足を入れる
SEOライティングで重要視すべきことは、Webライティングと同様に「読者ファースト」です。
Googleの検索アルゴリズムは、読者の満足度を高く評価します。
今回紹介したSEOライティングのコツを駆使しながら、まずは読者が求める情報を伝えられる記事を執筆してみましょう。
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