個人的なことですが、システムエンジニアの仕事を辞めました。
いまは、フリーランスとして活動しています。
フリーランスと言っても、仕事の種類はさまざまです。
そして、僕は数ある仕事から「Webライター」を選びました。
ちなみに、過去にライターの仕事経験はありません。

駆け出しの初心者Webライターです。
- Webライターって初心者でもできる?
- Webライターって、どんな仕事内容?
- フリーランスのライターって稼げる?
今回の記事は、こんな疑問に答えてみます。
これからWebライターを目指す人は、これから紹介する感想や体験談を参考にしてみてください。
フリーランス|クラウドソーシングを使ってみた


僕はクラウドソーシングサービスを利用して、Webライターの仕事を受注しています。



(追記)2022年現在は、Webディレクターに転身しました。
クラウドソーシングサービスは「インターネット上で探せる在宅ワーク」のようなものです。
- 自宅で作業できる
(通勤不要!) - 好きな時間に作業できる
(昼からエンジンかかるタイプ!) - 営業しなくて良い
(突撃訪問?なにそれ?)
ザックリと書きましたが、上記のようなメリットがあります。
クラウドソーシングサイトって何がある?
クラウドソーシングサイトは、探してみると結構たくさんあります。



僕は「クラウドワークス」と「ランサーズ」を利用しています。
ライターの仕事を始めるときに色々と調べましたが、多くのサイトで「ライターとして仕事をするのにおすすめ」と紹介されていました。
未経験から始めるWebライターは、まず「クラウドワークス」と「ランサーズ」を利用するようです。
クラウドワークスとランサーズに違いはある?
結論から言うと、クラウドワークスとランサーズに大きな違いはありません。
どちらも案件数200万件以上の、実績ある大手サイトです。
強いて言えば、ランサーズのほうが「ライター向け」に特化している印象はあります。



じゃあ片方だけ登録すればいいのかな?
クラウドワークスとランサーズは、両方登録することをおすすめします。



もちろん片方だけでも問題はありません。
どちらのサイトも、紹介されている案件は似たような内容です。
しかし、まったく同じ案件ではありません。
フリーランスのWebライターは、数ある仕事から「できそうな案件」「やってみたい案件」を自分で探す必要があります。
とはいえ、初心者の場合は、自分に合った案件を簡単には見つけられません。
両方登録しておけば選択肢が増えるので、条件に合う仕事を見つけやすくなります。
Webライター|初心者が案件を受注してみた


Webライターの案件は、おもに「プロジェクト」「タスク」「コンペ」の3種類に分かれます。
初心者がタスク形式の案件を受注してみた感想
僕はWebライターの経験もなければ、クラウドソーシングを利用するのも初めてでした。
最初は右も左もわからなかったので、とりあえず簡単そうなタスク形式の案件を受注していました。
10件くらいやってみた感想としては、報酬が10円~200円と安価だったのでコスパが悪いです。



クラウドソーシングサイトの使い方を理解できたので、無駄ではなかったと前向きにとらえています。
Webライター初心者の収入|初心者は稼げるのか?


僕の経験から言うと、Webライター初心者は稼げません。
理由は色々とあります。
- 初心者は文字単価が安い
- 高単価の案件に対応するスキル(経験値)がない
Webライターの報酬は、一般的に「文字単価」で支払われます。
たとえば、3,000文字の記事を文字単価1.0円で執筆したら報酬は3,000円です。
僕が初めて受注した案件は、文字単価0.5円で3,000文字の記事でした。



納品まで5時間くらいかかったので、時給にすると…300円!?
時給換算するとビックリしてしまう金額ですが、最初は仕方がないことです。
スキルが不透明なWebライターには、クライアントも高い単価をつけられません。
ライターとしての収益を増やすには、文字単価を上げる必要があります。
最初は低い単価でも、長期的に契約してくれるクライアントであれば、契約更新時に単価アップの交渉も可能です。
経験を重ねてアピールできる実績を増やせば、高単価の案件を受注する際のアピールポイントとなります。
- 継続的に契約を更新しながら単価を上げていく(評価を上げる)
- 経験を積んで実績をアピールして高単価の案件を受注する
開始2ヶ月目までの実際の収益
Webライターを開始して2ヶ月目までの収益は、下記のような結果となりました。
1ヶ月目 | 2ヶ月目 | |
---|---|---|
作業日数 | 15日 | 10日 |
収益 | 約2万円 | 約5万円 |
文字数 | 約4万文字 | 約6万文字 |
文字単価 | 0.5円 | 0.8~1.0円 |
1ヶ月目は文字単価0.5円のクライアントと契約して、ひたすら記事を書いていました。
月収は「約2万円」です。



アルバイトなら2日で稼げるような額ですね(笑)
2ヶ月目はもう少し収益を増やしたいと思い、少し単価の高い案件を受注しました。
結果的に、月収は1ヶ月目の2倍以上です。



実は年末だったので少しサボってしまい、作業日数は少し減りました。
でも、記事の執筆に慣れたので作業スピードが上がりました。
個人ブログ|せっかく書いた記事は自分の財産にしたい?


Webライターの仕事にも慣れ、いつものように案件を探しながら、ふと思いました。



Webライターの案件は、相変わらず単価が低いな。
…あれ?
少ない報酬で記事を書くより、自分のブログを書いたほうがいいのではないか?
執筆作業は想像以上に時間がかかる
Webライターのおもな仕事は、だいたい「3,000~10,000文字」の記事執筆です。
Webライターの仕事を始めた当初は、依頼された記事の文字数が多いと「時間がかかりそうだな…」と思うこともありました。



8,000文字の記事は2日間かかるけど、3,000文字の記事は半日で終わる。
そんなイメージでした。でも、実際は少し違いました。
記事の執筆は、文字数が多いほど所要時間が増えます。
しかし、所要時間が増えてしまう原因は、文字数ではなく調査の対応でした。



たった3,000文字の記事でも、自分の知らないテーマであれば調査に多くの時間がかかります。
一方で自分の得意分野であれば、8,000文字の記事でも頭に自然と文章が浮かんでくるので、意外に時間がかかりません。
ひたすら調査する日々
過去に旅行サイトの案件で「インドのおすすめな観光地」を紹介したことがあります。



…インドに行ったことないよ?
インドを想像して浮かんでくるイメージなんて「カレー」か「ガンディー」くらいです。
でも、記事は執筆できました。
時間をかけて調査して、行ったことがあるかのように書けば良いのです。
とはいえ、何かをおすすめしようにも「自分の知らないこと」は紹介できません。
だから、インドの観光スポットを必死に調べました。
「どのような観光地」があって
「なぜおすすめなのか」をまとめて
「わかりやすい文章」で執筆して
「他社(他者)の記事」と類似していないかチェックして…



なぜ行く予定もないインドのことを、こんなにも時間をかけて紹介しているんだろうか?
しかも、少ない報酬で。
個人ブログを書いたほうがいい?
クラウドソーシングサイトに掲載された案件を眺めていると「低単価」の案件が目立ちます。
「報酬500円。10分で終わる簡単な作業です。」
こんな謳い文句の作業もありますが、実際にやってみると手順がめんどくさい。



結果的に1時間くらいかかることもありました(経験者談…笑)
それは、記事の執筆も同じです。
文字数だけ見るとすぐに終わりそうでも、実際には思わぬ時間がかかります。
- 調査にかかる時間
- 執筆に用いるツールの使い勝手
- 担当者のレスポンス
- 添削結果にともなう修正作業
時給に換算してみると「500円!?」なんて驚くことも。
お金を稼ぐことだけ考えたら、アルバイトをしたほうが効率的なのかもしれません。
これなら自分のブログに書いたほうが、将来的に「報酬以上の価値」になるんじゃないかと率直に思いました。



そして今、ブログを書いています。
最後に|Webライター初心者は稼ぎが安定するまで苦労する


フリーランスになり、Webライターの仕事を始めて、個人的には良かったと感じています。
自宅で作業できる毎日を過ごしていると、早起きして通勤していたころが懐かしいです。
とはいえ、最初は不安もありました。



いまでもWebライターとして、収入が安定しているとは言えません。
お金を稼ぐのって大変です。
Webライターの仕事に慣れない時期は、作業に時間もかかるしストレスも溜まります。
姉妹ブログ「ぎょぎょさんぽ」を始めてみたけど、100円を稼ぐのに半年かかりました。



僕と同じように「個人ブログを持つWebライター」に一言。
もし時間をかけて報酬の少ない記事を書いているのであれば、その時間で自分の個人ブログを書きましょう。
すぐには効果を実感できませんが、将来的に大きな財産となるはずです。
[補足]じゃあなんでWebライター続けてんの?



Webライターは辞めたほうがいいの?



今回の記事は「Webライターは稼げない」って印象が強かったので少しだけ補足します。
Webライターの仕事といっても、簡単な案件もあれば難しい案件もあります。
難易度によって報酬単価もさまざまです。
今回紹介した内容のように「時間がかかるけど調べれば誰でも書ける記事」は、単価が低い傾向にあります。
一方で経験やスキルを活かして執筆するような「専門性のある記事」は、比較的に高単価の案件が多いです。



僕もエンジニア職に関する記事を、文字単価1円以上で受注していました。
継続して実績を積めば、単価を上げてくれるクライアントも少なくありません。



サボらずにコツコツと活動できる人は、Webライターとして十分に稼げますよ!


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