いつの間にか、もう12月末です。
ずいぶんと寒い日が続くようになりましたね。
最近のことを振り返ってみると忙しい日々でした。
新しいクライアントさんとの仕事を始めたり、
スキルアップのための勉強を始めたり…
環境に変化があると、落ち着くまでに時間がかかります。
今回は、そんな忙しい日々で「少し試してみたこと」についての雑談です。
時間の使い方を見直す必要があった
忙しくなり、仕事に費やす時間が増えました。
やりたいこと、やらなきゃいけないことがたくさんある。でも、1日にできることは限られている。
ふと気になって、とある平日の行動を振り返ってみました。

「この時間、この行動って本当に必要かな?」と思える部分が多々ありました。
そもそも、仕事しているはずの時間帯にスマホをいじってました。「ちょっと休憩」のつもりが「ずっと休憩」になっていました。
いつも2日間で対応していた仕事も、無駄を省けば1日で終わっていたかもしれません。
なんだか、すごくもったいないことをしている気がしてきた。
SNSから離れてみた

振り返ってみると、仕事が忙しいはずなのに集中できていません。
目的もなくスマホを見ている。
無意識にTwitterを眺めている気がする。
目的なくTwitterを見ていると、いつのまにか想像以上の時間を奪われています。Twitterにはさまざまな情報があふれ、リアルタイムで更新されているから。
ありとあらゆるカテゴリの情報が、次々と頭の中に押し寄せてくる。
一歩足を踏み入れると、なかなか抜け出せない。
居心地が良いのか、情報量の多さに思考停止しているのか分からないけど…

Twitterは有益な情報も手に入ります。ローカルな情報の収集にも便利です。
でも冷静に振り返ると「費やした時間と得られる情報が釣り合っていない」と感じます。
最近は「SNSの問題」がよく話題になります。
誹謗中傷や政治への不満。みんながハッシュタグを使って盛り上がっています。
興味はないし関わるつもりもない。
でも、情報が勝手に飛び込んでくる。
その情報が自分にとって関係なくても興味がなくても、きっと頭が勝手に意識してしまうのでしょう。
「それは違うでしょ?」とか「この人たち何をしてるんだろう…」って。

ポジティブな話題もネガティブな話題も、好奇心が無意識に追いかけてしまいます。ただ、追いかける目的(ゴール)がないので、止め時が分からないのです。
結果的に時間だけを奪われてしまった。
仕事が進んでいないので、ちょっと後悔してしまう。
だからSNSから離れてみることにした。
結果的に離れて良かった
SNSから離れるため、TwitterとInstagramのアプリを隠しました。
そして、1週間が経過して「とくに困らないな」と感じました。たぶん、それほど積極的に活用していなかったからでしょう。
さらに1ヶ月が経過して、さまざまな変化を体感しました。
良い変化①:無駄な時間が減った

Twitterで「今日は何をつぶやこうかな?」と考える時間が減った。
Instagramで投稿写真のタイトルを「どうしようかな?」と考える時間が減った。
大したことではないのですが、慣れていないから30分くらいかかっていました。
Twitterにつぶやいた後で「これ、つぶやく必要あったかな?」と考えてしまうこともありました。
そんな時間が減りました。
良い変化②:仕事に集中できた

SNSから離れたことで、仕事に集中できました。とはいえ、急に集中力が向上したわけではありません。
今でも集中力は1時間くらいで切れます。
変わったことは「集中力が切れてからの行動」です。
以前までは集中力が切れるとスマホ(SNS)をいじっていました。でも最近はスマホをいじる代わりに、ストレッチしています。
イスから立ち上がって、5~10分くらい体を伸ばしたりひねったりするだけの簡単な動作です。ずっとイスに座って作業していると体に負担がかかるのか、行動の変化が疲れを軽減してくれました。
良い変化③:無駄なストレスが減った

「どんな神経をしていたらこんなことが言えるんだろう?」
「どう思う?と言われても、何があったのか分からんし…」
SNSを眺めていて、たまに思うことです。
自分に関係のない情報でも、目に入ってくると無意識に何かを考えてしまいます。
芸能人の不倫に対して感情的になるのと同じです。脳が勝手に「自分事」と判断してしまいます。
見ず知らずの誰かに対して不満を感じるのは危ないことだと思います。なぜなら、その感情を吐き出す手段が少ないからです。
アンチのように批判をぶつける勢いがないと、自分の内側にため込むしかない。
…ちょっと待って。何のためにイライラしてるの?

人間関係にストレスはつきものです。リアルな関わりがなくても、人と人が簡単につながるSNSならなおさらです。
SNSを離れることは、ある意味で人とのつながりを断つことでもあると思います。
人との距離を置いたことで、少しだけストレスから解消された気がします。
悪い変化:世の中の状況が分からなくなった

僕はテレビを見ることが少ないので、世の中の情報が入ってこなくなりました。
普段から積極的に情報収集しているわけではなかったので、SNSからの情報がないと世の中の状況が分かりません。
とくにローカルな情報が入ってこなくなりました。たとえば「○○水族館に珍しいサメが入った」とか(これ割と重要)。
「〇月〇日に××でイベントがあるらしいよ」の情報が、行動のきっかけとなることもあります。
SNSにそれほど力を入れていないつもりでいたけど、実際は情報収集のほとんどをSNSに頼っていたのかもしれません。

たまにテレビも見るので、世の中の情報は少しだけ入ってきます。でも、経済の大きな話題やスポーツの結果くらいです。
テレビで報道するほどでもない情報が、個人的に重要なこともある。
「いつどこでだれに何が起きたのか、もしくは何も起きていないのか」それすら分からない。
これはこれで不便だなと感じました。
デジタルデトックスと呼ぶらしい

今回は半年以上の期間、SNSから離れてみました。
スマホやパソコンを一定期間だけ使わないようにすることを「デジタルデトックス」と呼ぶそうです。
この記事を書くために色々と調べていたら、この言葉を見つけました。そして、デジタルデトックスには、多くのメリットがあるようです。
メリット①:脳の疲労回復
スマホやパソコンが「脳に与える疲労」は、想像以上に多いそうです。
目から入る情報はかなり多く、文字の情報だけではなく光や色も負担を与えます。
メリット②:睡眠の質が向上する
スマホやパソコンを見る時間が減ると、睡眠の質や寝つけが良くなります。
睡眠の質が悪化するおもな要因は、ブルーライトの影響です。目はブルーライトを太陽光と勘違いして、活動のスイッチが入ってしまいます。
たしかに寝る前にスマホを眺めていると、なかなか寝付けないことがあったかもしれません。
メリット③:精神的な疲労(SNS疲れ)の軽減
最近は「SNS疲れ」がよく話題になります。人間関係の心理的ストレスとも言い換えられる問題です。
- 現実の知り合いとつながっていると、関係性を崩さないように気を遣ってしまう
- SNSのつながりに対して、自分がどのように映っているのかを気にしてしまう
- 価値観の違うフォロワーに対して、何も言えずにモヤモヤする(トラブルを避けたいから)
最悪のパターンは「どこの誰かも知らない人」から急に噛みつかれることです。とくに芸能人が頭を抱えている印象があります。
単なる嫌がらせの場合もあれば、正論をぶつけられていることもあるでしょう。どちらにしても、乱暴な言葉は人を傷つけてしまいます。
誰もが感情を持っているからね。
SNSは「やりすぎ注意?」
最近はテレワークの需要が増え、自宅で働く人が増えました。
僕もその一人です。
自宅で仕事をすると、どうしても集中力が切れてしまいます。それも当然です。そもそも自宅が仕事をする環境ではなかったから。
自宅での仕事に集中するためには、集中できない原因の分析と対策が必要でした。

僕の場合、集中力が切れる原因はSNSでした。だから一時的に「SNSから離れること」で対処しました。
時間とストレスの無駄が削減できたので、結果的にやって良かったです。
…こんな話をすると「SNSなんて止めた方が良い!」って聞こえるかもしれませんね。
でも、そんなことはありません。

最近はSNSに対する問題が色々とありますが、メリットもあるはずです。
さまざまな情報が素早く手に入ることは、SNSの魅力だと思います。とくにローカルな情報は、SNSで収集するのが最も効率的かもしれません。
ただし、情報量の多さに疲れることがあるのは確かです。求めていないネガティブな情報も簡単に届いてしまいます。
そんなときに、2~3日や1週間程度のデジタルデトックスは効果的です。
避暑地や別荘にちょっと遊びに行く感覚に近いかもしれません。「都会の喧騒に疲れたので息抜きしてきます」ぐらいの感覚かな。

最近、忙しさやストレスを感じることはありますか?
その原因が「SNSかも!?」と思ったとき、デジタルデトックスはおすすめですよ!
少しだけ冷静になって考えてみましょう。
「SNSの情報に疲れを感じる15分間」
「お菓子を食べてゴロゴロする15分間」
どちらが幸せを感じますか?
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